ターザンが教えてくれた

風にかすれる、遠い国の歌

橋の下のアルカディア 中島みゆき 夜会 VOL.18

2015-11-15 12:34:59 | 風に流される音楽もあった



中島みゆきさん夜会Vol.18
橋の下のアルカディア、鑑賞終了。

これまでの夜会は
相手役の役者さんが歌も担う感じだったけど
今回は本物のボーカリストが参加。
やはり歌が本当に上手くて心に響く。

舞台はすでにこの世の中には
見捨てられようとしてる橋の下の地下道。

みゆきさん演じる占い師、
中村中演じるバーのママ
そして、石田匠の警備員。

今という時間には必ず
その過去があり、またこれからの未来がある。
人の想い、人々の思い、
世の中の移り、人の世の愚かさ。
人の流れを河の流れに喩え
心の流れを水に喩えて、
遠い昔、橋の下、人柱、魂、
残す思い
残る思い、

そして、
救い、再生、希望

人を待つということ
自分にとってただ一人の人を
探すということ。
世を越え時を越えて繋がってゆく
縁結んだ人間のこころ

人の眼には見えない
しかし、必ずここにあるもの
なくてはならないもの
そういったものを何とか描き出そうと
音楽家である中島美雪という人は
懸命に挑戦を続ける。

本当に素晴らしい。