My Life After MIT Sloan

組織と個人のグローバル化から、イノベーション、技術経営まで。

米国では雑誌が稼げ、日本では書籍が稼げる

2010-01-23 00:00:04 | 7. その他ビジネス・社会

先日、米国在住の友人某氏と会って話していたときのこと。(ご馳走様でした♪@コメント欄)
たまたま、日本には月刊誌のように書籍を出して稼いでいる有名人がいる、という話になった。
そのとき彼女は「へえ、どうしてその人は雑誌を出さないのかしら?」と言った。

  • アメリカで有名人が稼ぐモデルは講演会と雑誌

彼女によると、有名人が米国で稼ぐ方法は主に二つあるという。
ひとつは、講演会をバンバンひらいて、講演費でかせぐ。
これは日本にもあるモデルだ。
一回100万円とかいう講演を年に100回やって、一億稼ぐってやつだ。

もうひとつは、自分の名前を冠した雑誌を発行して、それで稼ぐモデルだという。
例えば、米国にはMartha StewartとかKatie Brown、Rachel Rayといったカリスマ主婦といわれる有名人がおり、
彼女らは自分の名を冠した雑誌を作り、料理や家事のコツ、彼女自身との対談などを載せて売っている。

彼女は言う。
「だって、書籍なんてせいぜい一冊5万部も売れれば成功な方。
 1500円で印税10%だとしたら一冊750万円にしかならない。1年10冊でも7500万円。
  けれどアメリカの有名人は、自分で雑誌を創刊して一年で数十億円売上げがあるのよ。
  出版手数料やスタッフの給料をさっぴいてもかなり稼げる。」
(追記:本人のご登場により訂正→参照記事:Rachel Rayが創刊から7号で4900万ドル=約45億円稼いだ話)

「それに月刊誌のような頻度で本を出してたら、そのうち内容も薄くなるのが避けられないでしょうが、
 
雑誌なら、色んな情報を集めたり、対談とかでいくらでも持たせられるから長期的に儲けられる。
 書籍は発行するのも手間がかかるし、アメリカじゃ2年に1冊が普通よ。

なるほど、それは確かに一理ある。
彼女に宿題を頂いた感じの私は、ちょっと考えてみることにした。
日本で有名人が自分の雑誌「○○マガジン」みたいなものを創刊して、継続的に儲けられるのか?

  • アメリカで雑誌が書籍より儲かる理由

米国で、雑誌がなぜ書籍に比べて儲かるか、というと、雑誌は読者と広告主の両方に課金できるモデルだからだ。
書籍の場合、対価を払うのは100%読者であり、せいぜい1000〜2000円しか課金できない。
ところが雑誌の場合、5万部も出れば
、読者からは一部あたり500円程度だが、
広告主からの収入は一部あたり5000円以上というレベルだ。
参照:Peopleという有名雑誌の場合、一号あたり有効発行部数360万部に対して、広告収入9億ドル。
  これくらい発行部数があると、一部辺り3万円の広告収入が出る。
  普通はこんなに稼げないが。)

  • 雑誌市場が小さく縮小してる日本では困難

ところがこれを日本でやるのは非常に難しいのである。
雑誌に広告をつけるのが至難の業だからだ。
実際、日本の雑誌は、アメリカに比べると、びっくりするほど広告が少ない。

雑誌の広告市場規模を比較すると、日本は4000億円程度でこの20年間横ばいであるが(参照)、
米国はついこの間景気が悪くなるまでは3兆円程度で、年3%で増加していた(参照)。
人口が3倍違うと考えても、一人当たり3倍の差があるのだ。
(注:米国の計算方法は大きな雑誌の積み上げなのでこの程度だが、実際にはもっと大きいはず。
 詳しい数字を知ってる人は教えてください。)

米国のように広告費で儲けるのが困難な結果、日本の雑誌会社は何をしてるかというと、
主に三つの戦略を行っているように見受けられる。

ひとつは、雑誌の価格を高くして、読者からも多く取る。
日経BP社やダイアモンド社のように、雑誌の専門性を高めることで、値段を上げる。
または女性ファッション誌のように、雑誌自体の紙などのクオリティを上げたり、
おまけをつけたりして、雑誌本体の価格を上げるなど。(注:おまけは広告収入も得られるが)

