パリ よもやま話 番外編 特別号

パリ在住十年+の日本人女性が、パリ生活で起こるよもやま話を綴る徒然日記と帰国後のお話

母からもらった一輪挿し

2013年07月28日 | パリで日本が恋しくなったなら

母が もう何年も前にパリに送ってくれた一輪挿しがあります。

 

 

パリのアパートでは全然しっくり来ず 使わずにいたものでしたが、なんとなく 新居にまず先にこの一輪挿しを運んできました。

 

庭のお花を失敬して 早速生け花

 

どこに置こうか、、、と思っていると、玄関の壁に 前住人が取り付けた釘が飛び出ているのを発見。

 

見事に一輪挿しがひっかかってくれました。

 

 

 


雨花石

2013年07月28日 | パリで子育て 音楽教室

中国人のピアニストNちゃんが帰国する直前に プレゼントしてくれたネックレスがあります。

中国の南部出身の彼女の故郷で取れる特産の石だそう。

名前は 

 

雨花石 

 

 

だそうです。

 

しぶい色合いで派手でないけれど、深くしみじみとした美しさを讃えた石だと思います。

まるで Nちゃん そのもののような石だと思います。

 

 

 

 

 

 


古代小麦の穀物ドリンク

2013年07月27日 | フランスの健康食品

最近 猛暑の中、ものすごくハマっている飲み物。

 

オーガニック食品店で見つかる、ありとあらゆる穀物ドリンク 

 

 

砂糖不使用なのに 穀物の発酵した甘みが非常に濃く、旦那も うまい うまい と言って飲んでいます。

 

こちらは 特に旦那が気に入ったもの。

お米と古代小麦と ハシバミの実のドリンクです。

古代小麦といえば、 中世の神秘家で 女性薬草医師、修道女で作曲家だった

 

ヒルデガルト フォン ビンゲン 女史 が  健康のために この 古代小麦を主食とせよ と言っています。

 

 

 

これから 牛乳を消費する代わりに 穀物ドリンクを飲んでいきたいと思っています。


猛暑にすし飯っ!!!

2013年07月27日 | パリで子育て 音楽教室

猛暑にすし飯っ!!!!  の図 です。 炊き立てすし飯をウチワで仰いでもらおうとしたらこうなりました。

具一つもないただのすし飯です。

 

 

 

 

  

 

気温によって 人の味覚は かくも変る、、、、、  そう実感しました。

 


スロー引っ越し 停止

2013年07月27日 | パリの韓国ワールド

 エレベーターが故障して はや3週間。 一向に修理される気配がありません。管理人さんに聞いても 一月くらい待てば修理が始まるだろう とのことですが、全くもって 放置状態。

 

6階に住む私たちは 少しばかりの段ボール箱と子供達二人を 毎回旦那の車で新居まで運搬(!?)しています。

まだ布団もガスも生活用品もないので 新居の庭で子供達とひとしきり遊んだら、そこに泊まらず またパリの自宅に戻る という繰り返しです。

 

そうこうしていると、 フランスで今年最高気温だと言われる猛暑の日に、いつものように新居に向かう中 突然 頼りの車がガガガっと異変音を起こし、

道のど真ん中で急停止

 ピクリ とも動かなくなってしまいました。

そこは 二本の道の分岐点で 左右 どちらからも車が向かってくる場所でした。

 

子供達と私たちは そんな危ない場所で 車内でじっとしているわけにはいかず、助けを呼んで 人力で車を移動させることに。

原因は ギアを変える時に足で踏む クラッチの故障。 

車を道の端に移動させて とりあえず一息ついて 息子のオムツを替える イクメン旦那。

もし これが 高速道路で起こっていたりしたら、 家族諸々 命の保証はありませんでした。 不幸中の幸いとは このことです。

 

車の緊急サービスセンターに電話すると 45分待ち とのことと、その後 車を整備センターに送る可能性を見て、私と子供達だけで バスに乗ることに。

 

猛暑と空腹とでいら立ち泣き叫び暴れる娘を抱いて、息子をベビーカーに乗せて

引っ越し先の地域で地理感覚のない私は とりあえず 来たバスに乗ってみることに。

 

この出来事はホームセンターと大型スーパーでの買い物帰りに起こったため、トランクには 買い物をした品で一杯。 そのリストとは。。。

 

