「メディカルはこだて」編集長日記。 最新の治療法など地元の医療情報を多くの人に提供を続けている医療雑誌の発行人。

函館で地域限定の医療・介護雑誌を発刊している超零細出版社「メディカルはこだて」編集長の孤軍奮闘よれよれ・ときどき山日記。

道南・生と死を考える会の7月の講演会は「お家で大往生」

2016年08月24日 11時59分49秒 | メディカルはこだて
第59号では、訪問看護ステーション「オハナ」代表の高畑智子さんを取材した。


講演をする訪問看護ステーション「オハナ」代表の高畑智子さん。

道南・生と死を考える会(山田豊会長)の講演会が7月3日、函館中央病院南棟8階講堂で開催された。「お家で大往生」の演題で講演した高畑智子さんは、訪問看護ステーション「オハナ」代表。最期まで自宅で生活をするために必要なことや在宅医療の実例を紹介した講演に参加者は熱心に耳を傾けていた。
人口が27万人を切った函館市の高齢化率は32%、3人に1人が65歳以上だ。「高齢者単身世帯数は33.9%、つまり高齢者のいる世帯の3世帯に1世帯は単身なのです」と高畑さんは話す。現在、函館市と近郊にある訪問看護ステーションは23カ所。オハナは20133年12月に開設され、年中無休の24時間体制で在宅療養を支援し、自分らしく生きるための在宅療養を支える看護を提供している。
「8割の人が最期まで自宅で生活することを望んでいるのに、8割の人が病院で亡くなっています。函館の自宅看取り率8.7%。日本は先進国の中での在宅死率が低い」と教えてくれる。普段から意識したいことは、あまりたくさんの診療科にはかかり過ぎないで、自分のことをよく知ってもらえる『かかりつけ医』を持つこと。急性期病院とクリニック(診療所)との役割の違い、入院は治療が優先でやることをやったら帰るべきと指摘する。
「ゆる〜い介護を目指したいものです。こうあるべき介護からは脱却すること。自分を犠牲にしないで、どれだけズボラにできるか。つまり『なるようになるさ』という精神も必要です。そのためにはいろいろなサービスを上手く使ってください」。普段関係していない親族の心ない言葉は「へのカッパ」とは、その通りである。

(以上、本文より一部を抜粋)



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楽しく楽ちんな母乳育児をトータルケア

2016年08月24日 11時46分02秒 | メディカルはこだて
第59号では、かさはら母乳育児助産院の笠原視砂子さんを取材した。


出張先のお母さんと赤ちゃんの自宅で、母乳育児についてアドバイスをする笠原視砂子さん。

8月1日、助産師の笠原視砂子さんが出張専門の「かさはら母乳育児助産院」を開院した。妊娠中や出産後のお母さんの家庭を訪問して悩みや相談を受ける(妊婦健診や分娩は行わない)出張スタイルの助産院は、函館では初めてとなる。初日には3人のお母さんと赤ちゃんの自宅へ出かけた。
ホームページの最初に記されている「楽しく楽ちんな母乳育児をトータルケア」は、「おっぱいの子育てをもっと楽しんでもらいたい」「もっと楽ちんにやってもらいたい」、そしてトータルケアとは、そうした楽しく楽ちんな母乳育児に近づくために、ただ単純におっぱいのトラブルの解決だけではなく、「お母さんと赤ちゃんの生活からケアしたい」という笠原さんの熱いメッセージが込められている。「私はそんなサポートをしたくて病院を飛び出しました。今日はその一歩を踏み出すことができて本当にうれしいです」。そう話す笠原さんは、とびきりの笑顔だった。


「出張することで育児の手助けをしたい」と話す笠原視砂子さん。

1992年に助産師として函館中央病院に勤務。2005年には自身の出産・育児のため2年間の休職を経て復職する。同病院では周産期センターや産科外来など、主に産後の育児支援を担当してきた。「育児や授乳に関するさまざまな不安や悩み、お母さんたちのからだの不調を知り、もっと楽しく楽ちんに育児ができるためのお手伝いをしたいと強く感じるようになりました」。お母さんからは「病院ではできるのに、家ではできない」と言われることがよくあった。「それにちょっとジレンマを感じていました。家ではどの場所で、どういう状態で授乳してるのかを必ず確認していましたが、病院ではそれを再現できないことが多くありました」。自宅へ訪問することで、お母さんの普段の育児や生活の様子を見ることができる。「お母さんへのアドバイスも、より具体的で適したものになるはずで、出張することで育児の手助けをしたいと退職を決意し、独立することにしました」。


