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佐伯一麦「ピロティ」

2009年10月09日 | さ行の作家
あとがきより
20代で、首都圏で電気工として働いていた頃、修理に訪れた団地やマンションで多くの管理人さんとの出会いがあった
現代の都市生活を黒子役に徹して支える、そんな管理人の姿をいつか小説で描いてみたいと思い続けてきた
本作に出てくる主人公は、それらの管理人さんたちの総体ともいえる


舞台はおそらく仙台、ピロティを持つマンション
マンション(現代の長屋)の管理人(長屋の大家)・山根が膝を悪くした為、退職することになる
新人管理人・渡部さんへの引継ぎ指導をする一日を山根の一人称による語りのみ、奇を衒うような小細工は一切なし、直球で描いています

管理人さんの一日の仕事
リアルです
日頃、管理人さんはどんな仕事をしているのか
知っているようで知らない苦労がたくさんあります
マンション住まいの方に是非読んでもらって管理人さんの仕事に対する理解を深めてもらえたら、と思います


コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
読んでいただきありがとうございます (山内管理人)
2010-12-10 10:57:40
この本、ほんといい本なんですよ。
多くの人に読んでもらって、管理人のことをわかって欲しいと思います。
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山内管理人さん (こに)
2010-12-11 16:15:16
初めまして&コメントありがとうございました

山内管理人さん、随分と苦労されているのですね
ウチもマンション住まいで、理事長を仰せつかっております
世帯数28とこじんまりしており、モンスター住民もおらず、管理人さんは女性ですがとっても良い方で、まぁまぁ上手く運営されているかと思いますが、集合住宅特有のイザコザも無くは無く…

頑張って下さいね!
日々、管理人さんの仕事ぶりに感謝し、応援している住民もいます!
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