写真:世界遺産、東大寺大仏殿
←天文台嗜好症的黄金週間 4:臼田、森の中。深宇宙への入り口からの続きです
平成21年5月3日(憲法記念日)
早朝、京都府下の妹夫婦kamimogファミリーの住むマンションのある某ニュータウンまで帰って来た。
それでもまだ朝7時前。時間が早過ぎるので、ニュータウン近辺をクルマでぶらぶら。
山手幹線沿いに看板があったので寄ってみたこのお寺、何とあの「一休さん」が亡くなるまで住んでいた一休寺こと「酬恩庵」。
ここで一休さんが「死にたくないなぁ~」とか言いながら永眠された訳ですね。合掌。
さて時間も潰せたし、そろそろ妹夫婦も起きてるだろうからマンションに戻る。
クルマを来客者駐車場に入れて部屋に戻る途中で、妹の旦那kamiちゃんと会う。kamiちゃんはこれから出勤、ゴールデンウィークなのにホント大変だね。
明日は休めそうとのことなので、
「今日一日、辛抱して乗り切ってね。明日は一緒に遊ぼう、行ってらっしゃい」と送り出すが、デキル義弟はバリバリ働いてキャリアを積み重ねてるのに遊び人の義兄は毎日フラフラ遊び歩いて何やってるんだよ、ホント申し訳ないという気分。
mogmogの作ってくれた味噌汁を飲んで、シャワーも浴びてシャッキリしたところで、遊び人とその妹は今日も遊びに繰り出すのだ。
さて、今日は奈良に行こうかね~
木津駅で学研都市線からみやこ路快速に乗り換える。この列車も221系。
JR奈良駅に着いたら、早速「奈良のあいつ」が…
あいつが待ってるのか…
僕ら待たれてるから待ってないといかんのか、そうなのか…
気を取り直して、駅前へ。
風格ある寺社風の旧駅舎も健在なので嬉しいね。
風格ある旧駅舎が何か妙に薄っぺらい新駅舎の横に控えて保存されてるのは、台湾の高雄駅と同じ。そう云えば、旧駅舎のデザインも奈良駅と高雄駅は似ているような。
さて今日は修学旅行生宜しくベタに、大仏さんを見てから奈良公園で鹿さんにせんべいをあげようかねと思う。
でも、その前に奈良公園の近くにある有名な釜めし屋で食事をする。勿論、mogmogのリクエスト。
それにしても、京都嵐山のうなぎといい祇園の抹茶パフェといい大阪道頓堀のラーメンといい、女子は何故こんなに各観光地の名物食べ物に詳しいのか、何処から情報を掴んでくるのか…
鹿さんと釜めしの待ってる奈良公園に向かって、歩け歩け。
途中で見かけたクールなお店。
珈琲と果汁、か…渋いラインナップだぜ。残念ながら閉まっていたが。
奈良公園辺りに着きました。
春日大社一之鳥居。
国立博物館の横にある「釜めし 志津香」に向かうが…「おお!凄い行列」
何と2時間半待ち!昨日の中央自動車道の大渋滞以上に待ったぞ。。。
その苦労の果てに食べる、「奈良七種特製釜めし」。卵が乗ってるのが珍しい。
だしが効いてて、おこげが美味しかったです。
さて、腹ごしらえも済んだ。東大寺に大仏さんを見に行こう。
参道は大賑わい。
国宝・南大門が見えてきました。大仏殿の門だけあって、この門も相当デカイ。
御存知、金剛力士立像。
余りの迫力に、mogmogと同時に思わず「おおっ!」と声が出る。
「何か、恐いくらいだな…SFX映画より迫力があるぞ」
「奈良時代の人も、これを見たらビックリしたろうね」
「運慶と快慶って、天才だな~!」
南大門と中門をくぐって、いよいよ金堂(大仏殿)へ。
大仏殿の庇。
大きい大きい!「木のちから」を感じます!
