傘寿の真保守宣言

素人の政治、スポーツ、社会評論です。
写真、ゴルフを楽しみながら地域社会に溶け込む一応元気な傘寿越えの爺さんです。

令和3年大相撲名古屋場所感想

2021-08-05 09:30:53 | スポーツ
                                  令和3年大相撲名古屋場所感想
1) はじめに
 千秋楽結びの白鵬・照の富士の決戦に全てが凝縮された場所だった。そして半年振りの白鵬の復活優勝と準優勝だった照の富士の横綱昇進で来場所以降の興味を作り出した。それにしてもこの両巨頭と他の関取の間の落差の大きさを痛感した。
2) 白鵬の復活
  序盤はさすがに怪我や手術で6場所のブランクがあったためスレスレの勝利が続き土俵上でも白鵬のホッとした表情が何度か見られたが、徐々に土俵感覚をもどしてきた中盤 
 以降は彼らしい取り口が見られるようになった。
 しかし、14日目に正代に対しては土俵際まで後ろに下がった仕切りをして正代の飛込みを避ける横綱らしからぬ戦法を取り、八角理事やマスコミから批判された一面があっ 
 た。そして千秋楽の照の富士との全勝対決では、物議を醸す、激しい顔面へのカチアゲから始まり大振りの張り手を続けた。照の富士も怒って張り手の応酬で横綱同士の優勝
 を争う決戦の大相撲美学に反する取り組みとなった。後味が悪い。
 粗っぽい小手投げで照の富士を倒した直後、土俵上で鬼の形相で雄叫びを上げガッツポーズ。これも朝青竜を思い出させる野蛮な行動だった。横綱の品格を損なうと批判され 
 るかもしれないが、それだけ彼として今場所に賭けていたと言える。優勝後のインタビューでも専らその決心と喜びを吐露していた。協会として何か彼に是正を勧告すべきで
 はないか。
  36歳の高齢での優勝、6場所休場後の優勝も史上初と言う。天晴れ。今後まだ数場所はトップの座を照の富士と争うだろう。
3) 照の富士よ。よくやった。おめでとう
  14日目まで殆ど危なげなく勝ち進んだ。白鵬は先述したように序盤は薄氷を踏む勝負もあったしどちらかと言うと横綱相撲と言うよりも経験を生かした頭脳作戦で上手く白 
 星を積み重ねた感じだが、照の富士は文字通り横綱相撲で勝ち進んだ感じだった。
 千秋楽は白鵬の粗っぽい取り口に興奮していたが結局上手が取れず小手投げに倒れたが、残念だっただろう。「弱かったのだ」と他言はしないが、一層打倒白鵬の念を高めた 
 と思う。ここ数場所安定した実績と優勝野実績から、今場所の14勝での準優勝を評価して横綱になったが、よくぞここまで頑張ったと喜びたい。
  前にも書いたが、本人の努力は勿論だが、親方や家族の助言と支援あっての栄光と思う。膝の怪我は完治しないかもしれないが、治療管理を徹底して白鵬とともに角界を引 
 っ張って欲しい。
  それにしても白鵬・朝青竜・日馬富士に続いて照の富士と又モンゴルの横綱。
  稀勢の里に続く日本人横綱は何時出るのだろうか。
4) 日本人大関の奮起を!
   不祥事で休場中の朝乃山はメンタル面から建て直しを希望する。貴景勝は来場所カド番で復帰するかもしれないが、怪我が多すぎる。正代はやっと8勝。情けない。要す
  るに「日本人大関何とかしろよ。」と大喝
5) 3役陣へのコメント
  御嶽海 8勝。大関への道は開けない。ここまでくるとこの安定性のなさは突然変異でもない限り昇進はないかもと思ってしまう。
  高安  2休場はあったが7勝で負け越し。まだ大関に昇った時機の勢いはない。
       今後大関に戻れるかどうか、若手の躍進があるので厳しくなった感じがする。
  明生 8勝。伸びシロのある若手の一人。
  若隆景5勝。先場所と様変わりの大負け。小柄だが、足腰は強靭で将来の大関候補と見ている。今場所は「おっつけ」戦法がに相手に研究されたと思う。来場所対策を立て 
     て出てくるだろう。
6) 前頭への一口コメント
・逸ノ城 10勝。 今場所は積極性が目立った。3人の3役に勝ったのは立派。
     来場所は久し振りに3役だろう。往年の馬力が復活すれば面白い。
     動きの速い相手への対策が課題。
・豊昇龍 10勝。大幅な実力アップがあった。今年中に3役になるだろう。本格的な相撲に感じる。朝青竜のDNAが潜んでいるかも。
・遠藤  1勝で怪我。休場となった。相撲巧者だが怪我が多い。勿体無い。
・北海富士 8勝。 粗っぽい相撲で勢いがあるが、脆さがあって大勝とならない。
     何か脱皮しないとこのあたりで上下する繰り返しか。
・隆の勝 8勝。もっと勝ちそうだが意外に星は進まない。???