(以上、本文より一部を抜粋)

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認知症看護認定看護師として、質の高い看護ケアを実践

2016年08月24日 11時40分37秒 | メディカルはこだて
第59号では函館新都市病院看護部3病棟看護師の谷藤幸恵さんを取材した。


認知症看護認定看護師の谷藤幸恵さん(函館新都市病院3病棟にて)

厚生労働省は2025年の認知症者は、現状の約1.5倍となる700万人を超えるとの推計を発表した。高齢化とともに増加する認知症には社会の関心も集まっているが、医療現場では急性期病院も含めて、認知症者を受け入れるための整備が求められている。
道南地区には3人の認知症看護認定看護師がいるが、そのうちの1人が函館新都市病院の谷藤幸恵さんだ。昨年、認知症看護認定看護師の資格を取得した谷藤さんだが、これまでも認知症看護に興味をもっていた。「10年以上も前ですが、夜勤の際に院内を徘徊する認知症の入院患者さんがいました。内科に病気を疑われる症状がありましたが、出口を捜して家に帰ることを諦めないことで、結局は退院しました」。このことを契機に谷藤さんは認知症に関する学習会に足を運ぶなど、独学で認知症のケアを学び始めた。
5年前には「認知症ケア専門士」の資格を取得。「知識は深まりましたが、自己満足だけでケアの広がりはなく、もっと勉強したいという気持ちが強くなっていきました」。2013年認知症看護の教育課程入試試験に合格し、2014年5月から12月まで北海道医療大学(石狩郡当別町)で研修を受けた。「講義後のレポートと試験も苦労しましたが、最も厳しかったのは登別の病院で行われた6週間の実習でした」。
所属病棟患者の約2割は認知症による生活障害がある。「認知症の方と院外の散歩やお茶を飲むなど、一緒の時間を過ごすことも大切にしています」。仕事をさぼっていると思われたこともあったかもと谷藤さんは笑う。

(以上、本文より一部を抜粋)

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終末期がん患者を地域の中で支えるための新しい体制を作る

2016年08月24日 11時36分24秒 | メディカルはこだて
第59号の特集は、終末期がん患者を地域の中で支えるための新しい体制を作る。「南渡島地域包括緩和ケアネットワーク」の構築に向けて

5月25日、終末期がん患者を地域の中で支えるための新しい体制として「南渡島地域包括緩和ケアネットワーク」が設立された。設立の目的は、南渡島2次医療圏における緩和ケアの質の向上を図り、切れ目のない緩和ケア提供体制を作ることにより、住み慣れた地域で安心して過ごすことができるように地域全体で取り組むこと。具体的には緩和ケアに関する情報収集と提供、緩和ケア連携パスの作成、緩和ケアネットワークの強化、医療・介護従事者への緩和ケアや看取り教育の実施、市民への情報提供や相談支援体制の整備、地域ボランティアの育成、遺族ケアの取り組みなどの事業を予定している。事務局は函館五稜郭病院とし、代表世話人には函館おしま病院の福徳雅章院長が就任した。緩和ケア提供体制を構築するための課題や目標を達成するために、どのように取り組んでいくのか。福徳院長に話を聞いた。

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「メディカルはこだて」の夏号(第59号)が発刊

2016年08月21日 18時56分02秒 | メディカルはこだて
「メディカルはこだて」の夏号(第59号)が8月10日に発刊しました。



現在、函館市内および近郊の書店で販売中です。

【特集】
終末期がん患者を地域の中で支えるための新しい体制を作る
「南渡島地域包括緩和ケアネットワーク」の構築に向けて
福徳雅章(函館おしま病院院長)

【スペシャルリポート】精神科医療におけるイノベーションを目指して
三國雅彦(函館渡辺病院副理事長・名誉院長)

【トピックス・リポート】函館新都市病院は「肩の名医」として知られる著明な筒井廣明医師の診療を隔週末に実施
筒井廣明(昭和大学整形外科学客員教授)

【トピックス・リポート】函館五稜郭病院は救急体制の強化で、小林慎医師が救急担当医に着任
小林 慎(函館五稜郭病院外科診療部長)

【トピックス・リポート】日本感染管理ネットワーク北海道支部「道南ブロック」は研修会を開催
山根のぞみ(函館五稜郭病院感染情報管理室副看護師長)

