横山雄二監督『愚か者のブルース』感想

7月30日（土）福山駅前シネマモード

『愚か者のブルース』舞台挨拶つき広島先行上映会へ

 

 

どんな作品かというと…

 

2019年、夏のこと。広島先行上映で大ヒットを飛ばした時川英之監督の加藤雅也主演・横山雄二企画プロデュース作品『彼女は夢で踊る』の先行上映初日、加藤の口から「次は横山雄二監督でもう一本やりましょう」との提案が。ロケ地は再び広島。「俺はヒモ。横山さんはストリップ劇場の館長、これ面白そうじゃない？」と加藤。そのアイデアをもとに出来上がった横山監督オリジナル作品『愚か者のブルース』。

 

概要

今回、加藤雅也の役柄は「ヒモ」。30年前に伝説の映画を監督したが今はすっかり過去の人となってしまった冴えない映画監督を演じる。ヒモ（加藤）を健気に支えるピンサロ嬢役をテレビやグラビアで活躍中の熊切あさ美。熊切の元恋人役に広島に縁のあった川谷拓三の息子・仁科貴。加藤と熊切が逃げ込むストリップ劇場の館長には監督・脚本も務める横山雄二。ストリッパー役には元AKB48の小原春香、個性派女優の佐々木心音。広島の歓楽街に息づく風変わりな仲間たちにベテラン女優の筒井真理子、お笑いコンビ・デンジャラスのノッチも出演。昨年5月に広島第一劇場が閉館する時トリを飾ったストリッパーの矢沢ようこが女優としてママさん役に。矢沢はストリッパー（佐々木・小原）のダンス監修も務めた。熊切あさ美の母親役には39年ぶりの映画出演のピンク・レディー未唯mie、爆笑問題の太田光も友情出演し話題に。昨年閉館し取り壊されたストリップの広島第一劇場を舞台に個性派＆実力派の豪華キャスト陣が広島の歓楽街を大暴れする昭和の香り漂う大人の物語 (PG12指定）。

上映前舞台挨拶　左から

横山雄二監督、佐々木心音、小原春香、矢沢ようこ

 

上映後舞台挨拶　左から

横山、小原、矢沢

 

舞台挨拶の時、横山監督はこんなことを言われた

「どうせアナウンサーが作ったんだからとか

片手間に作ったんでしょとか言われると思うんです」

そう言われたくないんだなと思って聞いてた

 

時川英之監督の感想は聞いてみたいかも

 

「前半はいやらしい」と言われたか？

期待してたらそうでもなかった（笑）

 

横山監督は松坂桃李主演『娼年』を

ご覧になってない？

あれを観ているので、ぜんぜん大丈夫

 

風俗のシーンがあったけど

へーーー昔はこんなだったのね？

というかんじ

 

あっ！延岡さん

知り合いを見つけた（笑）

 

場所が広島に移ってからの見どころは

「広島第一劇場でのストリップ」

 

広島市中区に所在したストリップ劇場は2021年5月に閉館

「カープが初優勝した1975年に建てられ、

広島第一劇場は夜の風俗を支えてきた場所」

とのこと。

 

広島に昨年までストリップ劇場があった

なんてまったく知らなかった

 

「ストリップ」=「いやらしい」

という思い込みがあったけど、

ストリッパーのあの素晴らしい…

演技？

 

一番好きなシーン

ストリッパーのステージ

 

佐々木心音さんの脱ぎっぷり

踊りっぷり、かっこよすぎ

ブラボー

 

ストリップは芸術だと思えた

 

あのシーンに1,000円払っても

損なし

 

あっ！その前の…

横山監督と佐々木さんの「キスシーン」は、

台本になかったのに監督の特権で？

加えられたそうだけど

 

1800円のうちの200円ほど

返してほしいくらい（冗談です…笑）

 

どうせやるなら

ブチューーってやつじゃなくて、

もっと色気のあるキスを、佐々木さんに

させてあげてほしかったかも…

 

広島第一劇場へ捧げてきた「愛」

彼女の「自負」の見せどころ？のキスを

観たかったです。

 

コロナ禍で2年半？遅れの上映となったため

撮影できた広島第一劇場の取り壊しシーンは

必見！

 

それから、

筒井真理子さんの衣装もお見逃しなく！

何百万？すっごく高い着物なんだったって

上映後の舞台挨拶で聞いて、

女優さんのこだわりに振り回された？

横山監督の努力？にも

拍手

 

筒井さんは「おなべ」役に挑戦されたらしいけど…

声がねぇ…もともとの女でしたね

すみません、こんな感想

 

「ストリッパーの見事な踊り」と

「愚か者たちのそれぞれの結末」を

どうぞご覧あそばせ

 

あっ！

ついでに、もうひとつ

 

最初がモノクロ、最後がモノクロ

狙いをお聞きして、納得。ですが…

 

横山監督は『今夜ロマンス劇場で』を

観ておられないのかな？

私は、あの作品が大好きなんです

 

最初がモノクロ、最後もモノクロ…

で、終わらなかった！最後の最後

パーーーとカラーになって終わる

 

マネしちゃいけませんかね

 

ミィちゃん、熊切さん、女の子の

あの最後のシーンがカラーに変わっていったら

『愚か者のブルース』編集最高

って思ったことでしょう。

 

ミイちゃん自前の浴衣をカラーで

拝見したかったです

 

横山監督に伝わればいいな

電柱にポスターは貼れませんので（笑）

ここに長ーい感想を書いておきました。

 

娘のように思う春香ちゃんと加藤さんとの

「濡れ場」があると思い込んで行って、

ないやーん　

 

ホッとしました

 

トップレスNGの春香ちゃんをストリッパー役に

起用して、しかもハマり役　嬉しかったので、

お礼といってはなんですが…

 

「愛です、愛」

 

【広島先行上映スケジュール】

横川シネマ

7月29日（金）～8月25日（木）

福山駅前シネマモード

8月26日（金）～9月22日（木）

呉ポポロシアター

9月9日（金）～