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藤沢周平「風雪の檻 獄医立花登手控え二」

2015年12月11日 | は行の作家

 

1981年3月 講談社より刊行
講談社文庫
2002年12月 第1刷発行
2014年8月 第31刷発行
解説・宇江佐真理
274頁

 

 

熱血青年獄医・立花登が難事件の数々に挑むシリーズ第二弾

 

「老賊」「幻の女」「押し込み」「化粧する女」「処刑の日」

 

立花登は、国許で医学を修め、さらに江戸に赴いて医学に精進したいと願い、町医者を開業している母親の弟を頼ります
国許にいた頃には叔父は登の向学心を奮い立たせる憧れの人でしたが、現実の叔父は妻の尻にしかれ、家計を補う為小伝馬町の牢屋敷の医者も務めている哀れな町医者だったのです
叔母からはわずかな小遣いしかもらえず、まるで下男のような扱いを受ける登
失望を隠せませんでしたが、叔父の代診で牢屋敷に通ううち、獄舎に繋がれた人々の様々な事情と向き合うことで人間的な成長を遂げていきます

 

シリーズは四弾まで出ています
従姉妹のおちえとの関係はどうなっていくのでしょう
第三弾「愛憎の檻」が楽しみです

 

 

今、時代劇専門チャンネルで「清左衛門残日録」が放送されています
20年以上前のNHK金曜時代劇
主演は仲代達也さん
面白い!
これぞ藤沢周平の世界です
欠かさず見なければ!!!

 

 


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2 コメント

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緊迫感と甘美な幕切れと (narkejp)
2015-12-24 09:10:56
第2巻も、抜群におもしろいですね。とりわけ、最終話の「処刑の日」が良かった。無実の人が処刑されてしまうのかという緊迫感と、執行が取りやめになった後の安心感が、おちえとの甘美な幕切れにつながるという構成が、良かったです。

仲代「清左衛門」は、ほんとに名ドラマでした。某図書館に、DVDがありますので、借りてきてまた観たいですね~。
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narkeipさん (こに)
2015-12-24 12:21:16
早く3巻が読みたいです!
「処刑の日」
間に合うのか、間に合ったとして刑の執行が止められるのか、ドキドキハラハラでしたね。文字からでも登の迫力が伝わってきました。
中井貴一さんのドラマ、放送されないかなぁ。

「清左衛門残日録」は12回まで見ました。毎日放送されるのを録画しておいて、朝いつもより30分早起きして見ています。今週からは「よろずや平四郎活人劇」も始まってテレビに忙しい!!!
先々週までは「本所しぐれ町物語」を放送していて速攻原作を買いに走りました^^

先月、本棚がいっぱいになったのでかなりの数を処分しましたが藤沢周平は全部残してあります。
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