ふたつめは、雑誌自体の価格は据え置きで、後から二次コンテンツにより、結局読者から取る。
日本の漫画雑誌が、単行本やグッズの販売によって儲けたりするモデルだ。

もうひとつは、フリーマガジンという新しい媒体をつくり、
アメリカだったら本来電話帳がやってるような、雑誌以外の市場から取ってしまう。
(注:アメリカの電話帳の市場は未だに馬鹿に出来ないほど大きい)
リクルートなどがこれで新しい市場を創出している。

結局、日本の雑誌は読者から取るモデルか、完全フリーに二極化。
雑誌は広告費が取れないので、読者から取る、まるで書籍のようなモデルになっている、といえる。

  • 何故、日本では広告より読者課金の方がメジャーのか?

私自身、出版分野に詳しいわけじゃないので、正直よく分からないが、歴史的なものがあるんだろう。
恐らく、日本は書籍の会社が雑誌出版もやってきたから、そういうビジネスモデルになれてきた、とか。
電通が強くて、ナショナルクライアントの広告費の大半がTVなどのメディアに取られてる、とかってのもあるかも。
(追記:電通・・・とか書きましたが、全く他意はないです。
個別名出すべきではありませんでした。大変失礼しました。)

誰か詳しい人は教えてください。

いずれにせよ、日本は読者から金を取り、アメリカは広告主から金を取るモデルが主流だってことだ。

  • おまけ:アメリカでも不況以降、雑誌業界は広告費が取れず厳しくなってる

ただ、アメリカでも状況は変わってきている。
まずは不況だ。
Media pubの記事によると、2009年の広告市場全体は、前年の18%減だそうだ。
で、有名雑誌も含めてどんどん休刊に追いやられてるそうだ。

景況になったとき、この雑誌広告市場が盛り返すのか、インターネットやモバイルに奪われるのかは定かではないが、アメリカでも雑誌で稼ぐのは厳しくなってきてるのが現状。

  • いずれにせよ、書籍(=ユーザ課金)で稼いでいる日本の有名人は正しい戦略

話を戻すと、結局、日本では雑誌広告費市場が小さく、結局読者課金に行くのであれば、
実は自分の名前を冠した雑誌を創刊するよりも、書籍を月刊誌のようにバンバン出す方がより稼げる。
たとえその人が「○○マガジン」なるものを創刊したとしても、稼ぐためには結局内容を抜粋した単行本を出すことになったりして、二度手間だ。

そういう意味で、最初の疑問に答えると、
その有名人は、書籍を次々に出すことで、正しく効率的な稼ぎ方をしてるってことになるのだろう。

追記)誰か最近の電通の広告年鑑とかにアクセスできるひとは、この辺の詳しい話を教えてください。

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ジャンル:
経済
キーワード
日本の雑誌 クライアント ビジネスモデル ファッション誌 ダイアモンド フリーマガジン
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13 Comments

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Unknown (chika)
2010-01-23 01:12:05
「友人」です。アメリカの雑誌収入は一桁違うカモ。w 

参考:http://www.ecorazzi.com/2007/10/29/yummy-rachel-rays-magazine-goes-eco-friendly/

↑この後落ち込んでいるとはおもいますが、それでも「くさってもなんとか」って?

でも、昨今の世の中「エンドユーザー課金が正しいモデル」だとは思います。はい。
あれ、お早いお越しで・・ (Lilac)
2010-01-23 01:46:07
>Chikaさん

勝手に「友人」にしてしまってごめんなさい。
出さない方がいいかなーと思ったから。
じゃあ記事の方もChikaさんって書いちゃいます(笑)。(うそです)
この前はありがとうございました!