・大栄翔 5勝。押し相撲が素晴らしいが、相手に研究されたのかおっつけと突き落としに逆転されていた。自分で対策を考えているだろう。
・琴の若 12勝。 急速に伸びてきた。来場所上位での活躍が楽しみ。
・宇良10勝 。ほぼ復活と見た。
・一山本8勝。新入幕で目出度く勝ち越し。来場所で評価したい。
・碧山と魁聖 巨漢の外人関取。両者とも少しの負け越し。そろそろ歳の関係もあっ     
    てなかなか上位の定着は無理か。
・玉鷲11勝。 10枚目に下がると先ず先ずの勝ち星。上位でどのくらい勝てるか疑問。
・千代大龍・妙義龍・栃ノ心・隠岐の海
   それぞれ4勝、5勝、7勝、5勝。 32-35歳のベテラン軍団。そろそろ限界か。
・阿武咲7勝。 立会いの出だしは素晴らしいが、大栄翔と同じく土俵際の逆転負が目立つ。押し相撲の欠点か。
・石浦9勝。今に実力相応の成績と見る。
・霧場山9勝。曲者力士として面白さがある。現状はそこまででまだ将来性は??
・翔猿4勝。いろいろ工夫した相撲があったが上位の壁に跳ね返されたと見る。
 また下位で勝って上に戻ってくるだろう。
7) 十両以下について
・豊山10勝。彼の体格と技量でここにいるのはおかしい。幕内上位を目指して頑張れ。
・炎鵬4勝。怪我があったのか。あったとしても小さな怪我と思う。要するに戦法が相手に研究されてしまったための負け越しと見る。何か考えるだろう。
・貴源治6勝。 大麻を吸って解雇となった。馬鹿なやつだ。
・阿炎11勝。 不祥事での降格だったのだから力は幕内並み。 来来場所は再入幕するだろう。
・王鵬10勝。 血筋はあるがホンモノがどうかまだ分らない。
・松鳳山5勝。歳のためか。いやまだ幕内の力はあると思うが、
・龍電 コロナ関連規則違反で休場。来場所幕下に落ちるだろう。出直しだ。
8) おわりに
  冒頭に書いたが、白鵬のカチアゲも相撲道に反すると思うし、炎鵬が張り手で脳震盪を起こし不戦敗となった。カチアゲや張り手についての扱いについても協会で検討すべ
 きではないか。
 ともあれ白鵬の復活と照の富士の新横綱誕生で来場所から2横綱の正常な場所に戻れるのは結構なことだ。



令和3年大相撲5月場所感想

2021-06-03 09:17:47 | スポーツ
                               令和3年大相撲5月場所感想
1) はじめに
   筆者の予想通り、照ノ富士の強さが目立った場所だった。連続優勝は立派だ。怪我が悪化しなければ、白鵬が出る来場所も優勝に絡んで横綱昇進となるとみる。
   それと若手の活躍で毎日上位同士の相撲に興味が出たのはいいことと思う。
2) 照ノ富士天晴れ!!
