田舎のお宮、朝日を浴びて
売上を拡大するためには、現在の顧客の満足度を上げ受注を維持したり拡大することはもちろん一番意識しなければなりません。しかし、いつまでもその取引、顧客が継続する保証はありません。むしろ自然現象から行けば、成長、成熟、その後は衰退というライフサイクルをとります。
そこで、どうしても新規顧客開拓が必要になります。しかし、米国の自動車販売会社の例ですと、新規顧客開拓は既存企業の維持よりも5倍コストがかかります。いかに効率的に、受注するかが求められます。
受注に至るには、まず貴社の強み即ち見えざる知的資産を知ってもらう必要があります。従来のカタログでは不十分の場合が多いでしょう。面会の確率を高める、見積もりを提出するに至るには、強みを理解してもらう必要があります。特に、新規顧客開拓には、こちらから知的資産を開示する必要があります。
強みを認識する、見える化する、顧客に開示する。この工程を経て下さい。
次回は、知的資産経営報告書の他への活用の可能性を確認してみます。
ムゲン経営研究所 中小企業診断士 中小製造業の経営革新 田中 義二
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