「こんなに大きな建物、それも木でよく造ったね。途中でイヤにならなかったのかな」
フッフッフ、妹よ、実はこの大仏殿は江戸時代に建て直されたもので、千年以上前の奈良時代に建てられた初代大仏殿は何と!今の約1.5倍もデカかったのだよ。
「江戸時代の人も、あんまりデカいんでいい加減うんざりしてちょっと小さくしちゃったんじゃないのかな。まあそれでも世界最大の木造建造物な訳だが。やっぱり凄いぞニッポン人!以上、ミーちゃんの豆知識。」
大仏さん、盧舎那大仏。
喜多郎のシンセ音楽や宗次郎のオカリナが聴こえてくるようです(イメージが陳腐過ぎ?)。
横から見た「後光」。
「これだけ大きなものを鋳造して造る技術を持ってたのは、千年以上前には世界中でも日本だけだったらしい。ミーちゃんの豆知識その2!
やっぱり日本の物作りの精神は凄いぞ!
その精神が引き継がれて、世界初の超高速鉄道や世界でただ一つの惑星間軌道にまで届く固体燃料ロケットや人類史上初めて小惑星に離着陸した探査機につながっているんだなぁ(しみじみ)…
日本の技術はァァ世界一ィィイイ!」
「いいけどさ、それって、千年前の世界中のどこの国も、そんな無謀で大規模過ぎる公共事業をやりたくてもやれなかったってだけの話しじゃないの?」
うむむ。。。そう言われると確かにそうかも知れん。手塚治虫の「火の鳥」でもそんな話があったね、政治絡みの大仏建立事業のせいで古代日本の国家財政が破綻してしまうっていう筋だったと思うが。
「でもなぁ…多分、聖武天皇は本当に本気で、日本のために国民のためにと心底願って大仏さんを造ったんだと思うぞ。それくらい本気でないと、とてもじゃないがこれだけのものは造れないだろう…?」
それに見ろよ大仏さんのあのお顔を。見てるだけで極楽にいるような気分になる、実にいい表情じゃないか!
さて、大仏さんも見た。オトナの修学旅行奈良編、仕上げに鹿さんにせんべいを食べさせなければ。
先ずは鹿せんべいを買う。
これは。。。鹿も食べるそうだけど、ちょっと違うような気が…
あったあった、財団法人奈良の鹿愛護会の公式鹿せんべい。
鹿のマークが入った証紙で封がされているのが目印です。
鹿さんにあげる前に1枚試食してみたが…「ま、まずい…こんなもん、人間の食うもんじゃねぇー!」当たり前だ、鹿が食うもんだ。
早速、子どもと一緒に、そこら辺にいた鹿さんにせんべいを差し上げてみる。
「さあ、せんべいだよ~お食べ~」
でも、一瞥しただけで「こんなもんいらねーよ!」とばかりにプイッとそっぽを向いてしまった。
「鹿も食傷気味だな。。。まあ、あれだけまずければ無理もないか」
でも、mogmogがせんべいを手に取ると興味を示した鹿が近付いてきたぞ。
なんだなんだ、女子の手からはせんべいを食べるのかよ!
鹿のくせにいやらしい奴だな!
「お前にはもうやらん!あっち行け!せんべいは猿沢池の亀さんにやるから」我ながら大人げないですね。今年で33歳になりましたが、ハイ。
「(´・ω・`)ショボーン」
しかし鹿せんべいは亀さんにも不評で、結局ほとんどがおたまじゃくしとめだかのお腹に納まったのだった。
何となく腑に落ちないが、見上げると興福寺の五重塔。
普段は公開しておりません北円堂。
実に味のある手書きタテカンにそそられるが、残念ながら公開時間は終了。
我々兄妹もそろそろ帰ろうか…という訳で、奈良でオトナの修学旅行、これにてお開き!