>アメリカの雑誌収入は一桁違うカモ

訂正しておきます。

>昨今の世の中「エンドユーザー課金が正しいモデル」だとは思います

やっぱりiPhoneが劇的に変えたんでしょうかね?
日本は昔からユーザ課金ですが、米国がそうなっていったきっかけってナンだろう、と思ってしまいます
Unknown (北原博士)
2010-01-23 10:31:14
日本では書籍の方が圧倒的に出しやすいですね。雑誌は創刊するのが難しい。

ヒント:
再販制度、取次と出版社の関係、雑誌コード
Unknown (松本孝行)
2010-01-23 11:55:08
 日本の雑誌はすさまじいくらい、ドンドン廃刊になっていますね。これだけ非正規雇用やワーキングプアなんかが盛り上がっている中で、いろいろと貧困系の雑誌を出しているところがありますが、2冊出して廃刊なんてのもあります。
 一方で日本の雑誌は付録がすごくなってきて、それで売上を伸ばしているものも多いそうです。そう言えば、女性誌ではバッグやアクセサリーみたいなものがたくさんついてますよね。アメリカも付録付き雑誌ってあるんですか?
なるほど。でも広告市場が大きければ? (Lilac)
2010-01-23 12:18:40
>北原博士さま

分かりやすいコメント有難うございます。
雑誌コードについては知らず、勉強になります。
ただし雑誌コードが無くても「書籍」扱いで雑誌(のようなもの)の提供は出来るようですね。
ただし「書籍」の方が「雑誌」より流通の足かせが大きいと書いてあります。(それこそ取次の存在により)
→Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%91%E8%AA%8C%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89

ただし「書籍」でも広告を載せたり、定期購読は可能ですよね?
もしそうであれば、雑誌広告市場が大きければ、「書籍」扱いであっても出版社は雑誌を創刊しようと思うのではないか、と思いますがそこのところはどうなのでしょうか?

知っている方ご教示頂ければ幸いです。

>松本孝行さま
日本は創刊が難しいだけでなく、
何故なのか、とやっぱり考えると、雑誌広告にお金払ってくれる人が少ない→ 雑誌が広告媒体として認知されない、といった鶏と卵。
結局広告市場が小さいんですよね。

>アメリカも付録付き雑誌ってあるんですか?
あまり見たことは無いですね〜。
広告は一杯ついてるのですが(笑)
チラシ (kuippa)
2010-01-23 14:25:30
雑誌内広告とかがいまいちなのは日本には新聞のオリコミチラシがあるからなじゃないですかね。
Unknown (とおりすがり)
2010-01-23 21:02:56
↑コミケで儲かっている人はいないのでは?

何万部の商業出版と何十部のコミケを同列に議論できないと思いますが。
livedoor newsにも書いたんですが (てんてけ)
2010-01-23 22:10:12
アメリカでは書籍が読まれてますか? http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20040814
子ブッシュの再選前の状況です。
あとこれは私の想像ですが、アメリカでは富裕層から貧困層まで多くのグラデーションがあって売れ行きが落ちてきたら上下の層に色気を見せて読者を引っ張れるのに対して、日本では一億層中流意識が長く、雑誌の編集方針が「長いものに巻かれろ」で購買層の想定はジャンル毎×年齢が主なこともあるのではないでしょうか。
あと別視点では○○特別編集の雑誌(ムック)はいくつかありました。小林よしのり氏や村上龍氏とか。そして最大の日米価値観の違いは、日本人の感覚は「雑誌「○○マガジン」みたいなものを創刊して、継続的に儲けられるのか?」ではなく、「継続的に出しているからには利益があるのだろう」が発想の基本です。テレ日の広告を見て「こんな物売れてるのか?あ、売れてるから広告を長期間打てるのか」という感覚です。
同人誌出版の市場規模 (kentosho)
2010-01-23 22:54:01
> とおりすがりさん
コミケの実情をもっと知っていただきたいです。数十部しか売れないサークルも多いですが、大手や企業サークルは数千単位以上で売っています。つまりコミケで儲かっている人はいっぱいいます。

昨年末のコミケは55万人が来場、デフレの影響を受けたとはいえ、一人あたり数万は使っているはずです。概算でたった3日で少なく見積って200億近くのお金が動いていることになります。

