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同じ場所でもこんなに違う。プロが伝授する何の変哲もない場所で効果的な写真を撮影する10の事例

2017年07月12日 | 世界びっくりニュース
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 最近ではスマートフォンの画質の良さやアプリを利用した加工のしやすさにより、素人でも素晴らしい写真を撮影することができる。

 だがそれでもプロが撮影した写真は別格の美しさがある。何度も写真賞を受賞しているプロの写真家、ヴァイスによると、その違いは想像力や創造性、そして忍耐なのだという。

 プロの写真家はあらゆる町の何の面白みもない場所で、ハッとするようなストリート写真を撮り続けている。確かに、ありふれたものの中に変わったもの、特別なものを見つけるのは少し難しい。

 だが女優がその役になりきるために気持ちを作りこむように、一流の写真家は、その場所に思いを込められるよう様々な試行錯誤をしているのだ。

 ここではVijceが伝授する、何の変哲もない場所を美しく撮影する方法を紹介しよう。

撮影対象に選ぶべき場所


 こじんまりした村、小さな町、巨大な大都市、どこに住んでいようが関係ない。少なくとも10分に一度は誰かが通り過ぎる場所をひとつ選ぶ。

 そこがつまらない場所であればあるほど、得るものは大きく、そこから生まれる結果はすばらしいものになるかもしれない。

 その場所をただ通り過ぎるだけなら、見えるものはほかのみんなと同じだ。でもしばらくそこに留まってみると、あらゆる側面や機会を探ることができる。

 成功のポイントは、その場所にこだわって動かないことだ。小さな村のちょっとした商店街や郵便局の隣でもいい。最低でも30分そこにいて、まわりのあらゆるものを探ってみる。

 地面に寝っ転がったり、歩き回ったり、頭を左右上下に動かして、できるだけあらゆる方向に目を向けてみる。大きな違い、かすかな差など、たくさんのことに気づき、新たなチャンスを得ることができる。

 人々がしていることを観察して、次になにが起こるか予測してみる。そうすれば、そのテーマを取り巻く構成を発展させることができる。

 たとえ20分に一回しか人が現われなくても問題ない。その時間を自分の写真構成をじっくり考える時間に当てることができる。

 まずはこの、なんの変哲もないこの地下鉄の入り口を見て欲しい。
 右の男性はこんな陰鬱な場所で写真を撮っているのはどこのどいつだ?という顔をしている。

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 確かにここはなんのインスピレーションもわかないし、まったく面白味のない場所のように思える。

 でも、ここに長くいればいるほど、発見することがたくさんある。究極の真髄へと研ぎ澄ませていくことができる。


1. 上から階段を撮る


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 この写真は、地下鉄ホールからブラックライトを使って、被写体に光を当てて撮影したものだ。さらに、手すりに道しるべのような役目をもたせている。後処理で左側部分を少し暗くして、暗いところから明るい部分へ移り変わる動きを表わしている。


2. 下から階段を撮る


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 この瞬間をとらえるために、太陽が沈むのと、人がひとり下りてくるのを待って、階段の下から撮ったという。その結果、より研ぎ澄まされてエレガントに見える写真になっている。


3. 階段からエスカレーターを撮る


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 被写体が急に現われたように見えるように、下のホールからの光の前で紳士の姿をカメラにおさめている。男性を左側に置くことによって、見る者は彼がエスカレーターで上がっていく動きを感じられる。後処理で、まわりの明るい光をすべて暗くしてある。


4. すぐ脇からエスカレーターを撮る


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 優美なラインを強調した写真。階段の脇に手すりがついている。エスカレーターにひとり、壁側にもうひとり。左の天井にライトという素晴らしい構図。

 ある夜、整備工が手すりに乗ったときがまさにシャッターチャンスだったという。忍耐が実を結んだ瞬間だ。


5. エスカレーターに写り込んだ像を撮る


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 鏡のような効果があるエスカレーターの両側面に写り込んだものをとらえた写真。上がってくる人がたったひとりしかいない瞬間を待ったという。この人がエスカレーターの真ん中に立ってくれたら、もっといい写真になったというヴァイス。後処理でスプリットトーニングをして、少し青みをかけたという。


6. ふたりの人が下りていくところを撮る


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 人がエスカレーターで下っていくところを撮りたかったというヴァイス。この素敵なカップルを見つけたとき、後をついていって一緒に下りたそうだ。

 サイドの写り込みが雰囲気を増している。彼らの顔をカットした理由は、この写真の場合、写り込んだ像と色に焦点が移動しているからだという。後処理で赤味を増やして、スプリットトーニングで温かみを強調してある。


7. エスカレーターの降り口を撮る


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 独特な格好をした男性がエスカレーターに乗ったのを見たとき、心臓が高鳴ったというヴァイス。現代のテクノロジーと中世風被写体のコントラストが実にすばらしい。

 霧がたちこめたような加工をした理由は、男性のユニークないでたちから、シュールな感じを出したかったからだそうだ。ホールのライトの明るさを強めて、明瞭な仕上げでソフトに見えるようにした。


8. エスカレーターをクローズアップして撮る


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 興味深い被写体がエスカレーターで上に行くのを発見し、ヴァイスはすぐさま隣のエスカレーターで下へ向かった。間近で撮影して怒られる恐怖なんか問題ではなかったという。とにかく彼がクールに見える瞬間をとらえたくて、彼が視線を動かしたとき、迷わずシャッターを切ったそうだ。


9. シュールなやり方で横から切り取ったエレベーターの写真を撮る


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 そろそろアイデアが尽きかけたある日、ヴァイスは首を左右上下に曲げてみた。突然、シュールな展開を思いついたそうだ。

 頭を左に曲げて、この写真を撮影し、それからその写真を回転させてトリミングしたという。後処理で、少し明快さを出し、スピリットトーニングでわずかにグリーンがかった色みを出した。


10. 通りの上からエレベーターを撮る


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 もっと独創的にするために、地下鉄入り口の上の通りに出て、ハーモニーを出すために、エスカレーターの真ん中に乗っている誰かを撮ろうと思ったという。

 少し光沢を入れるために、まわりにぼかしを入れて、シルバー部分を強調して、傘の彩度を強めたそうだ。

EHS TV: How To Shoot Powerful Street Photography In Ugly Locations (+ Article)


 ヴァイスは、このささやかなリストが、すでに諦めてしまった場所を再発見するきっかけになることを願っているという。

ヴァイス(Vijce)は、受賞歴もある美術写真家、企業家、指導者。アムステルダムを中心に活躍している。彼の新しいブランドEye, Heart & Soulは写真家たちの台頭や定着を世界的に後押ししている。ツイッターインスタグラムフェイスブックにこのEHSを連携させて、あなたの写真撮影戦略をレベルアップする。
via:petapixel

☆映画の撮影現場が雰囲気全然違うわけじゃ!

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