【週刊ゲーム市場分析】「STARHAWK」は2012年発売の“洋ゲー”としては2位の出足だが・・?

2012年05月21日 | 団長は断腸の思い
ゲームソフトの週間販売本数からゲーム市場を分析する記事の第53回。
しかしまだ体調不良、さらにPCの不調(フリーズ頻発など)、そして閑散期でネタなしとなかなかキビシイです。
今回も流す程度で。

コンシューマソフト週間販売ランキングTop20(4gamer.net/メディアクリエイト調べ)
※上記の週間販売本数以外のデータ(前作データ等)はすべてゲームデータ博物館様(ファミ通データ)より転載。


■ゴールデンウィーク明けで市場は閑散、新作は「STARHAWK (スターホーク)」のみ

前回に引き続き首位は「マリオパーティ9」(3.7万本)。しかし商戦明けで週間販売本数は一気に減少。
さらに2位以下のタイトルはすべて2万本未満と、閑散としたランキングとなった。

ランキングに登場した新作は「STARHAWK (スターホーク)」(1.3万本)のみ。
今作はPS3で2007年に配信専用ソフトとしてリリースされたTPS「WARHAWK」の続編。
「WARHAWK」は特に海外で人気を博し、オンライン登録数は世界累計で100万件を突破している。

今作も販売のメインは海外になると思われ、ほぼ世界同時発売なため
日本ではGW商戦明けという微妙な時期の発売になったようだ。

ここで2012年発売の洋ゲー(海外開発ゲーム)の初週販売本数ランキングを見てみる。



「STARHAWK」は2位と健闘しているが、ランキング自体が非常に寂しいものとなっている。
すぐに気付くのが、今勢いのあるFPSがないことだ。
ここで、昨年11月頃に作成したPS3市場におけるFPSの販売本数とシェアのデータを再掲載してみる。
(→分析記事はコチラ



FPSは見ての通り右肩上がりながら、FPS以外の洋ゲーの成長は鈍い。
そのため、有力なFPSシリーズが登場していない2012年のランキングは非常に寂しいものとなった。

しかし、純粋な「洋ゲー」とは言えなかったのでランキングから外したが、
海外メーカーがメインで開発したTPS「バイオハザード オペレーション・ラクーンシティ」の好調は
特筆に値するだろう。

今後とも、国内の有力なブランドを冠すれば、TPS・FPS問わず国内で販売実績を残すことが
できるようになるのかもしれない。


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