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2013初夏・北欧バルト海紀行 #003:KLM870便(福岡→アムステルダム)空の上からの風景

2013-05-12 | 旅行

#002:KLM870便(福岡→アムステルダム)エコノミークラスの機内食からの続き

福岡空港を飛び立ったアムステルダム行きKLMオランダ航空870便は日本海に沿うように北海道まで北上して、
小樽上空から日本海を横切りロシア極東・シベリアへと抜けていく飛行ルートを辿りました。


夏至も間近のこの時期、北極圏に近いシベリアの北回りを太陽を追いかけながら飛ぶこのルートはヨーロッパに着くまでずっと日が沈まず、
飛行機は延々10時間以上も濃い群青の空の中を飛び続けることになります。


機内は就寝時間となり、窓の日除けを下ろして消灯され真っ暗になりますが、
客室後部のギャレー近くにある非常脱出扉の窓は日除けが開いていますので、
時々この窓から空の上からの風景を眺めました。

高度10000mから見下ろすシベリアの大地には、初夏のこの時期でも雪と氷が残っています。
氷結したままの大河が地平線まで延々と続く、美しく雄大でそして過酷な風景です。



一見、どこか遠くの宇宙にある氷の惑星の地表のようにも見えるこんな環境にも、
目を凝らすとしっかりと人々の営みがあることが解ります。
真っ白に凍りついた湖の畔にはきちんと区画整理され建物が並ぶ小さな町がありました。

氷雪のシベリアを過ぎてウラル山脈を飛び越えると、そこはもうヨーロッパ。



スカンジナビア半島南部辺りまで来ると、もう地表に雪はありません。
強い日差しに雪解け水が輝く季節を迎えているようですね。


北欧らしいフィヨルド地形を見ながら、オランダを目指し南下していきます。



大きな空港の上空を通過しました。
並行した2本の滑走路の間に垂直方向の搭乗ゲートとターミナルビルがある構造から、
おそらくノルウェーのオスロ空港だと思われます。

ここまで来たら、オランダまではもうすぐ近く。北海を飛び越えれば終点のアムステルダムです!

#004:到着!アムステルダム・スキポール国際空港に続く


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