【ピックアップニュース】 若年層の発症が増えている子宮頸がん
田中 惠(函館五稜郭病院副院長)

【ピックアップニュース】国立病院機構函館病院は保険適用外の「ピロリ菌専門外来」を開設
加藤元嗣(国立病院機構函館病院院長)

【ピックアップニュース】函館市は今春より中学生のピロリ菌検査を実施
堀野昌幸(函館市保健福祉部健康増進課主査)

【ドクター・クローズアップ】血液内科医として岡山の病院で骨髄移植に尽力
手塚裕章(ななえ新病院院長補佐)

工夫を重ねる函館市医師会病院の栄養教室
渡辺久里子(函館市医師会病院栄養課主査)

楽しく楽ちんな母乳育児をトータルケア
笠原視砂子(かさはら母乳育児助産院)

入院中のお父さんへ、大好きだった「古城」を演奏
藤田佳久(函館おしま病院診療放射線技師長・企画部長)

認知症看護認定看護師として、質の高い看護ケアを実践
谷藤幸恵(函館新都市病院看護部3病棟看護師)

会社を辞め、管理栄養士を目指したのは32歳のとき
工藤 茂(函館五稜郭病院栄養課)

道南・生と死を考える会の7月の講演会は「お家で大往生」
高畑智子(訪問看護ステーション「オハナ」代表)

「セラピア便り」  扇の要、函館から
平田 聡(特定非営利活動法人理事長)

身近な漢方医学の知識 『肩こり』の漢方治療ついて(その1)
久保田達也 (久保田内科医院院長)

お薦めの一冊 「大沼ワルツ」
日隠 修 (栄好堂美原店)

痛みとしびれに画期的な治療の「遠絡療法」とは
久米 守(久米整形外科院長)

メアリー・エイケンヘッドにホスピスの原点を求めて
細野容子(元岐阜大学医学部看護学科教授・京都市在住)

The 矯正インタビュー Before&After ⑯
古田樹己(ふるた矯正歯科院長)

診断・治療に能力を発揮するマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)
川瀬 敬(川瀬デンタルクリニック院長)

親知らずを使った「歯の移植」
村田真介(吉田歯科口腔外科院長)

5分で分かる歯科の話 〜本当は怖い「歯周病」〜
伊藤正明(函館新都市病院理事・歯科科長)

地域の皆様から「歯医者の向山さん」として親しまれてきました
向山英明(向山歯科桔梗クリニック院長)

東洋医学の治療院から スポーツ外傷の治療
益井 基(益井東洋治療院院長)

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碧血碑の前には薄青色のアジサイ

2016年08月21日 17時28分31秒 | 山歩き
5~6日前に函館山を歩いてきた。

千畳敷コースにある休憩施設は老朽化のために取り壊され、あずまやに建て替えられていた。



空は秋の雲だった。



碧血碑の前には薄青色のアジサイが咲いていた。



碧血碑(へっけつひ)は箱館戦争での旧幕府軍の戦没者(約800名)を供養するために函館山のふもとに建立された。
碧血とは「義に殉じて流した武人の血は3年たつと碧色になる」との中国故事による。


碧血碑

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患者不在の混乱が続く町立松前病院

2016年08月21日 17時25分48秒 | 函館情報
町立松前病院(100床)の木村真司院長が7月末で退職した。
今年10月以降は常勤医が7人から4人に減る。
病院の経営再建をした事務長の再任用をめぐる病院と町・議会の意見対立、地方独立行政法人化の先送り(病院改革を進めるため独立行政法人化を目指したが、町側が慎重な姿勢を崩さなかった)、その間には木村院長を被告にした公金支出返還請求事件の住民訴訟の提起(2014年10月24日の判決で木村院長全面勝訴の判決が出た)などもあった。