    序盤から圧倒的な強さで10日目まで文句なしの勝ちっぷり。全勝優勝かと期待したが、11日目の妙義龍戦で相撲の流れか髷をつかみ反則負け。14日目に、相撲巧者遠藤   
   を裏返しの死に体に倒し勝ったと思ったが、先に手をついて不運な負け。千秋楽には、さすがに緊張したのか本番で貴景勝に完敗で並ばれてしまった。しかし開き直って 
   決定戦で貴景勝に勝っての優勝だった。ともに12勝だったが、照ノ富士の12日の方が明らかに強さを誇示していた。順当な優勝とみたい。
   復活大関で優勝は歴史上初らしい。よくここまで頑張ったものだ。本人の意思と努力の賜物であることは勿論だが、親方、部屋の仲間、奥さんなど周りの協力支援あって 
   のことだろう。優勝後の会見で不運な2敗については、「そういう流れとした自分の相撲が悪かった」と自省し、 「年齢を考え早期横綱昇進を期したい」と決意を示した 
   のは自信があるからと見た。とにかく天晴れ。
3) 貴景勝もよくやった
    照ノ富士の陰に隠れたが、千秋楽に照ノ富士を倒して12勝で優勝決定戦まで持ちこんだのは立派だ。準優勝だから来場所優勝なら横綱昇進もありうるのだ。この点あま 
   り話題にならないのは照ノ富士の強さばかりが目に付くからだろうか。この件はまた末尾に取り扱う。
4) 朝乃山・正代は落第
    朝乃山はいつも前評判はいいが、結果が出ない。進歩してないのだ。8日目まで4敗し優勝の目をなくしたし、コロナ対策違反で途中から休場となった。まず大関自身の 
   自覚欠如だが、接待した新聞社の責任もあろう。来場所も出られないだろうから関脇に落ちる。心身ともに出直し。
    正代はいったい何だろう。カド番をやっと9勝で脱出したが、負けると予想された照ノ富士戦が優勝に絡む遠藤に取り換えられるという屈辱的な調整もあったのだ。
   大関になって安心してしまったのだろうか。彼も出直しだ。
5) 明暗を分けた関脇・小結
   高安 10勝大分復活したがいまいち。来場所さらに改善されているかどうかがポイント。
   御嶽海 10勝。 この程度では大関はまだ。
   大栄翔 6勝。 怪我でもあるのか。当たりはいいが脆かった。
   隆の勝 5勝。高安以外の上位に負けでは関脇はつとまらない。体調に何か?
6) 前頭について
 ・若隆景  9勝。2大関2関脇1小結に勝っての9勝。小柄だが体幹がしっかりして安定感がある。先場所は3役入りの星を残したが席がなく前頭にとどまったが、今回は空いた 
      ので来場所小結だろう。今場所を盛り上げた功労者の一人。
 ・遠藤   11勝。8枚目は彼には「家賃」は低いが、終盤優勝に絡んで両大関に合わさ  れたが両大関を破る番狂わせで千秋楽に3人目の大関に合わされ4敗となった。
      彼も本場所の功労者。この力を来場所以降上位で出せれば3役に定着できるはずだが怪我が多いのか安定しない。勿体ない。来場所小結か。 
 ・明生 8勝。若隆景と並ぶ若手のホープ。今場所は若隆景に勝ったが総合的には1歩 譲った感じ。来場所両雄揃って小結かと思ったが、8枚で2大関を破って優勝戦線を攪乱 
      した遠藤が上がるだろう。
 ・北海富士 6勝。 4大関と若隆景・明生に負けて6敗。あと3敗は下位。彼の地位なら上位を何人か倒さないとダメ。勿体ない場所だった。
 ・翔猿 5勝。上位の壁に跳ね返された。いい経験。また戻るだろう。
 ・豊昇龍 7勝。 朝乃山・正代を足技で破ったのはよし。逆に前日足技で負けた朝乃山を見ながら足技で負けた正代には喝。上位で揉まれれば3役を伺う力士になろう。
 ・阿武咲 7勝。前半6勝2敗だったが後半上位に連敗。得意の突き押しも今場所は上  位に通じなかった。一工夫が必要。
 ・妙義龍 6勝 実力?
 ・英乃海 5勝。まだ「家賃」が高い?
 ・逸ノ城9勝。11日目まで8勝し3役と組まされたら1勝3敗。まだ上位に上がると厳しいか。
 ・栃ノ心5勝。暫くは復活無理?
