11/26 どうじょうさんの ゲスト 岡山大 松村教授を聞いて
マツムラ ケイイチロウ先生だ
この先生がエチオピアに行った経験を聞いて思い出した。
先生は現地の人に金をせびられた話をした。
別にエチオピアだけではない。
フランスでも経験した。
金をせびったのはフランス人ではなく、ジプシー。
初めての冬、友人と学生街を歩いていた。
友人はその日、毛皮のコートを着ていた。
ジプシーたちは友人にだけ手を出した。
私たちは逃げた。
先生は金をやらなかった。
でもうしろめたさを感じたと言った。
現地の人たちはそういう手に金を渡していると先生は言った。
彼らは感謝するのだそう。
でも、神にこの人がお金をくれてありがとうと神に感謝するのだと言った。
これ、よくわかる。
エチオピアの宗教がイスラム教か、キリスト教か知らないけど
より金持ちが貧しい人にめぐむのは当然なのだ。
フランスはキリスト教が国に宗教ということになっている。
やらない人もいるけど、やる人もいるのだ。
別な友達と外出したとき、友人はロールスロイスに乗っていた。
車を止めようとしたら、数人のジプシーが駆け寄ってきた。
当然のことながら金をくれと言った。
ついでだから書く。
フランスで悩まされたのは、どこの店でも店員の釣銭のごまかし。
外国人が集まるとこの話題がまず出た。
アメリカ人、ドイツ人、日本人、釣銭のごまかしは外国人に対してが多く
立派な店だからやらないなってことはないのだ。
シャンゼリゼに出ているフーケという店。
カフェとレストランをやっている有名な店だけど、ギャルソンが堂々とやる。
抗議しても引かない。
請求書に大きく書いてある数字。
誰も気がつかないけど、これが適当な数字なのだ。
暗算が得意な人はいいけど、恥も外聞もなくメニュを請求して
計算しなおすといい。
私たちはこれで教会で懺悔でもすれば許されると思っているのかね
とよく言ったものだ。
宗教のせいか、慣習か、それとも単に貧しさか?
恥のない文化は違うのだ。
先生、こういうエチオピア人を生徒になんと言ってますか?