また、年2回のコミケは同人誌出版のピラミッドの頂点にすぎなくて、コミケにはブースを出せないサークルが採算無視で自腹で印刷代を出してまで各地で同人誌即売会を開きコミケを目指して切磋琢磨しています。となると全体の市場規模は1000億を越える規模になります。

出版業界の市場規模は2兆円程度らしいですから、これはまったく無視できない数字でしょう。少なくとも印刷産業への影響は無視できないと思います。
皆さん思い入れがありますね (Lilac)
2010-01-23 23:56:31
議論が盛り上がってるようですが建設的にお願いできればと思います。
また記事に無関係の宣伝行為は一律削除対象としておりますのでご了承ください。

>kuippaさま
この見方は若干疑問符です。
チラシの広告主(主にLocal client)と雑誌の広告主(主にNational client)では大分違いますから、チラシが雑誌の広告市場を奪うとは思えません。

また新聞チラシは鮮度が重要。
雑誌広告とは広告の利用方法が異なるでしょう。

なお日本の新聞チラシに対応するものとして、アメリカにはチラシ投げ込みがあります。
日本でも多いですけど、アメリカはその2倍くらい来るイメージかと(実際市場も大きかったはず)

>てんてけさま

>売れ行きが落ちてきたら上下の層に色気を見せて読者を引っ張れるのに対して、

米国でも売れ行きが落ちたら即廃刊は行われてると思います。
あまりひとつのセグメントにターゲットした売れない雑誌を他セグメントに広げる、というのは行われてない気がしますけれど。
日本と違い「雑誌コード」のような制約が無いので、売れなくても継続する意味が無い、というところもあるんだとおもいます。

>日本では一億層中流意識が長く、雑誌の編集方針が「長いものに巻かれろ」で購買層の想定はジャンル毎×年齢が主

収入別でセグメントするというのは面白い考え方ですね。
今後格差が広がる日本では所得者層によるセグメンテーションの考え方も一般化していくのでしょう。
最も、前コメントで松本孝行さんが書かれていたように、「貧困層をターゲットした雑誌創刊」などはすでに行われ始めているようですが。

>「継続的に出しているからには利益があるのだろう」が発想の基本です。テレ日の広告を見て「こんな物売れてるのか?あ、売れてるから広告を長期間打てるのか」という感覚です。

なるほど、広告は売上げが出てれば自動予算化されているのが実情、という話ですね。
だから景気が悪くなった途端に予算削減されて広告市場が小さくなった。これは米国でも同じかとは思います。

最近は日本でも有名になったTsubakiのCMのように戦略的にCMを打って成功する例がありますね。

>Kentoshoさま

なるほどロングテールは無視できないという議論ですかね。

コミケット自体が閉じた経済であれば意味は無いですが、
もしコミケット参加に参加者がお金を払ってるのであれば
コミケット自体が一種の媒体として機能し、コンテンツプロバイダーに課金するモデルなのかな、と思いました。
Unknown (電通)
2010-01-24 07:47:44
電通の人間です。雑誌市場規模が違うのは、国民のメディアに対する位置づけが違うからだと推察します。電通のような一企業が人間のメディア接触行動を左右できるわけもなく、たとえ電通が新聞に広告を寄せたいといったところで、人々が新聞を読まなければ新聞広告市場は縮小していきます。

まず、日本人の平均雑誌接触時間(1日あたり)は10分〜15分です。方やアメリカはたしか30分ぐらいだったと思われます。この時点で2倍の差があってもおかしくはありません。

広告主の立場から言えば、日本だとなんだかんだいっても5ネットワークに寡占されたテレビCMをうつのが一番リーチを稼ぐのに効率的です。かたやアメリカだとチャンネル数が多く視聴者が分散しているので、そうでもないということでしょう。つまり、アメリカの方がテレビCMは割高なのです。必然的にアメリカではその他のメディアに予算が割り振られているのでは。

