聴くネタバレ映画・ドラマと英語日記

~元MC苅田三貴が見た映画やドラマを私情バンバンはさんでご紹介♪

1人1人が主人公

2011-03-31 16:05:00 | 洋画ヒューマン
終わってみれば今年のアカデミー賞では
この作品の俳優が大いに活躍していた



最優秀主演女優賞を手にした
メリッサ・レオは放送禁止用語言っていたけど


だから公開されるのを楽しみにしていました
先週の土曜日、23日に始まったばかり




ザ・ファイター




ボクシング映画と言えばロッキーくらいしか見ていなく
″人が人を殴る″という行為に
どうしてもこだわってしまう私ですが…


素直に面白かった
本日のレディースデイ札幌シネマフロンティアで見て参りました




ディッキー・エクランド(クリスチャン・ベイル)は
薬に手をだし、すでに勝てなくなったボクサー。


アリス・ウォードが同じ
義理の弟ミッキー・ウォード(マーク・ウォールバーグ)も
またボクサー。
ただし、1度も勝てない3流の



彼に勝たせたいと
ディッキーとアリスは協力するのですが
ディッキーが練習時間になっても薬をやっていて来なかったり、
バーで暴れるなどすぐに問題を起こしたりと
むしろ足を引っ張ます。



同じ頃、ミッキーには恋人シャリーン・フレミング(エイミー・アダムス)ができるのですが
彼女はそんな家族と対立してばかり



彼の能力をかってくれ
応援したいというエージェントも現れるのですが
ディッキーとアリスを外すのを条件にします




もちろんプロとして勝ちたい思いはあるけれど
大切な家族を外す事までしなければならないのか


ミッキー・ウォードが勝つまでの
実話をもとにしたヒューマンドラマです





序盤、淡々と人となりの紹介がある。


ミッキーは素直な努力家。

ディッキーは王道を走れない荒くれ者だけど
結構いい人。

アリスは無教養ゆえの自己中。


それでもみんなに共通しているのは
″家族を思っている″という事。



そんな決して″最善″とは言い難い環境の中で
ミッキーに勝って欲しいと願う中盤。


そして最高のボルテージで
ミッキーの世界戦



ひゃ~~感動
ボクシングって面白いじゃ~ん



2時間の中で終盤に向かって
ぐんぐん盛り上がっていくこの感じは
″THE 映画″です



もともとボクシングが好きな人は
文句なしに好まれるのでしょうが
私の様な素人までも虜にした試合の″高揚感″は
まるで本物の対戦を見ているみたいだった



よくボクサーの事を熱く語る方がいますが
そうなんですよね~。
勝っても負けても1つ1つの試合にドラマがある。

まさに1人1人が物語の主人公なんですよね。




そういう意味で
この映画はミッキーやディッキーの人生に
触れられた気がした。
厚みがあったのです


だから好きとか好きじゃない、
知っているとか知らないとか関係なく
素直に胸が熱くなれるのではないかと思います


昨年ノミネートされたしあわせの隠れ場所
同じですね



結局ミッキーはディッキーの教えを取り入れ
王道ではない方法で勝っていく訳ですが
成功への方法は様々。


決して1つではない。
沢山あるんです。


だから1つ駄目なら、次。
もう1つ駄目ならまた次って
きっと諦めない事が大切なのでしょう



久しぶりにスカッとする
勇気を分けてもらえる映画に出会えました


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