ターザンが教えてくれた

風にかすれる、遠い国の歌

オレのMiyukiちゃん、iPhone4

2010-07-27 19:29:14 | 日々
6月15日の夕方5時から
予約開始だった、iPhone4 

あれだけ楽しみにしていたのに
その日をすっかり忘れていた自分が
慌てて仕事場のすぐ目の前にある
携帯ショップに駆け込んだのが
16日の昼休み。

この、一日に満たない時間の遅れが
いよいよiPhone発売日である24日当日に
手に入るかどうかの
たいへんな分かれ目になろうとは。

予想外の大量に予約が入ったために
なんか、とっても品薄みたいで
各店舗への配分が非常に少なくて
何度入荷しても自分の番まで
順番がまわって来ないんだ。

そのくせ、
発売日の大型電気店や
ソフトバンクのショップでは
当日販売なんてやったものだから
人が並ぶ並ぶ、し、

予約しておとなしく待っている
我々にとっては、
正直なんだか
複雑なこころ模様なのであります。

ね、予約、って何??

みたいな、さ。

アメリカでの発売元AT&Tでは、
ほんとうに事前予約のみの販売で
発売当日に派手に人を並ばせて
購買意欲を煽るなんてことは
なかったと聞いているし。

そうだよね、それが本当だよ、
だからこその、「予約」じゃん!

この携帯電話という商売って
なんか胡散臭いというか、
ちょっとやくざな匂いがしない?

ある意味、最先端のアイテムなのに
それを流通させることにおいて
ものすごく不透明でいかがわしい。
そんなに怪しいイメージがあるのって
不思議だし、面白いなぁ。

とにかく、とにかく、

そんなこんなで、
ようやくその新しいiPhoneが
我が手にやってきたのが7月の9日。

ちょうど昼休みに
その携帯ショップのお姉さんが
なんとも涼やかな声でもって
入荷のお知らせを告げられたときは
ほんとうに嬉しかったなぁ。

実は、
このiPhoneの予約においては、
実際の予約時に
クレジットカード番号まで提示して
加入時と同じような審査があるために、
決して2箇所以上での重複予約が
出来ないようになっていたんだけど、

そのソフトバンク系列とは
まったく別のシステムで動いている
アップルストアにおいては
重ねて予約が出来たんだよね。

だから、その情報を聞いた仕事終わりに
銀座のアップルストアへ直行。

入り口付近にいた
青いTシャツの兄ちゃんをつかまえて
予約の旨を伝えると
兄ちゃんの手に持ったiPhone3GSでもって
あっという間に予約の完了。

その後、ついでだからと
銀座をぷらぷらと歩いているところで
自分のiPhone3GSにアップルストアからの

「あなたの予約したiPhoneが
 まもなくストアに到着します」

とのメールが届く。

ここで喜んではいけない、
これはあくまでも、予約を受けつけました
という、確認だけのためのメールなわけで、
これから先が長い待ち時間なのだ。

6月の25日の19時くらいに予約して、
「あなたの予約したiPhoneが
 ストアに到着しました」メールが来たのが、
7月14日だった。

あー、もうちょっと待てば
携帯ショップなんかではなく
アップルストアでiPhoneが買えたなぁ。

だって、
アップルストアだと、

「たいへんお待たせいたしました。
 こちらのiPhoneもあなたを待っていましたよ!」

なんて言って迎えてくれんだってよ、
とびきりのアップルスマイルで(笑)

いいよなぁー。

そういうのすげー好き。

そんな、
それを持つことに喜びを感じるような
夢のある製品ってなかなかないもんね。

ずっと以前、
このぼくが中学生くらいの頃なんだけど
オーディオの一大ブームってのがあってさ、
それはもう、当時の人々がオーディオにかける
意気込みはすごかった。

男どもはみんな給料をつぎ込んでは
大掛かりなオーディオセットを手に入れていて、
それらの最新機器を自分の家に持っている
というだけで、女の子が遊びに来た
というような時代。

その中で、
自分が好きだったのがSONY。

ソニーの発売するオーディオ機器のどれもが
デザイン、性能、その思想ともに素晴らしく、
常に今まで見たことのないようなものを
ぼくらの目の前に提示し続けた。

それはほんとうに魔法使いのようだったもの。

人の英知に満ちた最先端のテクノロジーを
美しくセンスの良いパッケージで包んで。

ウォークマンやCDプレーヤー、
トリニトロンブラウン管を使ったプロフィール、

そのどの製品もが
人々の生活を実に豊かに彩ったとぼくは思ってる。

時は移って、
自分の目には現代のソニーは
その頃の会社とはまったく違った
別の企業だと思えるので、
そこにもう、あのような驚きは
望めなくなってしまったんだけどもさ。

その代わり、
現代の魔法使いはアップルだと思うんだ。

昔からのアップルコンピュータを
ずっとご存知の方から見たら、
何をわかりきったことを今更言ってんだ??
って言われるかもしれないけど。

このiPhoneが出て、iPadときて、
それらのOSである「iOS」が
着々とバージョンアップされて、

人の指で触れるだけで
機械を操作しているというよりも
人間の体温に感じ取る有機体とも
思えるような反応を示すオペレーションシステム。

最先端の技術を使って
何かを「できる」ということは
いろんな企業が先を争って
やろうとすることだけど、

できる、できない、という範疇を超えて、

人が快適に楽しく使うことが出来るように
美しい感性と唯一無比のセンスによって
その技術を強力にコントロールできるって
ほんとうにすごいことなんだよね。

ひたすらに美しい製品でユーザーを驚かせ、
次にはどんなマジックを見せてくれるんだ、と
みんながわくわくする気持ちで見守るなんて

そんなことが出来ることを
ぼくはやっぱり魔法使いだと思うんだ。

現代の魔法使い。

今回のiPhoneではいくつかの不具合が
報告されていたりもするんだけど、
それらをらうまく処理して、
素晴らしいスマートフォンとして
世の中に定着させて欲しいと願うばかりだな。