北海道新聞8月14日付の記事は下記の通り。



積極的な研修医受け入れなど先進的な地域医療を進めてきた渡島管内松前町の町立松前病院(100床)が、事業縮小の危機に直面している。病院の地方独立行政法人化(独法化)を巡って町と対立し、木村真司院長が7月末に退職。他の医師の辞職も決まり、一時10人いた常勤医が10月以降4人に減るからだ。研修医受け入れや人工透析の治療体制は見直さざるをえず、独法化も困難な情勢だ。後任院長さえ決まらない状況に、町民らは不安を募らせている。
「後任院長の選考を急ぎ、新たな医療体制確立に努めたい」。木村院長退院後の病院運営について石山英雄町長は強調するが、具体的なめどはついていない。
木村氏は、2005年に院長に就任。少子高齢化が進む地域での新たな医療サービスを目指して「全科診療(総合診療)」制度を導入し、無料送迎バス運行や人工透析治療に積極的に取り組んできた。研修医や医学生の育成事業も確立し、15年度は全国から60人を受け入れた。同病院が事務局のインターネット中継で行う学習会には、全国400の病院や個人などが登録している。
こうした地域医療の充実に加え、地方交付税の増額もあり、09年度決算以降、黒字経営を続けてきた。ただ今後、社会保障費の見直しで交付税が減額される懸念がある。木村院長は、経営基盤強化策として、道内市町村では初となる独法化を町、町議会に要望。①適材適所の職員配置、採用②病院独自の中期目標・計画策定ーが可能などと利点を訴えた。
町、町議会も「持続可能な病院運営が必要」とする点では、病院と一致する。町は、17年度の独法化を目標に行政改革室を設置し、町議会は調査特別委で議論に着手した。ただ、委員からは「軽費が膨大」「人口減の中で収入を増やせるのか」と慎重意見が続出した。
石山町長は、こうした経緯を踏まえ定例町議会を控えた6月初旬、木村氏と会い、病院職員の意向調査を行うと伝える一方、独法化に必要となる定款について、議会提案先送りの意向を示唆した。木村氏はこれに反発し、即座に辞意を表明した。病院経営に詳しい城西大学経営学部(埼玉県坂戸市)の伊関友伸教授は「木村氏の努力を評価すべきなのに、町側の評価が低かった」と指摘する。
病院と町、町議会の対立は、13年の騒動にさかのぼる。当時、定年退職した事務局長の雇用継続が認められないことに反発した木村院長と常勤医8人が辞意を表明。石山町長と町議会議長が陳謝し、独法化検討を約束して辞意は撤回されたが、双方に不信感や感情的なしこりを残した。一部町民は、事務局長の雇用を継続する条例案を否決した当時の町議会の議長(現町議)が「一連の混乱を招いた」として解職請求(リコール)を模索する。
病院改革を主導した木村氏の辞職で、松前病院の求心力低下は否めない。現在6人の常勤医のうち1人が他の病院に移るほか、将来を不安視した1人が辞職を決めた。市立函館病院と函館協会病院は、医師派遣を9月末までに取りやめる。
診療体制見直しを迫られる松前病院は、7月末に研修医受け入れを停止。人工透析の診療数や老人ホームへの訪問回数を減らす方向だ。ある病院関係者は「独法化を町に要望する余裕などなくなった」と吐露する。町は後任院長について、八木田一雄副院長を軸に病院側と調整しているが、町民からは「対応が遅すぎる。患者不在の混乱にうんざりだ」との声が漏れる。

※町立松前病院は、ホームページで病院長の職務代理について、「松前町立松前病院病院長木村眞司の退職に伴い、松前町立松前病院副院長八木田 一雄がその職務を代理します」と発表している。




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古本の値段

2016年07月18日 03時40分25秒 | 新聞コラム
北海道新聞みなみ風の「立待岬」。
7月15日掲載のタイトルは「古本の値段」。



 中古本販売チェーンという新業態を確立したブックオフコーポレーション。全国にチェーン店を拡大させてきたが、中古本市場の縮小や新規参入の影響で、「本」から中古家電の買い取りなど「何でもリユース」へと転換を進めている。
 昔は函館も古本屋が市内に点在していた。通い慣れた店では、ある外国人作家の小説を続けて買った。「同じ作家ばかり読んでるね」。店主が初めて声をかけてきた。面白いからと答えたら、面白いだけの二流よりも一流を読みなさいと諭す。それからは面白くない小説も一緒に選んだ。
 最初に本を売ったのもその店だった。店主は一瞥してつまらなさそうな顔をした。こういう本しか読んでないと思われたくなかった。若かったのだ。次回は惜しむことをしなかった。「変わったのを読んでるね」という店主の顔は前とは違った。そのとき渡されたお金の額は意外だったが、あなただから高くしたとも言われた。当時は余計なことをしてという気持ちだけだったが、今ならお礼をいって通い続けているだろう。
 チェーン店では本について店員との会話はないが、それに代わるのがレシートに明示される個々の買い取り価格だ。最近ではピケティの「21世紀の資本」が950円、DVD「黒い雨」が1140円と評価されたようだ。東海林さだおの本が100円、伊集院静の本は5円というのは需給ギャップによるものだろうか。
                                         (メディカルはこだて発行・編集人)

