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2015初夏 オランダ・チェコ紀行 12:オランダ鉄道の旅

2015-07-05 | 旅行記:2015 オランダ・チェコ

11:ホテルあれこれ アムステルダムとプラハでの住処からの続き

鮮やかな黄色に濃紺のアクセントが入った車体が特徴のオランダ鉄道の列車たち。
冒頭に載せた写真の列車はICMと呼ばれるタイプの電車で、先頭車の前面に貫通扉があり運転台が高い位置にあるデザインは、日本の懐かしい国鉄型特急485系や183系によく似ている。

実際、車輌の見た目以外にもオランダ鉄道が日本の鉄道に与えた影響は大きく、毎時同じ間隔で発車する「パターンダイヤ」で高頻度運行された国鉄の「エル特急」や大都市圏の電車網はオランダ鉄道のシステムを参考にしたとも言われている。




こちらは、全車2階建てのDD-IRMという新型車輌。
今回の旅では、スキポール空港の地下駅からLeeuwarden(レーワルデン)まで行くインターシティとして運行されていたこのDD-IRMに乗車してオランダ鉄道の旅を楽しんだ。






DD-IRMの2等車・2階車内。
オランダ鉄道のインターシティは日本のJRで言うと「新快速」的な位置づけの列車であり、主要駅以外には停車せず高速運転を行うにも関わらず「特急券」のような追加の特別料金は必要としない。
座席も全て自由席であり、2等車でもこのようにゆったりとしたクロスシートで快適な旅を満喫出来る。






インターシティの終点となるLeeuwarden(レーワルデン)駅。





Leeuwarden(レーワルデン)駅のプラットホーム上に設置されたこの設備は、ICカード乗車券の「乗り継ぎ機」。

オランダ鉄道では自動券売機で発行される乗車券類は全て紙製ながらもICチップが埋め込まれたICカード乗車券となっており、またインターシティの終点となる駅から発着するローカル線は第3セクターに移管された別会社が運営する地方鉄道となっているケースが多い。
インターシティからそういった地方鉄道に乗り継ぐ場合でも1枚のICカード乗車券で通しで乗車出来るようになっているのだが、乗り継ぎ前にはちゃんとICカード乗車券をリーダーにかざして「乗り継ぎ手続き」を行う必要がある。

おそらく、この手続きを怠って乗車し続けてそれが車内検札等で発覚した場合は、相当高額なペナルティが容赦なく科せられる筈。
何事も厳格なルールが適用される契約社会のヨーロッパでは「うっかり忘れました、すみません」等という言い訳は一切通用しない。旅先での思わぬ出費に泣く羽目に陥らない為にも、くれぐれも「乗り継ぎ手続き」は忘れないように注意!




こちらがLeeuwarden(レーワルデン)駅から乗り継ぐ地方鉄道のディーゼルカー。
丸みのある愛嬌のあるデザインの近代的なローカル列車に乗って、世界で最初のプラネタリウム「Eise Eisinga Planetarium(アイジンガー・プラネタリウム)」があるFraneker(フラネケル)の町にさぁ出発!

13:チェコの首都プラハを走る鉄道に続く


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