最新の治療法など、地元の医療情報を提供する「メディカルはこだて」の編集長雑記。

函館で地域限定の医療・介護雑誌を発刊している超零細出版社「メディカルはこだて」編集長の孤軍奮闘よれよれ・ときどき山便り。

私たちは、まだ製造途中の飛行機を操縦していた

2024年04月27日 06時23分05秒 | メディカルはこだて
第88号ではかみいそこどもクリニックの渋谷好孝院長を取材した。

今回は「新型コロナワクチン接種をどう考えるか」の「下」。
かみいそこどもクリニック(北斗市中央2丁目)の渋谷好孝院長は小児科医院の開院以来、感染症対策を重視するなどワクチン接種に力を入れてきた。前回は、従来の日本のワクチン接種への対応は、極めて慎重だったことなどを取り上げた。
これまでのワクチンは弱毒化されたウイルス又は不活性化されたウイルスのタンパク質の一部を注射することで、接種後にヒトの免疫システムが体内でこれらの異物を認め、それらに対する抗体をつくり、病気に対する免疫力をつけていた。一方、mRNAワクチンの場合、mRNAを脂質の膜に包んだものを注射するが、それはすべて人工的に合成されたものだ。そして筋肉にmRNAを注射したら、そこにとどまっているとされていたが、どうやらそれは間違っていたようだ。
人工のmRNAは体内に入ってどのような働きをするのか。渋谷院長は次のように話す「ファイザー社のラットでの試験では、ワクチン注射から48時間までにmRNAを包み込んだ脂質ナノ粒子が、腎臓や副腎、肝臓、卵巣、心臓、肺、結腸、脾臓、脳、眼など、研究されたあらゆる体内組織で見つかっています。PMDA(医薬品医療機器総合機構)は、ファイザー社からこの文書の供給を受け、レポートとして公表しています。政府や新型コロナウイルス感染症対策分科会などもこの事実を知っているはずですが、ワクチン接種を中止することはありませんでした」
ワクチン接種後の副反応で苦しんでいる人も多い。「ワクチンの副反応を日本の医学学会で発表した医師は数百人、論文も世界中で数多く報告されています。副反応は血小板減少や血栓症、心筋炎、ギランバレー症候群など多岐にわたっていますが、こんな副反応が起こるワクチンは前例がありません。ワクチンはかつてないほどの短い期間で開発・製品化され、臨床試験(治験)が終わっていない状況で接種を開始したのです」


「ワクチン接種後に強い副反応や死亡者が発生することは基本的には
あり得ません。しかも必ず効果が認められるものですが、新型コロナ
ワクチンの場合は試作品を打ったとしか言いようがありません」
(渋谷好孝院長)



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