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恵山(八幡川コース)

2016年06月05日 17時21分26秒 | 山歩き
先週の5月29日は恵山の八幡川コースを歩いてきた。
駐車場のある登山口にはヒグマ注意の看板だけしかない。
少し歩くとようやく「八幡川登山コース」の案内板がある。
八幡川コースは利用する人が少なく、この日も誰にも会わなかった。


登山口にある「ヒグマ注意」の看板



最初は日の当たらない林の中を登っていく。
途中からは道も狭く歩きづらい。



木々の背丈が低くなると「461㍍コブ」はもうすぐだ。



461㍍コブから眺めると、恵山が活火山であることがよくわかる。


「461㍍コブ」付近からの恵山。


海向山

岬展望台まで歩き、ベンチに座っておにぎりを食べた。



下山後は、南茅部にある二本柳旅館の「手打ちそば久蔵」へ。


鴨せいろ




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亀田川を歩く

2016年06月05日 14時54分41秒 | 新聞コラム
北海道新聞みなみ風の「立待岬」。
5月30日掲載のタイトルは「亀田川を歩く」。



 旅先で橋から川を眺めたり、川沿いの道を歩くのが楽しみだ。水に親しむ川づくりの整備が全国各地で進められている。
 亀田川の今はどうなっているのだろうか。函館の市街地を抜け津軽海峡に注ぐ亀田川沿いを、河口から上流に向かって歩いてみた。
 最初の大森橋から昭和橋の間には階段やれんが敷きの遊歩道がある。川の歴史などが記された東橋近くの「亀田川物語」の掲示板は字が小さく、周囲は草で覆われていた。
 田家橋手前では川の近くまで降りることができる。五稜郭橋から中道橋の途中では川の流れる音や野鳥の鳴き声も聞こえた。
 産業道路の歓喜橋を過ぎ、神山橋から四稜郭橋へは住宅街の中を歩く。笹流ダム手前の貯水池橋を渡り、林道を進むと最後の27番目の橋、みなもとばしがあった。
 水辺は潤いや安らぎをもたらしてくれる地域の貴重なオープンスペースであるはずだが、亀田川には親しみやすい水辺の雰囲気は少し乏しいようにも感じられた。
 私の知人は東北で緑の中を川の音を聞きながら歩いた喜びが忘れられず、また同じ季節に再訪した。川のほとりに座り、南部せんべいをつまみにコンビニで買った缶ビールを飲んだという。私も同じことをしたかったが、亀田川でビールを飲みたくなる場所がなかったのは残念だ。
                                                 (メディカルはこだて発行・編集人)




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第58号が函館新聞に紹介される

2016年05月31日 04時20分39秒 | メディカルはこだて
函館新聞に掲載された第58号の紹介記事は下記の通り。



「函館・道南の医療・介護・福祉の専門雑誌「メディカルはこだて」の第58号が、このほど発売された。「今号では乳がんの手術で失った乳房を再建する『人工乳房(インプラント)について特集。北美原クリニックの早川善郎医師と函館五稜郭病院形成外科の石崎力久医長が連携する乳房再建を紹介した。この春に就任した国立病院機構函館病院の加藤元嗣院長、函館五稜郭病院の中田智明病院長の2人をインタビューしている。また、入院支援室を開設した函館渡辺病院や、外国人患者受入れ医療機関認証制度の認証を取得した函館新都市病院、はこだて地域医療連携実務者協議会(通称イカリングの会)が開業医に行った医療連携に関するアンケート結果を掲載している」(5月25日付の函館新聞より。一部省略)。





