【週刊ゲーム市場分析】3DS「ドラクエモンスターズ3D」が、リメイクでは13タイトル目の初週50万本突破

2012年06月11日 | 団長は断腸の思い
ゲームソフトの週間販売本数からゲーム市場を分析する記事の第56回。今週は遅れて月曜日更新です。
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※上記の週間販売本数以外のデータ(前作データ等)はすべてゲームデータ博物館様(ファミ通データ)より転載。
※前作データ等もメディアクリエイト集計を転載していることがあります。(その際は明記しています)


■3DS「ドラゴンクエストモンスターズ3D」が初週50万本突破、DS版以降本数を持ち直す

今回の首位は「ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3D」(51.3万本)。
ここでいつものようにシリーズの販売実績をみてみる。



同シリーズはGBA「キャラバンハート」でいったん本数を落としたが、DSの「ジョーカー」シリーズで持ち直し
今作「テリーのワンダーランド3D」でも、その市場を受け継いだ形となった。

直近の「ジョーカー2」は、初週の約2倍となる累計本数を記録。
今作も同様の販売推移をみせれば、シリーズとして5タイトル目となるミリオン到達となりそうだ。


■リメイクで初週50万本突破は13タイトル目、4シリーズのみ

今作「ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3D」の特徴は、リメイクタイトルであること。
そこで、過去に初週で50万本を突破したリメイクタイトルを調べてみた。



リメイクながら初週50万本と突破したのは、上記の13タイトルのみ。
また、シリーズとしては「ポケモン」「ドラクエ」「モンハン」「FF」という日本を代表する4シリーズにとどまった。
リメイクでここまでの本数を出すのは、巨大な分母(少なくとも200万本前後)が必要であることを示している。

過去に数百万本を販売したタイトルのリメイクなら、今回のような本数も期待できるので
シリーズ最新作に近い大規模なプロモーションをかけられるが、それができるのは本当にごく一部のタイトルのみ。
残念ながら、ほとんどのシリーズが真似のできない手法と言えそうだ。


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