バーベキュー用大型グリル、 巨大袋に入った腐葉土、庭の手入れに枝きりハサミ、そして、、、、 特価の白菜8玉 にニンニク2袋、塩辛用の生イカ!!!!その他冷蔵ものも諸々。。

 

 

旦那は車を遠く離れた整備センターに送り、夜遅くタクシーで新居に戻ってきました。

以前 整備工場に預けると トランクの中に常備してあった旦那の仕事機材が盗まれたため、上記の買い物品に加え車の中に常備してあった 諸々の所持品全てを 執念で持ち帰ってきた旦那。

 

新居にはまだ ガスも通っておらず、 使える布団もなし。 バスも走っていない時間で、 車がないので 子供連れてはパリに戻ることもままならず  その晩は 床にタオルを敷いて寝ることに。  冷水しかでないシャワーを浴びて、大人の着替えの服もパンツもない突然のキャンピング。

 

 

車がいつ直るとも見通しがつかないまま、翌朝早朝、私と子供達が寝ているまに 旦那は一人でバスと郊外線を使って

パリのアパートに戻り 仕事に行ってしまいました。

 我が家に一枚だけあるクレジットカードを 旦那がレンタカー時にいるため、もって行ってしまいました。

 

そんな時に限って 私の財布には 5ユーロ紙幣一枚のみ、 カードも小切手もない という金欠状態。

 

しかも その日は 電話会社を他者に切り替える日で 旦那の携帯が繋がらない状態に。夜旦那がレンタカーで新居に戻ってくるのを信じてひたすら 子供達と 待つことになりました。

 

 白菜は もちろんパリの自宅でキムチにしようと思って買ったのですが、このままでは暑さで痛んでいくため、急遽この場所で

 塩漬けすることに。

白菜を四つ割にして朝日に照らしておきます。

 

 

 十分日に照らされた白菜の回収作業にあたる息子

 

  

偶然、子供達の塩粘土用にと、ヨード塩を持って来ていた私でしたが、それを白菜に振らせてもらいました。

塩漬けする巨大な金タライがない、 と思っていると、  子供達のビニールプールに目が留まり、、、、、サバイバル的キムチ作りです。

娘に塩振りを頼んで

  

 

なんとか 白菜の塩漬けの完成。

白菜の塩漬け完了には半日かかるので、 その間、家から徒歩3分のところにある、ポニークラブに行ってみました。

  

 

それから また歩いて、家からかなり離れたところにあるこの町唯一の公園 へ。 裏手が森の散歩道になっています。

 

すると、、、、  快晴だった空が突然の曇り空に変わり、あれよあれよと言う間に豪雨と突風が吹き荒れて、、、、

 

連日の猛暑で安心しきって、新居の天窓も全ての窓も開けっ放しにしてきた私でした。ダニだらけの布団の綿も庭に干しっぱなしでした。

 

 

慌てて 森の大きな木の下に逃げ込んだ私と子供でした。 しかしそこには、、、、、、

無数のイラクサの茂みが、、、    

ザザザザザーっと 自転車で そのイラクサの茂みに入ってしまった半ズボンの息子。私もヒザまでのスカートたったので

すが、自分のことを忘れてしまうほど、息子が痛みと豪雨の恐怖でパニックになり、泣き叫び 人の姿もなく助けてくれる人はもちろんおらず、

豪雨を体全体に受けながら、娘を抱っこし、息子をベビーカーに乗せ、息子の自転車を担いで、よりによって家からかなりの距離のこの公園から徒歩で帰ることになりました。

痛みで泣き叫び続ける息子とは裏腹に、こんな時に限って 私の腕の中で寝入ってしまうびしょぬれの娘

 

どうにか家にたどり着いたら、アジサイの花が全て 雨の重みでうなだれてしまっていました。

 逆に 一輪も咲いていなかったバラが 突然満開になっていました、 どうもバラは水をたくさん必要とするようです。

 

開けていた二階の天窓からは やはり床全体に雨が流れ落ち水浸しに。

水浸し布団はもちろん もう使えない状態で 処分決定。

 

服を絞ったら ザーっと水が出てくるまでに完全に濡れていました。カバンの中のものも 全て出して乾かすことになりました。

しかも、家に着いた途端 また快晴になり、 まるで私達をあざ笑うかのような出来事に 空に向かって憤慨せざるをえませんでした。

 