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第58号が北海道新聞「みなみ風」に紹介される

2016年05月30日 20時04分43秒 | メディカルはこだて
北海道新聞「みなみ風」に掲載された第58号の紹介記事は下記の通り。



「道南の医療や介護、福祉などの情報を発信する雑誌「メディカルはこだて」の第58号=写真=が発行された。「人工乳房による『乳房再建』に高まる期待」を特集した。シリコンインプラント(人工乳房)による乳房の再建は、2013年から保険適用になった。特集では、北美原クリニックの早川善郎医師と、函館五稜郭病院形成外科医長の石崎力久医師の連携の取り組みを紹介している。二人は2年前から、根治性、整容性の両面での治療を目指して連携を進めている。また、トピックスリポートでは、4月から土曜日の診療時間を午後5時まで延長した函館のすすき小児科、返済免除のある看護学生向けの奨学金で学生を支援する函館渡辺病院など、四つの話題を取り上げた」(5月24日付の北海道新聞「みなみ風」より。一部省略)。





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第58号の特集記事は、人工乳房(インプラント)による「乳房再建」に高まる患者の期待

2016年05月24日 11時27分59秒 | メディカルはこだて
第58号の特集は「人工乳房(インプラント)による「乳房再建」に高まる患者の期待 根治性と整容性の乳房治療で乳腺外科医と形成外科医が連携」。

乳がんの治療法は、手術や放射線治療、薬物療法(化学療法やホルモン療法)を組み合わせて行うが、最も基本となるのが手術である。手術は乳房をすべて切除する全摘手術(乳房切除術)と乳房を残す乳房温存手術がある。乳房切除の場合、自己組織を用いた乳房再建は保険診療で認められていたが、身体への負担が大きいため、ためらう患者は少なくなかった。保険適用前にもインプラントを用いた再建手術は首都圏などの一部の医療機関が行っていたが、患者は自費診療だった。こうした状況の中、2013年7月にインプラントによる乳房再建が保険適用となった。乳房再建は乳房切除で失った乳房の形を、手術でもう一度取り戻す治療(手術)だ。全国の医療機関の中には根治性と整容性の両方の達成を目指し、乳腺外科と形成外科の連携を進めているところがある。道南地区でも北美原クリニック乳腺外科の早川善郎医師と函館五稜郭病院形成外科医長の石崎力久医師の2人の医師は、2年前から乳房再建の連携を行っていることで、早期乳がん手術後の乳房再建を希望する患者からの期待が高まっている。


◎皮膚と乳輪・乳頭を残す乳輪乳頭温存乳腺全摘術を実施

早期乳がんの手術では、がん切除による根治率の向上が重視されるが、「患者が術後の乳房の整容性(姿や形を整えること)を要望する声もあることから、切除の範囲を出来る限り小さくする乳房温存術が現在の主流になっています」と北美原クリニック乳腺外科の早川善郎医師は指摘する。「以前は乳房温存率の高い医療機関が評価されるような傾向にありましたが、無理な温存手術による整容性や根治性の低下が問題になっています。人工乳房(インプラント)を使った再建手術が保険適用になって以降、無理な温存よりも全摘を選択する人が増えていますが、それは全摘後でも乳房再建のハードルが下がったことで安全性も同時に担保できることが大きな要因です。乳がんの治療法は、患者さんの価値観や要望が大きく関係しています」。


早川善郎医師(北美原クリニック乳腺外科)


◎乳房再建はシリコン製人工乳房のインプラントを用いて実施

乳房再建の方法は手術を行うタイミングや術式によって大きく分けられる。函館五稜郭病院形成外科医長の石崎力久医師は「タイミングには乳がんの手術と同時に行う方法と乳がんの手術後に一定の期間をおいて行う方法があります。術式では、患者さん自身の腹部や背中の組織を用いた自家組織による乳房再建、それとティッシュ・エキスパンダー(皮膚拡張器)とブレスト・インプラント(シリコン製人工乳房)を使うインプラントによる乳房再建があります」と話す。早川医師と石崎医師が協力して取り組んでいるのは、乳がんの手術後に一定の期間をおいて行うインプラントによる乳房再建だ。
「乳がんの手術後に一定の期間をおいて再建術を行う方法を二次再建と呼んでいますが、同時に行う方法に比べて、乳房を失ったことに関する喪失感はありますが、乳がん治療に専念できることや乳房の形などについて、患者さんの希望などを時間をかけて検討できる利点があります。また、自家組織による乳房再建との比較では、手術時間や入院期間が短く、手術による体への負担も小さいことが特徴です」。「乳房再建は乳腺外科医が乳がんの手術を行った後で、形成外科医によって行われます。再建の方法は患者さんそれぞれで違ってきますので、乳がんの手術の前に担当する乳腺外科医と形成外科医の両方によく相談をして、乳がん治療と乳房再建の方針を決めることが必要です。乳房再建によって明るく積極的な人生を過ごす時が訪れているのです」。


