ミエルの居心地のいい場所

乳がんが気付かせてくれた事【心地よい場所を沢山もっていればきっと大丈夫!】そんな場所を毎日探しています。只今バラに夢中☆

あれから5年 (2)

2009年07月15日 17時48分46秒 | 私の病歴
手術を決めてはみても、そこからまた私は、
いくつかのハードルを越さなければなりませんでした。

太腿の付け根から肩甲骨までカテーテルを入れて、
血管の具合を調べる検査入院も、
怖くて仕方ありませんでしたし、
肝炎からくる肝臓の状態がことのほか悪くなっていて、
治療もしなければいけなくなったり、
押し寄せる不安とそれを打ち消す希望の光。

私の中の心の秤は、
いつも行きつ戻りつしていました。

やっぱり手術しなくてもいいかな?
しない方が楽かもー。
でもしなきゃ心は晴れない。
心から笑えないー。

せめて傷口が塞がり、
平らな胸でいいから綺麗な皮膚が欲しい。

胸があること、皮膚があること。
ある時には当たり前で何も思いませんが、
無くなってみて初めて、
あった時の事が羨ましく思えるのです。

同じようにそれを当たり前に持っている人の事も、
羨ましく思えると同時に、
自分自身が強いコンプレックスを抱くのですね。

綺麗なものを見ても綺麗と思えず、
心から楽しめない。
顔は笑っていても本心で笑えない。

負い目と自信の無さが、弱い自分を支配し、
脆く壊れそうな心しか持てない。

そんな自分を支えてくれたのは、
出会った人や、物、言葉の数々と、
”このままではいけない。変わらなきゃー”
と言う一心でした。

つづくー



※今日の画像は”グルス・アン・アーヘン”
 普段は見過ごしてしまう、
 開きかける瞬間に出会うことが出来ました。

 今まさに命をほころばせる、
 つかの間の美しいときです。



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