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森絵都「ラン」

2008年10月06日 | ま行の作家
9年前に両親と弟を
2年前に親代わりの叔母を亡くし
何となく日々を送っている夏目環・22歳

バイト先で嫌なことがあったある日の夜
仲良くなった自転車屋さんから貰った自転車・モナミ1号に乗って環が行き着いた場所は…


冥界と下界
「カラフル」を思い出させます
「ラン」では、下界の環が、冥界の第1ステージに留まっている家族や叔母との別れを乗り越えて前向きに生きようと変わっていく様子を
走ることを通して描いています
スポーツ小説を期待した方には不満が残るかもしれませんが、ホラーっぽいファンタジーとして読んだらいいと思いますね
最後のほうは、泣ける場面が多いです



環が参加した
ランニングチーム・イージーランナーズの個性的な面々が面白い
こんな人いるいるってのを強くデフォルメした感じ

夜の蝶、清花さんの本名が「よね」ってとこは声を出して笑ってしまいました

皆、自分の目標に向かって頑張って練習してきたんだから
久米島フルマラソン
是非とも完走して欲しいなぁ

と読み終わりました
(^O^)/

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