石崎 力久医師(函館五稜郭病院形成外科医長)


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「メディカルはこだて」の春号(第58号)が発刊

2016年05月15日 16時36分39秒 | メディカルはこだて
「メディカルはこだて」の春号(第58号)が5月12日に発刊しました。



現在、函館市内および近郊の書店で販売中です。

【特集】
人工乳房(インプラント)による「乳房再建」に高まる患者の期待
根治性と整容性の乳房治療で乳腺外科医と形成外科医が連携

皮膚と乳輪・乳頭を残す乳輪乳頭温存乳腺全摘術を実施
早川善郎(北美原クリニック乳腺外科)

乳房再建はシリコン製人工乳房のインプラントを用いて実施
石崎力久(函館五稜郭病院形成外科医長)

【トピックス・リポート】土曜日は午後5時まで診療時間を延長
鈴木敞謙(すずき小児科院長)

【トピックス・リポート】「外国人患者受入れ医療機関認証制度」の認証を取得
大堀秀実(函館新都市病院事務部長)

【トピックス・リポート】薬剤師など医療関係者が抗がん剤を安全に使用するために
坂田幸雄(市立函館病院薬事係長)

【トピックス・リポート】返済免除のある看護学生向け奨学金で学生を支援
本間和浩(函館渡辺病院副看護部長実習・学生担当)

【ドクター・クローズアップ】わかりやすい説明と、適確な早期診断・治療を心がける
繁里龍夫(函館新都市病院副院長・整形外科科長)

「新院長」に聞く 消化器内科の常勤医師4人体制へ
加藤元嗣(国立病院機構函館病院院長)

「新院長」に聞く がん治療は道内トップクラスの成績
中田智明(函館五稜郭病院病院長)

【スペシャルリポート】開業医へ医療連携に関する「アンケート調査」を実施
はこだて地域医療連携実務者協議会(通称イカリングの会)

【ピックアップニュース】排泄ケアの質の向上を目指した取り組みに成果
岩本厚子(函館脳神経外科病院副看護部長)

【ピックアップニュース】患者の視線に立ったサービス改善を行う経営企画課の役割とは
船山俊介(函館五稜郭病院経営企画課長兼医療総合サービスセンターセンター長)

【インタビュー】お酒は飲まなくても脂肪肝(非アルコール性脂肪肝炎)に
原 信彦(はら内科クリニック院長)

米国発、空間を自由自在に動き回る新感覚のフィットネス
山崎恵子(アンティグラビティフィットネス函館・ヨガスタジオチャクラ代表)

いつの時代も目の前にいる患者は変わらない
中村幸子(函館市医師会病院看護部長)

函館渡辺病院は患者の入院をサポートする「入院支援室」を開設
堀川千恵(函館渡辺病院入院支援室)
三舩 恵(函館渡辺病院入院支援室)

「セラピア便り」  扇の要、函館から
平田 聡(特定非営利活動法人理事長)

痛みとしびれに画期的な治療の「遠絡療法」とは
久米 守(久米整形外科院長)

メアリー・エイケンヘッドにホスピスの原点を求めて
細野容子(元岐阜大学医学部看護学科教授・京都市在住)

お薦めの一冊 「羊と鋼の森」
日隠 修 (栄好堂美原店)

The 矯正インタビュー Before&After ⑭
古田樹己(ふるた矯正歯科院長)

診断・治療に能力を発揮するマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)
川瀬 敬(川瀬デンタルクリニック院長)

本格的な歯のホワイトニングが自宅でできる「ホームホワイトニング」
村田真介(吉田歯科口腔外科院長)

東洋医学の治療院から 鍼灸マッサージの将来に向けて
益井 基(益井東洋治療院院長)



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まだまだ新幹線見物客が多い新函館北斗駅

2016年05月15日 13時57分46秒 | 函館情報
3月開業後に初のゴールデンウイークを迎えた北海道新幹線の「新函館北斗駅」。
先週は道外の友人を見送りに訪れたが、駅は新幹線を見に来る人で混雑していた。


新函館北斗駅


駅駐車場の最上階

駅舎の周辺は田畑の広がる田園地帯。
殺風景な駅前で、ちょっと目を引く建物が「畑のレストラン ゆい」だ。
無農薬で美味しい自家栽培の野菜を食べさせてくれる。


畑のレストラン ゆい

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