東京ナイト

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高尾の自然観察会・「セッコク」観察

2012-06-05 07:00:12 | 山のぼり
日曜日は高尾に自然観察会に行ってきました。

ちょうど杉の木の枝に着生して花を咲かせるラン科の植物、セッコクの花が満開なので、それをお目当てに行ってきたのです。


写真真ん中の白い花が「セッコク」

知り合いの自然にものすごく詳しい青年と一緒に行ったのですが、まるで陸の「さかな君」のように植物や昆虫に詳しい彼の解説を聞きながら歩くと、ただの登山道もまるで違ったように見えてきます。

本当に自然は驚きに満ちていますね。
例えば、よくある「シダ」もさまざまな種類があって、よく観察するとすごく美しいもの。


写真は「リョウメンシダ」

で、一番びっくりしたのが「クガビル」というヒルがミミズを捕食している瞬間を見られたこと。
その少し前に、ミミズを探して地面をぱたぱた叩きながら進むクガビルを見ていて、その不思議な動きが非常に面白かったのですが、次に見つけた個体がちょうど食事中。

で、写真がこれ。


グロいです。
でも、触って持ち上げようとしたら、慌てて捕食中のミミズを吐き出して逃げ出そうとしました。
吐き出したミミズはかわいそうなくらい細くつぶされていて、クガビルの力のすごさを感じました。

今僕たちが目にすることが出来る自然のさまざまな生き物たちは、激しい生存競争の結果、いろいろな方向に進化して今の形になったと言うことがよく分かりました。
という訳で、いつもの山登りでは気がつくことがなかなか出来ない、小さな生き物や植物の世界を観察できた貴重な一日でした。

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