気分は南米?~多文化&SDGs日記

四国を経て、浜松に三度漂着したかっぱの近況

松山歴史散策

2008-02-26 17:07:47 | まち
先週末は、岡山から歴史マニアで城ヲタクの友人が遊びに来た。土曜日は強風が吹く中、道後の湯築城へ。ここは中世の平山城で、平成になってから発掘復元された城跡である。資料館で城主だった河野氏の解説をきき、武家屋敷の復元ビデオをじっくり鑑賞。復元の過程は職人技で結構面白い。外は寒かったが、丁寧に再現された屋敷や屋敷跡、側溝に城山を散策。

そこから石手寺へ。四国八十八箇所の第五十一番札所で、人でにぎわっている。参道には浄瑠璃大会の番付表がずらり。お寺は鎌倉時代の建立だが、周囲には看板やら垂れ幕やら由来不明の人物像やら塔が置かれていて、何でもありの雑然とした雰囲気。

道後に戻り、伊佐爾波(いさにわ)神社に行ったが、結婚式の最中で外から眺めるのみ。ここからネオン坂というゴーストタンかと見紛うような元・遊郭街を歩く。後で知ったのだが、ちょうど1年前まで朝日楼という遊郭跡があって、アジアフィルムネットワークがネオン坂プロジェクトという町並み保存運動をしていたらしい。
夕方、寒さに震えながら道後温泉本館へ。夕食前の時間はめちゃ混みでした。

日曜日は、松山城へ。陽が出ていると思いきや、二の丸公園では雪が舞い始めた。ここは屋敷跡の部屋のとおりに、池やミカン園が配置されている。当事の様子を脳内再生しながら、寒さを堪えて園内をそぞろ歩いた。
そこから山を登って、本丸へ。中に入るのは3度目だが、ガイドブックを片手に一つ一つの門や櫓、石垣をチェックしながら中へ進んでいく。門のつくりや壁の穴を丁寧に見ると、いかに難攻不落の城であったかがわかる。
しかし、場内は寒すぎ!!震えながらビデオは見たが、天守閣の眺めは早々に撤退。本丸の茶屋で熱いうどんをすすって人心地つく。ここの茶屋はいろりがあって雰囲気もよいし、関連本も置いてあるし、味も結構いけている。

坂を下って、「坂の上の雲ミュージアム」へ。歴史オンチな私だが、明治維新の頃の生活や安藤忠雄設計の建物のつくりを楽しむ。
2日間で中世~近世~現代史をじっくり眺め、松山、四国の面白さが少しわかったような気になった。歴史マニアの友人は大満足して「また来る!」と言って帰っていった。
子規記念館などまだ見てないところもたくさんあるので、少しずつ開拓していきたい。松山に遊びに来られる機会があったら、ぜひ一緒に行きましょう!>みなさま