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←9:ブダペスト発ウィーンまで 国際特急列車railjetの旅からの続き
railjet(レイルジェット)でウィーン到着後、中央駅地下のUバーン(地下鉄)駅のきっぷ自販機で3日間有効の市内交通乗り放題チケットを購入して、住宅地の中にあるホテルに向かいチェックイン。
ホテルの部屋は小ぎれいで快適そうだったがバスルームのドアがきちんと閉じないトラブルがあり、急いで修理してもらったりしていたらもう日が暮れた。
急いで背広姿に着替えてネクタイを締めて、再びUバーンに乗って向かった先は…
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フォルクスオーパー
直訳すると「ウィーン市民オペラ劇場」となる。
この劇場は、シュターツオーパー(ウィーン国立歌劇場)と並ぶウィーンを代表するオペラ劇場だが、市民劇場と名乗っているようにかなり気楽でリラックスした雰囲気で観劇を楽しめることで知られている。演目もオペラだけでなく、気軽なオペレッタやバレエからミュージカルまでと多彩だ。
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今夜ウィーンに到着早々にフォルクスオーパーで観るのは、オペレッタ「チャールダーシュの女王」。
ハンガリー出身の作曲家エメリッヒ・カールマンが手がけた有名作品で、身分違いの恋の顛末を賑やかにゴージャスに描いたオペレッタだ。もちろん、物語はハッピーエンドとなるので観ていてとても楽しい。
しかも、この「チャールダーシュの女王」は来年(2016年)には日本でフォルクスオーパーの引っ越し公演が行われることになっているそうで、その練習を兼ねてか突然日本語での歌が始まったりと嬉しいハプニングもあった。
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フォルクスオーパーからの帰り路、ホテル間近のUバーンの駅で降りて地上に登ってくると目の前に見えたのは、この大観覧車。
映画「第三の男」のクライマックスシーンの一つの舞台となるので有名なこの大観覧車があるプラーター公園の近くにホテルはある。
あの有名な「第三の男」のテーマ曲、アントーン・カラスのチターの旋律を思い浮かべて、思わず帽子を目深にかぶり直しながら人の気配の消えた深夜のプラーター公園を歩きホテルに向かった。
おやすみなさい…
2015年12月31日
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朝になったら、再びプラーター公園へ。
今日もUバーンに乗って、向かった先は…
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ウィーンの街の中心部にある市立公園スタッドパーク。
都心にあるのに木立が広がり川が流れ、静かな環境で朝の散歩を楽しむことが出来る。
そして、このスタッドパークのほぼ真ん中にあるのが…
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黄金に輝くヨハン・シュトラウス記念像。
これもウィーンの象徴とも言うべき有名観光スポットだが、今日は是非ともこのヨハン・シュトラウス2世の像に挨拶しておきたい。
なぜなら、これから向かう先は…
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何とまたしてもフォルクスオーパー!(笑)
昨夜の「チャールダーシュの女王」に続き、一晩明けたら今度はマチネ(昼間)公演を観るのだ。
演目は、御存知ウィーンの年末年始の風物詩とも言える超定番、ヨハン・シュトラウス2世作曲のオペレッタ「こうもり」!
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「こうもり」で大爆笑してからフォルクスオーパーを出ると、外はもう日が暮れていた。
大晦日の夜、ウィーンの街の中心部を歩いてみる。
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シュテファン大聖堂の前には特設ステージが組まれ、「チャールダーシュの女王」が歌われていた。
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…シュテファン大聖堂周辺のウィーン市街地中心部は大変な混雑で、歩くこともままならない有様なので早々に引き揚げることにする。
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そしてUバーンに乗って帰って来たプラーター公園もこの賑わい。
どうやら、大観覧車周辺で年越しのカウントダウンをやるらしいのでこのまま見ていくことにした。
大勢の景物人と一緒に大観覧車の前の広場に並んで、午前零時の瞬間を待つ…
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耳をつんざくような花火の爆裂音と頭上から降り掛かってくる火の粉、そして大歓声とシャンパングラス持参でその場で祝杯を上げるウィーンの人々と共に、プラーター公園で新年を迎えた。
明けましておめでとう2016年!
…さぁ、ホテルに帰って、寝る前にシャワーを浴びよう。何しろ本当に目の前で容赦なく花火を打ち上げるものだから、全身に火の粉と燃え殻をかぶって煤まみれだ!!(笑)
→11:ウィーンの元日 美術館巡りと国立歌劇場に続く
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