中小製造業の受注は昨年来どの業種も厳しい状況にある。生産性を上げて受注をこなす時期ではないが、生産性を高めるのはいつの時代でも重要な要件である。
先日、「ジョイ・オブ・ワークによる生産性向上」と題して行われたセミナーに参加した。講師は、長年米国で実践してきたと言われる(株)吉田耕作経営研究所代表。
内容は、社員の感じる働き甲斐に対応させることと言う。東京商工会議所のアンケートを参考に、働き甲斐の要件を紹介していたが、内容は、ハーズバーグの実証研究で報告されているものと大差ない。賃金は、働き甲斐にあまり重要でない。即ち、不満を解消する衛生要因であり、やる気を起こす動機付け要因に注目する必要性を言っている。
講師は、ここで成果主義は、競争の環境をつくってしまい適切ではないことを、新聞情報等を引用し紹介している。即ち、競争ではなく、強調の必要性を訴えている。
そこで講師が開発された手法が、Creative Dynamic Group Method(CDGM)である。基本的には、今まで日本で行われてきた小集団活動(QCサークル)の形態であると理解した。
講師が提案したCDGMとQCサークルを比較し、CDGMを強調されたが、今日狙 いからはずれていると感じるが、QCサークルのスタート時点の思想は、CDGMと大差ないと思われる。最近は、QCサークルを時間内、あるいは残業代を払って実施する企業が増えてきたようであるが、CDGMは、時間内活動をあげている。
生産性向上の手段として、小集団活動を仕事の一環と位置づけられ、時間内あるいは残業代を支払い、複数人でアイデア発想し、問題解決に当たる方法は、多くの動機付けに有効な要因を含んでいることから、大いに賛成できる。
私は、その活動の中に科学的アイデア発想法を勉強してもらい、効率的に高い改善が得られるよう、日常コンサルティングの中で支援している。
ムゲン経営研究所 中小企業診断士 中小製造業の経営革新 田中 義二
tanaka@mgein.com











自発的からの小集団活動なのに、残業手当を払うこと、つまり、外発的動機づけるようにされるのが、実際、有効ですか。
具体的な実証研究とかありますか?紹介していただきますか?