着替えの服のない私は とにかく旦那が夜 ここに戻ってくることを祈るだけ。 旦那に電話も繋がらない孤立状態。

 

気を取り直して、キムチ作り第二の段階、 ニンニクの皮むきを。

 

不思議と ニンニクのしょうゆ漬けのような 金色のニンニクが何個も何個も顔を出しました。 

これは良いことが起こる前兆かも、と自分を励ますけなげな私でした。(涙)

 

夜 仕事を終えて レンタカーを借りて新居に戻ってきた旦那は前日から今まで ほとんど食事もしていないのに、いきなり 買ったばかりの枝切りバサミで庭仕事開始

車の修理のめども修理費のめども立たない今どこにそんな余裕が?と思っていると、

 

「子供達には こうして 親が庭いじりなどの作業をしている姿を見せることがとてもいい勉強になるんだ」  

 

とのこと、、、、 

 

 

三年間 手入れも水やりもされずにいたこの庭を蘇らせたい、 そんな思いで旦那は自分の今現在の境遇を省みず ひたすら庭仕事に励んでいました。

モミの木を発見。 クリスマスにはここに飾りを。   笹やぶもあるので、七夕もできます。四季おりおりのイベントが可能な庭です。

    

 

こちらは 野バラ、 ドッグローズ、 ビタミンCが一杯の ローズヒップスオイルやお茶は その実です。

  

 

バーベキューの横に巨大な月桂樹 ローリエの木もありました。 料理の煮込みは この木一本あれば困りません。しかし大きい。。。

   

 

名の知らない草花達 

 

 

夜中11時にパリに戻った私は 早速生イカを塩辛に。   内臓と身をたくさんの塩と赤唐辛子で混ぜて放置しておくだけ。

 

ニンニクは水にしばらく漬けると 皮がむきやすい。     ショウガとリンゴも

  

今回は チョンガッ大根のキムチも一緒に作ります。  ヤンニョムダレは白菜と同じものを使います。

   

 

タレが多量にできたので、 水洗いした塩漬け白菜に塗っていきましょう。イカの塩辛以外にも アミエビの塩辛をたくさん入れました。ナンプラーも入れますよ。  おかゆには 煮干のだし汁を使って 濃く仕上げます。

 大根の千切りに赤唐辛子粉をもみ込んで発色させて、、

  

 

翌日、お決まりの旦那の初試食。

 

「イカの塩辛の味がきいてておいしい 、、、けど  塩辛っ!!!!!!!」 

 

実は 娘が 白菜4分の一株に対して、ボール一杯分の塩を振ってくれていたのでした。それとも塩辛 入れすぎ かな?

 

 

キムチもできたし、気を取り直して また引越し!!と思ったら、今度は新居が原因不明の停電。 冷蔵庫の中のものも猛暑でやられてしまいます、、、、

しかも新居の裏手が森のせいか、電話が非常に繋がりにくく、電気修理のためには、その場で電気工とのやり取りを電話でしなければならず、不可能な状況に追い込まれ、、、。

 

 一体 この引越しは なぜゆえに こんなに様々なことが起こってくるのか、、、、 と 時に投げ出してしまいたくなる気持ちになります。

 

旦那は

「最初に 全部悪いことが起こって出で行くんや、 これからいいことしか起こらへん!!」  と言うばかり。

 

さて、 このキムチは もちろん 新居に遊びにきてくれた人に食べてもらおうと思って作ったものです。

ちょっと塩からいですが、正真正銘 命をはって作った サバイバルキムチです。  良ければ味見していってくださいね。

 

 


スロー引っ越し

2013年07月20日 | パリで子育て 音楽教室

さあ、今週始めから 一週間かけての引っ越しだ! と意気込んでいた私と旦那でした。

その二日前、子供達と公園の砂場で遊んでいた旦那の右足人差し指に 砂場の中で仮死状態のハチが ブスっと 毒針を刺し、見事に旦那の足はキンキンに腫れてクツも履けないほどの歩行困難に。

そして引っ越しに必須の車のタイヤの前輪に これまた どこから現れたのか 巨大釘がブスっと突き刺さっていきなりパンク。 旦那が 初めて臨時のタイヤを自力で交換して修理に出しに行く事に。

6階に住む私たちのエレベーターは引っ越し一週間前から故障して 修理の見通しが経たず、 そうこうしていると、別棟のエレベーターも引っ越し前日に故障し停止、ベビーカーの上げ下ろしだけでも 苦闘の状況。

どうにか別棟のエレベーターが修理された月曜日の午後、パンパンに腫れた足を引きずって いくつかの段ボール箱を車に乗せて

引っ越しを始めた旦那でした。

パリの我が家から郊外の新居近くは いつもよく通る道で ものの15分ほどを要する距離なのですが

なんと その日から 八月中旬まで 道が閉鎖!!! 