あと定性的な観点からですが、私はアメリカに住んだことがないのでわかりませんが、恐らく日本においてはテレビが、歴史的に総合的な情報ソースとして圧倒的な地位を占めているのに対して、アメリカではテレビの地位がそれほどでもないのではないということはありますか?もしそうだとすれば、情報クオリティの面からも雑誌に広告をうつインセンティブが生まれます。
失礼しました (Lilac)
2010-01-24 10:55:07
>電通さま

余り考えも無く電通が・・・とか書いたのですが、もし気を悪くされたら失礼しました。
コメント有難うございます。

>日本人の平均雑誌接触時間(1日あたり)は10分〜15分です。方やアメリカはたしか30分ぐらいだったと思われます。

なるほど。
一方で日本人の平均書籍時間はアメリカの何倍かなんですよね。
アメリカでは書籍は出版数も少ないし、日本より読まれてない。
結局日本は書籍で質の高いものが出ており、書籍が読まれるから、雑誌が余り読まれていない、という影響ももしかしたらあるかもしれませんね。

>広告主の立場から言えば、日本だとなんだかんだ・・・(中略)恐らく日本においてはテレビが、歴史的に総合的な情報ソースとして圧倒的な地位を占めているのに対して、アメリカではテレビの地位がそれほどでもないのではないということはありますか?

なるほど。
全体のマス広告費は米国15兆円、日本5兆円、と言った感じ(最新データは分かりませんが、感覚的に)かと思いますので、一人当たり広告費はほぼ同じである。
とすると、米国と比べ他メディアに取られてると考えるのが妥当では無いか、ということですよね?
それがテレビである、と。

テレビの文化的影響は米国でも非常に大きいと思います。(確か視聴時間も長いはず・・手元にデータが無いから分かりませんが)
ただおっしゃるように全国無料放送的なものはなく、分散している。
お金を払わないと全国に影響力のある放送は見られない、という感じです。

その観点で言うなら、全国に影響力のあるメディアとして、米国ではテレビ、新聞が弱いので(新聞もです)、雑誌広告市場が変わりに大きくなっている、という考え方はできるかもしれません
コメントのお返事 (Lilac)
2010-01-25 03:59:19
>Freedomさん

ちと考えて、コメント削除させていただきました。ご理解のほど。
問題ない部分だけ取り出してお答えします。

Freedomさんのコメント
一時代前の議論が盛り上がっていて楽しそうですね。21世紀も10年を数え、平成の御世も22年目になり、世界の果てまで電子情報化社会。こういう議論も哀愁がありますね。
書籍の売上は10年で20%減、雑誌は25%減。アマゾンが伸ばしている中でのこの数字ですから10年後が見えますよね。雑誌の広告費なんかとっくにネットに追い越されました。Bookshelfは使っても広辞苑(書籍の)は見たことない人の世の中になりつつありますよね。雑誌も書籍も細々は生き延びるでしょうが。そのうちに教科書でさえもパソコンか電子端末という時代になるでしょうね。

Lilacより。
>一時代前の議論が盛り上がっていて楽しそうですね。21世紀も10年を数え、平成の御世も22年目になり、世界の果てまで電子情報化社会。こういう議論も哀愁がありますね。

この前YsJournalさんと議論していても思ったんですが、アメリカって代替技術・製品がなかなか普及しない国ですから、意外と雑誌のような紙メディアも大きな規模で残り続ける可能性はあるかもしれない、と思っています。
基本的に格差の大きい国で、低所得者層は中々乗り換えない。大いなる田舎なんです、この国。

だから一概に「一世代前の議論」とも言い切れないですよ。
もちろん流れの方向は電子メディアですが。

一方で、日本人って本当に「知的温度が高い」というか、新し物好きで、技術の普及が非常に早い。
だから日本ではアメリカ人が思ってるほど早く電子書籍も普及する可能性がありますし、雑誌などのコンテンツ業者も早くに乗り換える必要があるでしょう。

もっとも、これこそまさに「イノベーションのジレンマ」で、既存事業の顧客である取次や書店との関係を大事にする余り、新規事業に入れず苦しんでいるのだと思いますが。

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