無理をしている、無理をしないというのも
なかなか線引きができないときがありますね。
また人それぞれで無理の限度や限界がちがうでしょう。
あのひとにできて自分にはできない。
それは気にしなくてもいいことですし、だれかと
比較しても答えは出ないと思います。
それでもこの社会ではいつも人を闘わせて
良い結果を出した人を優遇するのでしょう。
優遇してもいいですが、それぞれのがんばりは
別のねぎらいがあってもよいのかなと思いますね。
自分がいちばん自分の限界を知っていると思ってはいても
実はひじょうに無理をしていることもあるようなのです。
だれも無理しなくてもいいよとは言ってはくれませんね。
あのひとは好きでやっていると思われているようなのです。
まただれもあなたに無理してまでやってくれとは
言っていないというわけなんですね。
ですからやはり自分で判断しなくてはいけません。
おなかも「腹八分目」といいますし、自分の能力や体力を
過信することなく、わきまえなければあとあと大変なことに
なるのでしょう。
精一杯やることは大事です。
でも無理をしないことは不誠実な態度ではありません。
いままで何にどれだけの力を注ぎ、どのように時間を
過ごしてきたかなど、いちど考えてみることも必要なのかも知れませんね。
気がつかないうちにこの世の波にのみ込まれて瀕死状態に
なっているかも知れません。
無理をするより心穏やかに暮らせる道を
できるだけ早く気づき歩んでいけますように…