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岩国移駐後も「厚木使う」 米海軍 岩国基地の過密化背景に

2017-08-23 | 安保法制=戦争法を廃止にするまで

在日米海軍司令部は18日の報道発表で、厚木基地(神奈川県綾瀬市、大和市)所属の原子力空母艦載機部隊(第5空母航空団)が米海兵隊岩国基地(山口県岩国市)に移駐した後も、「折に触れ」厚木基地を使用すると表明しました。

 艦載機部隊が「騒音被害の軽減」を口実に岩国に移駐しながら、厚木も同時使用する危険は以前から指摘されていましたが、米軍がその可能性を明言したのは初めて。政府も周辺自治体も初耳で、波紋が広がっています。

 報道発表によれば、第5空母航空団の回転翼機は引き続き厚木に駐留するとした上で、FA18戦闘攻撃機などの固定翼機も岩国に移駐した後も、「迂回(うかい)飛行場として、訓練・給油・整備などのため、折に触れ厚木航空施設を使用する」と説明しています。

 これに関して大和市基地対策課は、「こうした説明は国から一度も受けておらず、内容を照会中」と回答。防衛省も「米側に照会中」としており、詳細を確認できていません。

 空母艦載機61機が移転すれば、岩国所属の米軍機は120機を超えます。自衛隊機や民間旅客機も使用しているため、滑走路が過密になり、十分な訓練や整備が見込まれないことが背景にあるとみられます。

 硫黄島(東京都小笠原村)で行われている空母着艦訓練(FCLP)について、防衛省は「岩国から直接、硫黄島に向かって実施する」と説明していますが、これも覆される可能性があります。


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