 ・玉鷲 7勝。 10枚目で7勝。さすがに歳の影響か。
 ・隠岐の海9勝。  老雄の健闘。
 ・千代大龍10勝。 老雄の健闘。
 ・魁聖  9勝。 老雄の健闘。
 ・竜伝  全休。 コロナ対策違反で3場所出られない。幕下に戻るだろう。阿炎のよ うになるか。彼女とのデートだったらしいが、結婚を前提とするなら事前に
      何か親方と相談できなかったのだろうか。
 ・明瀬山 1勝。怪我。来場所十両ででなおし。
 ・天空海 5勝。 来場所陥落。
 ・石浦7勝。  来場所はしんがりに残りそう。業師頑張れ。
   来場所十両陥落は 竜伝、明瀬山、翠富士、天空海の4力士だろう。
7) 十両以下について
・炎鵬 5勝。 怪我だから仕方がない。治れば来々場所には幕内に戻れるだろう。
 ・宇良 12勝。 優勝。おめでとう。怪我で序2段まで落ちて復活。照ノ富士と同様だ。
   来場所以降また幕内で奇抜な技でファンを楽しませるだろう。ただ前より体重が増えているらしいのでどうなるか。
   彼は2017年9月に前頭で怪我で休場が続き
     2018年9月から3段目で出て、11月に全勝優勝
     2019年1月にまた怪我。同年11月から序2段で出場。
     2020年1月に序2段で全勝優勝
     2020年3月に3段目で全勝優勝
     2020年7月幕下に上がる。
     2020年11月に十両に戻る。
     2020年5月に優勝。
    怪我に悩まされたが、治れば幕下以下では相手を寄せ付けない。当然だろう。
・阿炎 幕下で7戦全勝で優勝。コロナ対策違反で3場所休場させられ幕下で優勝連続2回。さすがに「家賃」は低い。来場所からどう力を出すか楽しみ。
8) 来場所の横綱昇進
   照ノ富士は 1年で3回優勝し、1回は準優勝、直近では2場所連続優勝。来場所優勝なら文句なし。準優勝でも安定感から昇進の可能性はある。伊勢ケ浜審判部長のコメン  
      トもこのような発言だった。
   貴景勝もあまり話題にならないが来場所優勝なら今場所準優勝なので一応昇進の条件は満たす。ただ彼の場合、まだ安定感が不満足だから全勝ならいいが14勝以下の優勝 
      ならもう一場所待つこととなると思う。
9) 庇い手 と 死に体
   14日目の照ノ富士と遠藤戦。照ノ富士が土俵際で遠藤を裏返しに宙に浮かせ死に体としたので勝ったと思ったが両者が倒れる時に照ノ富士の手が先についており行司差し 
  違えで遠藤が勝ちとなった。
    先代貴乃花は息子たちに絶対手をつかないで顔が土俵に付くことを考えろと指導したらしいのでその形なら文句なく照ノ富士の勝ちだが、そうはならなかった。
   吊り出しの場合は、相手の両足が土俵についてない場合吊った力士が片足を土俵外に出したらそれで勝ちという。重ね餅になって倒れた場合、怪我をするから上の力士が 
   手を先につく場合は庇い手として勝ちとする場合もあるし、取り直しもある。
    今回は重ね餅でなく両者の体は離れていたので庇い手とは言えないかもしれないが、遠藤は完全に裏返しで宙に浮いていたのだから何か腑に落ちない判定だった。検査 
   役のトップが照ノ富士の親方の伊勢ケ浜だったから、照ノ富士に厳しい判定が出されたと思うが、普通はこの場合取り直しだろう。その時の検査役によるが庇い手と死に 
   体の扱い方について協会で明確にしておくべきと思う。
10)終わりに
   横綱不在の場所が続くが、照ノ富士を中心に終盤優勝争いが激しくなって面白かったし、若隆景や、明生、今場所は結果を出せなかったが、大栄翔などの頑張り、高安、  
   御嶽海の健闘などで相変わらずファンを喜ばせることができた。
    来場所は進退をかける白鵬が出る。大関陣や若手との取り組みが楽しみだ。


令和3年大相撲初場所感想

2021-02-11 11:06:14 | スポーツ
                               令和3年大相撲初場所感想
1)はじめに
 大栄翔天晴れの場所に尽きる。健闘すると予想はしたが、優勝までは考えなかった。
しかし、あの押し相撲をさらに進化させれば大関は勿論その上もありうる。期待の力士生まれたと思う。両横綱不在だったが協会もほっとしただろう。
2)大栄翔の押しは超一流
   優勝おめでとう。初日から7日目まで出場3役を全員撃破したのは驚きだった。初日の朝乃山は予想外の威力に屈したが、2日目からの相手はその力を予測していたはずなの   
