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荻原浩「ちょいな人々」

2009年11月14日 | あ行の作家

公衆の面前で読むのは控えましょう
ニヤニヤ笑って気味の悪い人と思われます
笑いを我慢しなければならない自分が辛い思いをします

一人になれる場所で思いっきり笑いながら読みましょう

中年サラリーマンが若いOLにちょちょいのちょいとあしらわれる
「ちょいな人々」
世のサラリーマンの男性諸君
軽くあしらわれてもめげずに頑張ってください!

隣の庭木が境界を越えてきた、猫が糞をした、子供のボールが鉢植えをダメにした
主婦とお爺さんのバトル
「ガーデンウォーズ」
主婦が庭の草花を観察する様はまるで自分を見ているようでした


適当な嘘八百を並べ立てて人気が出た辻占い師が真剣に自殺願望の少女を諭すことで客から逃げられる
「占い師の悪運」
結局はいいヤツなんだよね

いじめ電話相談室のスタッフがいじめバスターズを始めるまでの顛末
「いじめ電話相談室」
幼い頃自分も苛められて空手を習った経験のある主婦の奮闘


玩具メーカーが開発した犬や猫の鳴き声を言葉に変換する機械
「犬猫完全翻訳機」
あなたのペットの本音を聞いてみたいと思いませんか?
ペットは飼い主に似るんですね
ペットはご主人様と家族をよぉく観察してるんですね


同じメーカーが売り出した新時代の携帯電話
「正直メール」
最後は直接会話しましょうよ


熱烈タイガースファンの彼が結婚の承諾をもらいに家にやって来たのだが読売ファンの父とナイター中継を見ながら…
「くたばれ、タイガース」
父親と彼氏のバトルがとにかく面白い
野球にさほど興味のない娘の冷めた目
プロ野球ファンなら大笑い請け合います


それぞれの話は数ある荻原さんの長編で使われたプロットばかりですがそれは脇に置いといて
楽しみましょう




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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
自分も読みました(^-^)b (hi-lite)
2009-11-14 20:44:02
この荻原氏の「ちょいな人々」は確かに公衆の面前で読むと、にやにやしそうですよね(^m^:)
でも重松清氏の「みぞれ」http://www.kadokawa.co.jp/bunko/bk_detail.php?pcd=200801000451って短編集の一篇「砲丸ママ」はもっと危険!
公衆の面前で読んだら、にやにやじゃ済みません。
自分、電車のなかで、ふきだしちゃいました。
返信する
hi-liteさん (こに)
2009-11-15 09:17:49
重松清さんですね
早速チェックしました♪

荻原さん
オイアウエ漂流記に続きまたまた新刊が出ましたね
いつ読めるかな~
返信する
えっ(@。@?) (hi-lite)
2009-11-16 21:37:41
荻原さんの新刊?
「オイアウエ漂流記」の他にも出たンですか?
ひゃ~最近、金欠でブックオフにしか行ってないから気付かなかった(__:)
次の給料日、新しい本を見つけに本屋さん、覗きに行こう(^◇^)b
返信する
hi-liteさん (こに)
2009-11-17 07:56:47
文藝春秋「ひまわり事件」
老人と幼稚園児が活躍するお話らしいです
なんとなく想像できそうな内容ですけど、間違いなく読むでしょう
^^;

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