「お疲れ~!」
京都に帰るために近鉄奈良駅に向かう途中、奈良ビブレの前で、
「あっ!」
「こんなところで、あいつが待ってた…」
しかも宿命のライバルと一緒に…
本日歩いた歩数:17763歩
消化カロリー:376キロカロリー
歩行距離:8.88km
(mogmog装着の万歩計データによる)
→天文台嗜好症的黄金週間 6:大阪食い倒れで大団円、の筈が…に続きます
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平成21年5月3日(憲法記念日)
早朝、京都府下の妹夫婦kamimogファミリーの住むマンションのある某ニュータウンまで帰って来た。
それでもまだ朝7時前。時間が早過ぎるので、ニュータウン近辺をクルマでぶらぶら。
山手幹線沿いに看板があったので寄ってみたこのお寺、何とあの「一休さん」が亡くなるまで住んでいた一休寺こと「酬恩庵」。
ここで一休さんが「死にたくないなぁ~」とか言いながら永眠された訳ですね。合掌。
さて時間も潰せたし、そろそろ妹夫婦も起きてるだろうからマンションに戻る。
クルマを来客者駐車場に入れて部屋に戻る途中で、妹の旦那kamiちゃんと会う。kamiちゃんはこれから出勤、ゴールデンウィークなのにホント大変だね。
明日は休めそうとのことなので、
「今日一日、辛抱して乗り切ってね。明日は一緒に遊ぼう、行ってらっしゃい」と送り出すが、デキル義弟はバリバリ働いてキャリアを積み重ねてるのに遊び人の義兄は毎日フラフラ遊び歩いて何やってるんだよ、ホント申し訳ないという気分。
mogmogの作ってくれた味噌汁を飲んで、シャワーも浴びてシャッキリしたところで、遊び人とその妹は今日も遊びに繰り出すのだ。
さて、今日は奈良に行こうかね~
木津駅で学研都市線からみやこ路快速に乗り換える。この列車も221系。
JR奈良駅に着いたら、早速「奈良のあいつ」が…
あいつが待ってるのか…
僕ら待たれてるから待ってないといかんのか、そうなのか…
気を取り直して、駅前へ。
風格ある寺社風の旧駅舎も健在なので嬉しいね。
風格ある旧駅舎が何か妙に薄っぺらい新駅舎の横に控えて保存されてるのは、台湾の高雄駅と同じ。そう云えば、旧駅舎のデザインも奈良駅と高雄駅は似ているような。
さて今日は修学旅行生宜しくベタに、大仏さんを見てから奈良公園で鹿さんにせんべいをあげようかねと思う。
でも、その前に奈良公園の近くにある有名な釜めし屋で食事をする。勿論、mogmogのリクエスト。
それにしても、京都嵐山のうなぎといい祇園の抹茶パフェといい大阪道頓堀のラーメンといい、女子は何故こんなに各観光地の名物食べ物に詳しいのか、何処から情報を掴んでくるのか…
鹿さんと釜めしの待ってる奈良公園に向かって、歩け歩け。
途中で見かけたクールなお店。
珈琲と果汁、か…渋いラインナップだぜ。残念ながら閉まっていたが。
奈良公園辺りに着きました。
春日大社一之鳥居。
国立博物館の横にある「釜めし 志津香」に向かうが…「おお!凄い行列」
何と2時間半待ち!昨日の中央自動車道の大渋滞以上に待ったぞ。。。
その苦労の果てに食べる、「奈良七種特製釜めし」。卵が乗ってるのが珍しい。
だしが効いてて、おこげが美味しかったです。
さて、腹ごしらえも済んだ。東大寺に大仏さんを見に行こう。
参道は大賑わい。
国宝・南大門が見えてきました。大仏殿の門だけあって、この門も相当デカイ。
御存知、金剛力士立像。
余りの迫力に、mogmogと同時に思わず「おおっ!」と声が出る。
「何か、恐いくらいだな…SFX映画より迫力があるぞ」
「奈良時代の人も、これを見たらビックリしたろうね」
「運慶と快慶って、天才だな~!」
南大門と中門をくぐって、いよいよ金堂(大仏殿)へ。
大仏殿の庇。
大きい大きい!「木のちから」を感じます!
