私は お裁縫が 大好き
です。
履歴書の “ 趣味 ” の
欄にも、堂々と書け
ます。
私が お裁縫好きになったのは、中学校3年生の時でした。
校則で、学生鞄に入りきらない物は 学校指定のサイドバッグを使用することになっていました。
紺色のナイロン製で、学校のイニシャルが刺繍してある物です。
けれども、私達3年生は ほとんどそれを使用しませんでした。
何故って?学校指定の物は 可愛くないのですもの…。
当時、私達の間では ブランド物のバッグが流行っていました。
( “ バブル 全盛期 ” でした…。)
同時に、お手製のバッグを作ることも 流行りだしたのです。
さらに、彼氏にも作ることが流行り……。
私も 作りました。
それ以来、お裁縫が大好きになりました。
我家の女性陣は、皆お裁縫好きでした。
母は 和裁・洋裁・編み物…何でも得意で、某有名デパートの
手芸売り場に 勤めていました。
叔母も 何でも出来て、特に洋裁が得意で 常に家族の内の誰かのお洋服を作っていました。
祖母は 和裁が得意でしたので、皆の浴衣やウールの着物は
ほとんど祖母のお手製でした。
ですから、私の身体には “ お裁縫好き ” の 遺伝子が…?
私は、鞄やポーチやお財布などの チマチマした小物作りが 大好きなのです。
祖母が 「 家の車庫を改築して、お店でも始めようかしら…?」 と考えたことも ありました。
吉祥寺とはいえ、駅から10分程離れた住宅街ですから、開店してもお客様が来て下さったかどうか……。
私は、ミシンに向かうと ひたすら “ ダダダダダーッ ” っと縫い続けます。
自分で 『 ミシン暴走族 』 と名付けました。
当時から使っている
ミシン…。
実はこれは母が使って
いた物ですが、お裁縫
好きな私にくれました。
お嫁入り道具です。
『 SINGER 』 の文字の隣に、お友達のお母様からいただいた お手製の針刺しが…。
磁石が入っていますので、ミシンにピタッと貼り付いてとっても
便利です。
このミシンは 年代物なので、最近 何だかご機嫌が悪くなってきてしまいました。
直進のみの物ですので、新しいミシンが欲しい気もします。
刺繍の出来る物が良いなぁ…。
けれども、私のお裁縫の歴史を刻んだ相棒ですから、使える限り使いたいですし…。
ちょっと悩んでいるのです。