
ジェイソン・ステイサム主演のサスペンス・アクション。
バーリトゥードの八百長試合をぶち壊し、ロシアンギャングのボスに大損させたルーク(ジェイソン・ステイサム)。報復に妻を目の前で殺され、金も家もすべてを奪われてホームレスとなる。
地下鉄で仇のギャング一味を見つけたとき、彼らが追っていたのは小さな中国系の少女メイ。メイは天才的な頭脳の持ち主で、チャイニーズマフィアがその記憶力を利用して暗号を誰かに伝えようとしていたのだ。地下鉄の中でメイをロシアンマフィアから救ったルークは、メイを守るために暗号に隠された秘密を巡る争いに身を投じる。。。

ロシアンマフィアとチャイニーズマフィア、そして警察の3者がそれぞれの思惑でメイを追う。ルークの肉体も暴れまくるが、一番おおっと感心したシーンは、ルークとメイが隠れたホテルをチャイニーズマフィアが襲うところ。レストランで、わざわざ客を出さないのは何だろうと思っていたら、人質兼逃げるときの隠れ蓑だったんですね。右往左往する警察の姿が笑えました。
この警察もどうしようもないろくでなしで、マフィアのシマからの上がりをピンパネする体たらく。ロシアンマフィアとチャイニーズマフィアが少女を巡って対立した時には、双方のボスに連絡して警察がどちらの味方をするか天秤にかけさせて、上前の金額をつり上げるずるい奴。
ルークは元々警察官で彼らの仲間だったことや、警察を操る真の黒幕が現れたりして、徐々に物語のピースが埋まっていきます。ルークがかつての仲間と手を組んで、防弾チョッキに身を固めてチャイニーズマフィアが牛耳る地下カジノへ押し入るシーンの銃撃戦は、なかなか見ごたえがありました。有無を言わさずバタバタと敵を片付けていき、警察側のリーダーは不都合なことを知っている部下もついでに殺してしまい、腐敗の極みという感じです。
ジェイソン・ステイサムの超人ぶりが際立つ作品でした。
公式サイトはこちら。
10/2 中野ゼロホール




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