とのさま日記なるもの

思いのすべてを書きます

少女のお話

2023-11-20 21:09:01 | 私の詩

寡黙な少女がいました

いつも一人でお人形相手にだけお話をする少女でした

少女はそのお人形にルルと名前をつけていました

寝るときも起きているときもルルと一緒でした

ルルは大好きだった従姉が作ってくれたお人形でした

黄色いタオル地

クマ?ウサギ?
何か分からないけど
大好きな人が作ってくれたから
少女は大切に大切にしていました

ちぎれかけた手は
ママが治してくれました

痛い痛いね~我慢してね
ママが治してあげますよ

痛い針でチクチクされているルルをみて少女は泣いてしまいました

それ以来
少女には自分の愛おしい物には全て名前をつけていました

そして
また愛おしい物たちとお話をするのです



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思いのほか

2023-10-27 13:33:16 | 私の詩

思いのほか

くたびれて

じっくりと

我はそらを見上げる

そっと心をしずめつつ

眼に浮かぶ

母の顔

逢いたい思いはもくもくと

空をあおう雲なりき










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瓜二つ

2022-09-18 20:17:16 | 私の詩
父親から拒絶された息子

顔はそっくりで

はっきり言って

キライ

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ふくなどこない 人間不信

2022-09-09 17:40:21 | 私の詩
人間不信

どんどん人との距離を取ろうとする
どんどん心が冷たくなってくる
どんどん自分が意地悪くなる

弱い男は
嘘をついて逃げる
そんなこと言ってない

女を馬鹿にする男
弱者を袖にする男

真実は一つ
認めないだけで
認めるまでもいかない
それは無能

そんなやつに

ふくなどこない

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おのずから去る

2022-09-01 18:27:11 | 私の詩
おのずから去る

ふくは来るのか
いや
心に穏やかさがなければ
来やしない

こうふくは来るのか
罵るたびに
ふくは去る

主に余裕がなければ
それは終わってしまう

ふくは来るのか
いや
来ないのだな

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