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小川洋子「博士の愛した数式」

2010年03月12日 | あ行の作家
静かで温かくて優しくて美しいお話でした

数学をどういう風に小説に取り込むのか興味津々でしたが
流石、小川洋子さん
博士の話す友愛数や素数など、しつこ過ぎず、ポイントをきちんと押えてお話に繋げていきます

数学好きな人には物足りないかもしれませんが
私のレベルでは充分でした


80分しか記憶が保てない博士
家政婦と息子
この3人がお話の中心ですが
博士の義姉の存在が気になりました
話の初めでは、ただの意地悪な老婆のように描かれており、この人の存在意味は何だろうと思っていたのですが、最後の方で全て明らかになります
博士の家は「少しだけ現実と乖離した不思議な世界」


コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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コメントありがとう♪ (hi-lite)
2010-03-17 08:50:36
自分、原作も映画も両方接したけど…
両方良かった。
博士の義姉、映画では浅丘ルリ子さんが難しい役どころを見事に演じてましたよ。
隠れた助演女優賞的演技かと思います(^-^)b
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hi-liteさん (こに)
2010-03-17 17:55:24
ますます映画が観たくなりました!

浅丘さん流石のベテラン女優ですね
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