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三浦綾子「泥流地帯」

2010年06月30日 | ま行の作家

北海道・十勝岳の麓に祖父母や妹と暮らす拓一、耕作兄弟
父は事故死、母は高利貸しの男に言寄られ、家を離れ札幌へ髪結いの修行に出る

貧しい小作の暮らしの中で祖父母や隣人、学校の先生から多くの事を学び助け合って成長していく兄弟を描いています

長い年月が過ぎ、母が戻ってくるという手紙を受け取り、家を増築しその日を楽しみに待っている家族を襲う自然災害

一生懸命、真面目に生きている人々が何故このような目に遭わなければならないのでしょうか

生き残った拓一と耕作は戻ってくる母をうんと大事にしよう
と力強く話します
それで救われた感はありますが、とても辛くなる物語でした

 


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