 

いつもは15分で着く距離が その影響で 周辺が大渋滞を起こし 2時間もかかることとなりました。

今週日曜に 引っ越し業者に頼んで 大型トラックでの家具の引っ越しを予定していたものの 主要エレベーターは止まったまま、

さらに その日は 遠回りになるもう一つの道が ツールドフランス の通り道になるため これまた 完全閉鎖 ということが分かり 急遽キャンセルに。

私はというと今まで毎日子供を抱っこしていて一度もならなかった ぎっくり腰に 。 

足を引きずりる旦那と 腰に手を当ててよたよた歩く私、 そこに引っ越の準備の足を引っぱり続ける子供達が四六時中 私にくっついて、、、、。

 

 

結局 今のところ 段ボール 数個と 小さな家具数個を 新居に運べたのみ となっています。

本当に不思議なほど私たちの引っ越しの足引っ張るような出来事が相次いでおこっています。  

 

ハチにさされた事も、エレベーターが二週間も停止したことも 大釘がタイヤに刺さったことも どれもこれも初めてのことばかりです。 

次借家予定だった人のドタキャンで 家賃もしばらくは パリと郊外の家の2重払いになって。。。。

 

初めは  呪われているんじゃないか、、、 とも思ってしまったこの引っ越し。 でも私も旦那も二児の育児子守りをしながらの引っ越しが やはり 想像通り 並大抵のことでないと分かったため

 

『今回は スロー引っ越しだ』 

と お互い納得して腹をくくり、 数ヶ月に渡る スロー引っ越し をすることとなりました。

 

オンボロ門を開けると、、、

 

 

真っ白なあじさいが満開で出迎えてくれました。

  

  

南向きの家は 日中燦々とお日様が照る 吉相の家。 ステンドグラスが やはり私には チャペルや教会の面影を彷彿とさせます。 オンボロちっくですが、どこか とても宗教的な香りのする家なんです。

 

 

 

 

二階は がらっと雰囲気が変わって うっすら薄暗く、瞑想にふけるのにぴったりな感じの古ぼけた(古びた?)部屋です。

 

  

中階の窓 が 私は とても気に入っています。

   

 あじさい以外にも、 ドクダミの花がたくさん自生していました。 どくだみ茶をつくろうかしら。

 

   

色とりどりのチョウチョウと無数のハチと 不思議な小鳥が飛び交う 紫色の花。 とても良い香りです。 

  

裏が大きな森なのでこの庭で 養蜂の勉強も始めたいと思っています。 

  

 

庭の手入れが三年間 まったくされていないので、これから 掃除していきます。

 庭のテーブルの木には キノコが自生していました。 早速磨きました

子供達は 窓拭きをしてくれました。

 

 

 

  

 枯れ葉と生ゴミで コンポスト機も設置して 腐葉土を作る エコロジー生活も挑戦しますよ。

 

日本に帰っても、韓国に帰っても、 待っているのは 畑と自然と自給自足生活。

 

この家にいる間に できるだけのエコロジー 兼 自給自足生活 を求めて、 近い将来の完全帰国日に備える予定でいます。

 

聞こえるのは 森の小鳥たちの泣き声。 裏庭の窓が笹の竹やぶになっていてサヤサヤサヤサヤ という音。

 

娘は  ここだと 深く昼寝をしてくれるようになりました。

  

 

まず手始めに ここで キムチ作りを始める予定です。  今回は 生イカを使って 塩辛を作ってみる予定です。どんな味のキムチになるかな。

 

  

 

 ヌーディスト生活も満喫できます。

 

 

 

 


泡風呂

2013年07月11日 | パリで子育て 音楽教室

    今 子供達がはまっているのが

 

泡風呂

 

です。

 

ベビーシャンプーを大目に入れて

勢い良くお湯を入れたら このとおり。

 

泡で壁に絵を書いたりして 延々遊んでくれています。