『海辺の映画館 キネマの玉手箱』により
【個人賞】日本映画監督賞を
大林宣彦監督が受賞され
とても嬉しかった
キネマ旬報の各賞を見て…
比べて悪いけど、日本アカデミー賞のって…
どうなん？？
とにかく、
大林監督を選んでくださったキネマ旬報には
感謝の気持ちでいっぱい
昨年７月に公開された大林監督の遺作
『海辺の映画館 キネマの玉手箱』
尾道の海辺にある唯一の映画館が閉館を迎え
最終日は「日本の戦争映画特集」のオールナイト興行。
映画を観ていた若者３人がスクリーン上の
戦争の時代にタイムリープして数奇な体験をする。
（過去のブログより）
大林監督が新世代へ託すメッセージ
「過去の歴史は変えられないけれど、
映画は未来を変えられる！！」
観終わって…
遺作になるとわかっていて
あんなふうに編集できる監督が
すごい！！と、思いました。
印象に残ったシーンはたくさんありますが、
ピアノを弾く老人…
大林監督が弾かれてましたね
ショパン『別れの曲』
昔、『さびしんぼう』を観た時に
この曲好きだなぁ…と印象に残り、
今日も突き刺さりました
大林監督の実家（尾道）より神辺町下御領にある
美の鶴酒造さんにピアノをわざわざ運ばれて
弾かれたのだとか
その他、鞆の浦、福山城、芦田川などでも
撮影が行われたそうですね…
とても感慨深いです
武田鉄矢さんを坂本龍馬役に抜擢！？
そんな粋な計らいにも
なんか、泣けました
「お国のために」
「お国のために」
と、亡くなられた多くの…
ほんとに多くの…
言葉になりませんが、
悲しい出来事も含めて…
「何のための戦争だったんじゃ！！！」
と、その悔しさを胸に刻むことだけでも
大林監督の託されたメッセージを
受け取ったと思ってていい！と
今は、思えます。
大林監督を初めて拝見したのは、反戦とは
全く関係ない『なごり雪』の試写会でした。
恭子夫人の他に三浦友和さんや正やんも
おられました。。
２回目は『この空の花 長岡花火物語』
舞台挨拶終了後のロビーで、監督が
「広めてくださいね」と言われたのが印象的でした。
（手帳へサインしていただいた）
監督とご縁のあった方々は、きっと皆さん
この遺作に関わりたかったことでしょう…
大林監督
お疲れさまでした。
そして
ありがとうございました。
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