毎日が夏休み

LEAVES THAT ARE GREEN TURN TO BROWN

17ページ 6行目 74

2013-12-19 23:53:53 | 

 

あっという間にまた9のつく日がやってきました。

今日が19日、次回の29日は忙しくてアタマとカラダが分裂おこしているかもしれない。

毎年この年末の、大掃除やら年越しの準備やら年賀状つくらなきゃの気忙しくかつ肉体酷使のこの魔の時期になると、

『早くお正月が過ぎていつものぼけら~っとした毎日に戻りたい』と強く強く思ってしまいます。

さて、毎月9のつく日にやっているこのシリーズ。

読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写しています。

記録というか読んだ本のメモのつもりで始めたのに、なんだかこんなに続いている。

いつまで続けるのやら…。まぁ、100回は目指してみようかな。

 

 

 

 ドリームキャッチャー 3/スティーヴン・キング 白石明 訳

……あれは……たとえていうなら……」声を落として、こうしめくくった。「レイプさ

 

 

 

 ドリームキャッチャー 4/スティーヴン・キング 白石明 訳

提案したからだ。そうすれば電話をもらった人がさがしてくれるかもしれないし、街の

 

 

 

 奇跡の6日間/アーロン・ラルストン

「こんちは!」と彼女たちも声をそろえて答えた。

 

 

 

 世界の名作図書館コンチキ号漂流記 中央アジア探検記

をまわった経験がある。ノルウェーにいるが、手紙をだし

 

 

 

まずはキングのドリームキャッチャー。

いやぁ、2巻で投げ出しそうになったけど3巻で勢いづき、4巻も勢いで昨夜の深夜2時に読み終えた。

キングって本当、長くてまわりくどく感じるところが多々ある。

ぐいぐい引き込まれる部分と、くどくて飽きてしまう(ついていけない感も含む)部分が混ざり合ってるのよね。

そんななかに絶妙な表現や泣きたくなるよな回想が隠れ挟まっているから、投げずに読んでしまう。

で、ラストだけど…、う~ん、よくわかんないぞ(笑)。結局私の知能では理解できなかった?(笑)。

 

まだヘンリーとピートとビーヴァーとジョーンジーが、それぞれの道に進む前の日々。そのあとしだいに電話が減ってきて、彼ら四人がダディッツに会いにくる回数も減っていった・・・・・・そうやって彼らは大人としての人生に邁進していき、あとに残るしかない者のことを忘れていった。   3巻

 

 

そのとおり。で、どうする?世界がいましもトイレに流されるっていうのに、─以下略  4巻

 

 

世界がいましもトイレに流されるには笑った。やっぱりくどくてもキング好きだわ(笑)。

ラストの対決も、このドリームキャッチャーだけでなく、ITもトムゴードンに恋した少女でも???だったけど、

なんだろ、運動会の種目で粉だらけのなかから大福探すやつがあるじゃない、あんな感じ?何言ってんだ(笑)。

虎穴に入らずんば虎子を得ず。さらになにを言いたいんだ(笑)。

どんなに長くてもくどくても(汚くてまああああなんて下品な男でも)読まないことには見つけられない堪らん言葉。

いやぁ、本ってただの紙の束なのにね、その中にどれだけの言葉が息を潜め出番を待っているんでしょ。

次のキングはなに読もう。来年かな。

 

 

私は奇跡とつくタイトルの本は正直あまり好きではありませんが。

映画化されたタイトルは「127時間」だそうで、そっちのタイトルほうが私としては受け入れやすい。

アーロン・ラルストン

地球の迷路スロット(溝)キャニオン。

深く狭いキャニオンで落石に右腕をはさまれ動けなくなる。

陽射しもあまり届かない地底に閉じ込められ、食料も水もほとんどなく、自分の尿を飲み、

ついにアーロンはマルチツールのなまくらナイフで自分の腕を切断し、脱出に成功する。

今年読んだ激痛本の一位は「死のクレバス」か、この「奇跡の6日間」でしょか。

彼は経験も知識も豊富、頑丈で若い肉体の持ち主だったけど、大きなミスを犯していた。

それは行動の日程を誰にも知らせていないし、メモすら部屋に残していない。

右腕を岩塊に挟まれ身動きが取れない。岩は持ち上がらないし、削るとさらに腕に圧し掛かってくる。

誰もが腕を切り落とせばと考えはするでしょうけれど、実行に移せます?

救出にくる見込みはなく、脱水か飢え、低体温症で死を待つのみとわかっていても、切り落とすことできるかなぁ私。

彼は一度試しに腕にナイフと突き立てています。その時に、ナイフで骨は砕けないと、一度諦める。

いよいよ挟まれた腕の先の部分の腐敗が始まり、そこで気がつく。

ナイフで骨は砕けないなら、岩塊を利用して(おそらく梃子の原理)骨をへし折ればいいんだと。

折れればOKではないんですね、まだ腕は繋がってるので、腱やら筋やら血管神経皮膚を切り落とさなければならない。

ぐぇぇぇぇぇぇぇ。

そのあと片腕で岩壁をザイルを使って下り、9キロ近く歩き、やっと人に出会い救出される。

この人ね、デジカメで挟まれた腕や、切断し岩塊に挟まれたまま残っている腕先の写真を写して本に載せているのね。

遺言ビデオも撮っているし、形見分けや、家族や友達に感謝の言葉を残し、

岩壁(岩塊だったか)に墓名碑まで刻んでいる。

なのに、痛いとかお腹が空いたとかくどくど訴えてないのには、読んでいて救われたというか驚きでもありました。

喉の渇きに関しては切実でしたけど。最初のおしっこも採っておけばよかったなんてね

 強くなければ生きていけない。優しくなければ生きている資格がない。ふと浮かびました。

 

 

コンチキ号が残っていますが、今日はここでストップします。

以上、74回目の17ページ6行目でした。