「こんなに大きな建物、それも木でよく造ったね。途中でイヤにならなかったのかな」
フッフッフ、妹よ、実はこの大仏殿は江戸時代に建て直されたもので、千年以上前の奈良時代に建てられた初代大仏殿は何と!今の約1.5倍もデカかったのだよ。
「江戸時代の人も、あんまりデカいんでいい加減うんざりしてちょっと小さくしちゃったんじゃないのかな。まあそれでも世界最大の木造建造物な訳だが。やっぱり凄いぞニッポン人!以上、ミーちゃんの豆知識。」
大仏さん、盧舎那大仏。
喜多郎のシンセ音楽や宗次郎のオカリナが聴こえてくるようです(イメージが陳腐過ぎ?)。
横から見た「後光」。
「これだけ大きなものを鋳造して造る技術を持ってたのは、千年以上前には世界中でも日本だけだったらしい。ミーちゃんの豆知識その2!
やっぱり日本の物作りの精神は凄いぞ!
その精神が引き継がれて、世界初の超高速鉄道や世界でただ一つの惑星間軌道にまで届く固体燃料ロケットや人類史上初めて小惑星に離着陸した探査機につながっているんだなぁ(しみじみ)…
日本の技術はァァ世界一ィィイイ!」
「いいけどさ、それって、千年前の世界中のどこの国も、そんな無謀で大規模過ぎる公共事業をやりたくてもやれなかったってだけの話しじゃないの?」
うむむ。。。そう言われると確かにそうかも知れん。手塚治虫の「火の鳥」でもそんな話があったね、政治絡みの大仏建立事業のせいで古代日本の国家財政が破綻してしまうっていう筋だったと思うが。
「でもなぁ…多分、聖武天皇は本当に本気で、日本のために国民のためにと心底願って大仏さんを造ったんだと思うぞ。それくらい本気でないと、とてもじゃないがこれだけのものは造れないだろう…?」
それに見ろよ大仏さんのあのお顔を。見てるだけで極楽にいるような気分になる、実にいい表情じゃないか!
さて、大仏さんも見た。オトナの修学旅行奈良編、仕上げに鹿さんにせんべいを食べさせなければ。
先ずは鹿せんべいを買う。
これは。。。鹿も食べるそうだけど、ちょっと違うような気が…
あったあった、財団法人奈良の鹿愛護会の公式鹿せんべい。
鹿のマークが入った証紙で封がされているのが目印です。
鹿さんにあげる前に1枚試食してみたが…「ま、まずい…こんなもん、人間の食うもんじゃねぇー!」当たり前だ、鹿が食うもんだ。
早速、子どもと一緒に、そこら辺にいた鹿さんにせんべいを差し上げてみる。
「さあ、せんべいだよ~お食べ~」
でも、一瞥しただけで「こんなもんいらねーよ!」とばかりにプイッとそっぽを向いてしまった。
「鹿も食傷気味だな。。。まあ、あれだけまずければ無理もないか」
でも、mogmogがせんべいを手に取ると興味を示した鹿が近付いてきたぞ。
なんだなんだ、女子の手からはせんべいを食べるのかよ!
鹿のくせにいやらしい奴だな!
「お前にはもうやらん!あっち行け!せんべいは猿沢池の亀さんにやるから」我ながら大人げないですね。今年で33歳になりましたが、ハイ。
「(´・ω・`)ショボーン」
しかし鹿せんべいは亀さんにも不評で、結局ほとんどがおたまじゃくしとめだかのお腹に納まったのだった。
何となく腑に落ちないが、見上げると興福寺の五重塔。
普段は公開しておりません北円堂。
実に味のある手書きタテカンにそそられるが、残念ながら公開時間は終了。
我々兄妹もそろそろ帰ろうか…という訳で、奈良でオトナの修学旅行、これにてお開き!
「お疲れ~!」
京都に帰るために近鉄奈良駅に向かう途中、奈良ビブレの前で、
「あっ!」
「こんなところで、あいつが待ってた…」
しかも宿命のライバルと一緒に…
本日歩いた歩数:17763歩
消化カロリー:376キロカロリー
歩行距離:8.88km
(mogmog装着の万歩計データによる)
→天文台嗜好症的黄金週間 6:大阪食い倒れで大団円、の筈が…に続きます
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