ゲームソフトの週間販売本数からゲーム市場を分析する記事の第59回。
毎週のゲームソフトの販売本数を予想するYSO3の参加型企画「Y1」もよそしく!
→ファミ通TOP30(ファミ通.com掲載データはログが残らないため、YSO3のメインBBSにコピペ)
※前作データ等はすべてゲームデータ博物館様(ファミ通データ)より転載。
■3DS「鬼トレ」は発売4週で約12万本、初代「脳トレ」等に近い動き
今週の首位は2週連続で「New スーパーマリオブラザーズ2」(15.2万本)。累計本数は94.3万本まで伸びている。
「Newマリオ2」については前回に触れたので、今回は5位にランクインした「東北大学加齢医学研究所 川島隆太教授監修 ものすごく脳を鍛える5分間の鬼トレーニング」に注目してみた。
「川島隆太教授監修」はこれまでにDSで2タイトル、PSPで1タイトルが発売されている。ここで販売実績を眺めてみる。
※「鬼トレ」は、おそらくダウンロード版の一部が集計に含まれていません。
3DSの「鬼トレ」は発売4週で約12万本だが、これはDS版の1作目(4週で約14万本)やPSP版(同11万本)の動きに近い。DSの2タイトルがその後大きく伸び、「川島隆太教授監修」がブランド化されたことを考えると、今回の「鬼トレ」は少々寂しい出足といえる。
■DSの全盛期を支えた“実用・学習系”ソフト市場の今は?
DSでは「脳トレ」などのヒットにより、既存のゲームのジャンル外にあたる“実用・学習系”ソフト市場が生まれた。
DS市場自体が収束しつつある今、この“実用・学習系”ソフト市場はどうなっているのだろうか。
※GEIMIN.NET様よりデータをお借りして独自に集計
“実用・学習系”ソフト市場は全盛期の2006年~2007年には1000万本前後を販売、市場全体を大きく牽引したが、2010年には10分の1程度にまで縮小。それがそのまま、家庭用ゲームソフト市場の縮小に繋がった。2011年は同一の条件で集計できなかったので省いたが、ランクインは3タイトル、販売本数は約25万本まで減少している。
今回の「鬼トレ」の出足の鈍さも、“実用・学習系”ソフト市場がほぼ消滅していることを考えると、致し方のないところだろう。3DSの普及に伴い、「鬼トレ」の本数も少しずつ伸びていきそうだが、DSの2タイトルほどの伸びを期待するのは難しそうだ。
最後に、前回に掲載した主な携帯ゲーム機の販売推移のグラフを再掲載。
DSは発売から1年を過ぎたあたりから急速に販売を伸ばしているが、これは「脳トレ」のブームによるところが大きい。現在は「脳トレ」を含む“実用・学習系”ソフト市場がほぼ消滅していることを考えると、前回の繰り返しになるが、3DSならではのヒット作を生み出さない限り、今後の加速は難しそうだ。
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※前作データ等はすべてゲームデータ博物館様(ファミ通データ)より転載。
■3DS「鬼トレ」は発売4週で約12万本、初代「脳トレ」等に近い動き
今週の首位は2週連続で「New スーパーマリオブラザーズ2」(15.2万本)。累計本数は94.3万本まで伸びている。
「Newマリオ2」については前回に触れたので、今回は5位にランクインした「東北大学加齢医学研究所 川島隆太教授監修 ものすごく脳を鍛える5分間の鬼トレーニング」に注目してみた。
「川島隆太教授監修」はこれまでにDSで2タイトル、PSPで1タイトルが発売されている。ここで販売実績を眺めてみる。
※「鬼トレ」は、おそらくダウンロード版の一部が集計に含まれていません。
3DSの「鬼トレ」は発売4週で約12万本だが、これはDS版の1作目(4週で約14万本)やPSP版(同11万本)の動きに近い。DSの2タイトルがその後大きく伸び、「川島隆太教授監修」がブランド化されたことを考えると、今回の「鬼トレ」は少々寂しい出足といえる。
■DSの全盛期を支えた“実用・学習系”ソフト市場の今は?
DSでは「脳トレ」などのヒットにより、既存のゲームのジャンル外にあたる“実用・学習系”ソフト市場が生まれた。
DS市場自体が収束しつつある今、この“実用・学習系”ソフト市場はどうなっているのだろうか。
※GEIMIN.NET様よりデータをお借りして独自に集計
“実用・学習系”ソフト市場は全盛期の2006年~2007年には1000万本前後を販売、市場全体を大きく牽引したが、2010年には10分の1程度にまで縮小。それがそのまま、家庭用ゲームソフト市場の縮小に繋がった。2011年は同一の条件で集計できなかったので省いたが、ランクインは3タイトル、販売本数は約25万本まで減少している。
今回の「鬼トレ」の出足の鈍さも、“実用・学習系”ソフト市場がほぼ消滅していることを考えると、致し方のないところだろう。3DSの普及に伴い、「鬼トレ」の本数も少しずつ伸びていきそうだが、DSの2タイトルほどの伸びを期待するのは難しそうだ。
最後に、前回に掲載した主な携帯ゲーム機の販売推移のグラフを再掲載。
DSは発売から1年を過ぎたあたりから急速に販売を伸ばしているが、これは「脳トレ」のブームによるところが大きい。現在は「脳トレ」を含む“実用・学習系”ソフト市場がほぼ消滅していることを考えると、前回の繰り返しになるが、3DSならではのヒット作を生み出さない限り、今後の加速は難しそうだ。
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多くは一過性なんでしょうなー。
そういやまた細菌撲滅ははいってるのかな。ゲームはしないけどドクターマリオやテトリスはするって人はいますからうまいことしとるなと前は思いましたね。
普段ゲームをしないような人にはまるゲームなんかな。