今回はアメリカへ帰る飛行機はどれも満席だった。
まぁ、それでも乗れるんだろうけど、その乗れるか分からないというストレスが大嫌いなので、今回は貨物の会社の飛行機でシカゴに行く事にした。 そこからイアンがいるミネアポリスへただ乗りして一泊
、そしてデトロイトへ向かう。 初体験なんだけど、同じただ乗りで、インターネットで申込書みたいなのを書いて、向こうから承諾の返事が来るのだ。 成田のどこへ行くのかなどが分からないので、電話をしてみる。 こうやって日本語でビジネス的な会話をするのは珍しいのでちょっと緊張。 敬語をミスって変な事いうことも多いので。 すると,とても感じのいい男性が、
私がまるでお客様の様な風に対応してくれて、しかも、”ビーフ、チキン、サーモン、寿司ボックスの中から2食選べますけど。。。。”だって。 ”え~? いいんですかぁ?”とこっちもびっくり。
なんせ、普段の旅客機で帰る時は、”こんにちは。”の前に、”あなたの分の食事はありませんから。
”を言われる事もあるのだ。ずっとペコペコしてるし。 今回は、成田第一ターミナルに午後7時20分集合だ。 どきどき。 でもこれだけ遅いと空港もすいていて、人ごみの中頑張って歩かないでよいので楽だ。 7時35分くらいに、係りのお姉さんたちが現れて、その直後にアメリカ人3人のクルーが来た。 自己紹介をした。 機長一人、副操縦士二人。 結局書類には、私は乗客ではなくて、乗員の一人となっていた。 へ~。
出国や、セキュリティーもスムーズに進み、バスに乗って飛行機へ向かう。 初めての体験だけあって、私は小さい子供の様に興奮した。 こんなに大きい飛行機に、た~くさん貨物が積んであって、でもお客さんはいないので、係りの人やグラウンドクルーくらいで、とても静かだ。
飛行機は747だったんだけど、二階に4席ビジネスクラスの席があって、その後ろに2つ小さい仮眠用のベッドがある。 3人クルーの日だったので、ベッドが常に1つ空くということで、ベッドを使ってもいいと言われた。 どうしようかなぁ。
席はそれほど快適でもなく、普段の旅客機のシートの様には倒れない。
日本の管制官の様子をヘッドセットで聞かせてもらった。 へ~。 初めて聞く。 分かりやすい英語だけど、みんなRをあまり英語的に発音している感じではなかった。 でも何事も新鮮に感じた。
出発1時間もしないうちに、とても疲れてしまって、
お言葉に甘えてベッドで少し寝る事にした。 寝れるかしら? 真っ暗な中で、カーテンを閉めて目を閉じる。 結構寝れたな~。 でも私は時計をもっていなかったので、途中でな~んとなく目が覚めても何時か分からない。 2時間寝たかもしれなければ、30分しか経っていなかったりして。 11時間くらいのフライトなので、今ベッドから出て、”あと8時間”とかだったら嫌だなぁ。
”と思ってもう少し寝てみたりして。 で、もう少し寝てから起きると、鼻水もからからに乾いていて、目ヤニもからからになっていた。 ”そろそろ出て行くか。” 旅客機だと、1回乗ってしまえば自分は400人いる乗客の一人なのだけど、この日は機内に3人しかいないので、逆に気を使うというか、会話をするのが面倒くさいのだ。 って、私は冷たい? あと何時間で着陸だろう? 仮眠室から出て行くと、クルーの一人がいて、”君は失神した様に寝ていたねぇ。”と言われた。 ははは。 ”そうですか? あとどれくらいで着陸ですか?”と聞くと、あと40分と言う事。
????? え? あと40分? 信じられなかった。 こんなラッキーな話ある? てか、アメリカ到着が午後7時なのに、これでは夜寝られないって。 機長からも、”国際線ならではの通信を見せてあげたかったけど、君はいい話相手にもならなかったねぇ。”と、少しイライラなのか、冗談なのか言われたけど、冗談と言う事にして、”えぇ~。”と苦笑。 結局頼んでおいた、寿司ボックスとビーフの食事は食べずに終わってしまった。 食べたかった~。全体的に言うと、とても快適な旅で、この会社の人達に感謝。 またお願いいたいします。
それから、ミネアポリス行きのただ乗りに挑戦。。。。が、最初のフライトは満席でだめ。 あともう1本だめだったら、ホテルをとらなければならない。貨物で帰ってくるのの弱点はこれだ。 到着がすでに夜なので、ここから他の都市へ行こうと思うと機会がほとんどないのだ。。。。。でもラッキーな事に2本目に乗れて、イアンと7時間ほど会うことができた。彼の家に着いたのが、午後11時。 明日は午前5時半の電車に乗って空港へ行ってデトロイト行きに乗らねば。 おやしゅみ~。