そんな新しいiPhoneとの
楽しい蜜月の日々なんだけど、

ここでひとつ、
新たな音質改善の手口が見つかった。

以前にもここで話したことがあるんだけども、
アップルの作るこのiPhoneやiPodの作る音、
あっさりというか、さっぱりというか、
何とも色気のない音なわけで、

それが嫌いだという人も大勢いる反面、
この自分はというと、
いい音だと思わせようと過剰な演出を施して、
高音や低音を不自然に強調した
派手なポータブル機器の音よりは
随分と素直で扱いやすい音なんじゃね?

って思っていて、

このiPhoneにしたって
まあまあこの音質で聴けるんだったら
その便利さだけでも
十分に価値があると思うんだよね。

というか、
実はこの自分のiPhoneには
ヘッドホンのプラグは刺さっていなくて、
Bluetoothのレシーバーで
ワイアレスで音楽を聴いたり
そのまま電話をかけたりしてんだもん。

音質がどうのこうのっていう
以前の問題だよね(笑)

昔の古い規格のBluetoothの音はひどかった。

ところが、その後規格が進んで
普段使いだったらこれで楽しめるんじゃね!?
ってほどに音質が向上してるんだ。

一つ前の3GSにくらべて、というより、
その3GSにiOS4をアップグレードしてから
とたんにBluetoothの音質がアップしたものだから
Bluetooth使いの自分は嬉しい限りだし、

それになにより、
この魔法の電話機であるiPhoneに
ケーブルを挿して自由を奪いたくないんだよ。

一度このワイアレスを体験してしまうと
おそらく手放せないものになること請け合い。

といっても、
やはりBluetoothで飛ばす以上、
そこには音にとっては余計な回路が介在するわけで
何かしらの音質の低下は避けられないものなので、
だからこそ、
音楽のファイル自体を可能な限り
高音質で保存しておきたいんだよね。

AAC 320kbps

データの大きさと音質を秤にかけた結果
自分が選んだファイル形式。

もちろん、
iTunesでオーディオCDから直接変換してる。

Neroってソフトウェアで作るAACファイルは
iTunesよりも音がいいなんて噂もあるんだけど、

実際試してみて、
自分の耳にはその差はごく僅かだったし
何よりも、アップルという魔法使いが構築した
iTunesとiPodやiPhoneという
完成されたシステムから
逸脱したくないんだよね。

だからあくまでも
iTunesの中でもって勝負したいわけよ(笑)

他のソフトウェアで作った音楽ファイルを
iTunesに呼び込んでなんてーのは
あまり美しくないから気がすすまないんだ。

だったら、
無圧縮のWAVファイルなんかで保存しておけば
これ以上の高音質はないんだけども、
これだとそのファイルの大きさがはんぱなくでかくて、
あっという間にiPhoneが一杯になってしまうんだよね。

だから、
結局のところで落ち着いたのが
AAC 320kbpsってファイル形式だった。

とことが、さ、
ここにもう一工夫することによって
あっと驚く高音質のAACファイルが
いとも簡単に出来ることがわかったんだ。


いままでは、

CD→AAC

と、CDから吸い出すと同時に
圧縮変換していたんだけど、

それを、

CD→Appleロスレス→AAC

という具合に、
CDから吸い出すときには
一旦、可逆圧縮のAppleロスレス形式でファイルを作り、
それからもう一度今度はAACに変換するんだよ。

これをやると、
最終的なオーディオファイルは
AAC 320kbpsということで同じなんだけど、
その音質は大きく違っていて
明らかに後者の方が高音質。

これ、不思議っていうか、驚きだよ。

iPodやiPhoneで音楽を楽しむ方は
是非一度試してみて欲しいです。



そんなこんなで、
只今は、膨れ上がっているiTunesの中の音楽ファイルを
全部このやり方で作り直しの真っ最中。

これたいへんだけど
いい音のためだったらと思うと
これまたむちゃくちゃ楽しい。

みゆきさんの音楽を
こんなにいい音で聞くことのできる幸せなんぞを
噛みしめておりますですぞ。



あ、そうそう、うちのiPhoneの名前は

Miyukiちゃんと申します、

以後、よろしゅうに!


(笑)















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2 Comments

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ほほぅ~! (ne_san)
2010-08-05 01:05:40
高音質ネタ、たいへんためになりました!
今度試してみまーす!

てか、待ち受けにその画像ですと、スゴい筋がね入り感漂いますね(笑)
Re.ほほぅ~! (b-minor)
2010-08-05 13:30:15
こんにちは~。

音楽ファイルの件は
ほんと狐につままれたような話しですけど、
実際にやってみると
信じるしかありませんです。

是非、是非、お試しあれ。

みゆきサン、
ツアーチケットの発売になりました、
年末にいい席で観られますようにと
そう祈る日々でございます。w

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