  に同じ手口でやられたということは彼の馬力がいかに素晴らしいかということを示している。
  確かに素早い立ち合いですぐうまく喉輪攻めが決まる。彼の身長が丁度喉輪攻めに適しているのだろうか。8日目から格下との取り組みなので全勝もあるかと思ったが、少し  
  安心したのか2敗した。
    昨年9月場所でこの押し相撲に花を咲かせて関脇になったが、怪我で11月場所は5勝どまりで平幕に。しかし手術して今場所は調子を戻して以前以上の力を付けたように 
   思える。この調子が持続できれば前述した夢につながるが、来場所以降は相手も十分対策を考えてくるだろうから厳しい闘いとなろう。兎に角楽しみだ。
3)不甲斐なかった大関陣。
   連続優勝を狙ったはずの貴景勝は不調で怪我?もして途中休場。カド番になってしまった。怪我は仕方がないが、やはり緊張で出足に齟齬が出たのだろうか。
  朝乃山は初日に大栄翔に度肝を抜かれたのか数日本調子ではなかった。ようやく終盤に彼らしい相撲がみられたが11勝どまりだった。千秋楽で正代に勝ったので少しは気を 
   よくしただろう。一頃の勢いは見えない。来場所こそ序盤に気を付けて優勝を狙ってほしい。
  正代は序盤で大栄翔に負けたが、終盤まで2敗で優勝2番手で頑張り一時は並んだが最後に照ノ富士と朝乃山に負けて4敗した。最後の2敗は現在の力の差を見せられた相撲だ  
   ったことは彼の今後は一皮むけなければ上は見えないということと思う。正代と朝乃山の二人に勝った共通の相手は、大栄翔・御嶽海・照ノ富士だったことは興味深い。
4)3役全員勝ち越し
  照ノ富士 有望視されたが、なぜか6日目までは3勝3敗。しかし中盤から本来の力を出し、11勝した。特に終盤に朝乃山・正代両大関を含め5連勝して来場所大関復帰の足場 
     を作 ったのは立派。大栄翔以外に負けた3人とは実力は5分以上と見れるから実質的に白鵬に次ぐ力はあるのではなかろうか。
  御嶽海9勝しその中には3大関を含んでいる。大栄翔と照ノ富士には実力で負けたとしても6敗はもったいない。精神的な問題か。
  隆の勝9勝。やや不満。意外にもろさが目立った。
  高安 9勝。まだ回復が完全でないらしい。照ノ富士に勝ったのはお手柄だがあとは現在の実力相応の星に終わる。
5)前頭各力士の一口コメント
・北海富士  7勝。激しさはあるのだが、脆さが消えない。
・琴勝峰  2勝。 有望力士だが、上位の壁に跳ね返された。正攻法1本ではまだ上位には通用しない。
・阿武咲9勝。 大栄翔にあたり勝ちは立派だし照ノ富士に大栄翔的な押しで勝ったのは立派。押し相撲で大栄翔より確率が悪いのは??喉輪の攻めの上手さの差か。
・宝富士 9勝。御嶽海、朝乃山、大栄翔、御嶽海を破ったのに下位に取りこぼしもある。
     もったいない。まだ安定性に問題。
・玉鷲 6勝 36歳を考えるとこんなものか。
・栃ノ心4勝 徐々に衰えるのか。
・遠藤7勝 年齢からはまだまだのはずだが、伸びない。怪我も多いが、実力かもしれない。一頃は大物と予想したが3役どまりかも。
・竜電4勝 予想以下だった。しばらくはこのあたりで上下か。
・輝6勝 体格は立派だが、一皮むかないと伸びない。
・明生8勝 終盤に優勝争いの相手と組まされ連敗したための7敗。伸びる可能性大。
・徳勝龍3 気分の問題の大敗か。悪くても5-6勝はする力あると思う。来場所はまた幕尻だろう。
・志摩の海9勝上位で頑張れる力あり。
・逸ノ城9勝まだ怪我が十分治ってないのだろう。
・翔猿6勝かなり相手に研究されてしまった。厳しい時代が続く。
・天空海5勝幕内の洗礼は厳しかった。出直し。
・豊山7勝あの体格でこの地位で7勝とは情けない。何か研究が足りない。
・明瀬山9勝35歳で立派。あのだぶだぶの腹は何とかならないか。
9)十両以下について
・松鳳山5勝 あの厳しさで再度幕内に戻ってほしいが力が落ちたのだろうか。
・勢6勝 下から2番目 怪我なのだろうか。幕下に落ちても頑張るのだろうか。
・剣翔12勝よく知らないが、優勝力士だから今後注目してみよう。
・貴源治8勝 郷土の力士。頑張れ。
・宇良10勝 来来場所再入幕を期待。奇抜な技を見せてほしい。
・龍虎6勝新十両どん尻だからまた幕下だろう。
・王鵬5勝下から4番目また幕下か。大鵬の孫も厳しいね。
10)おわりに
  立ち合いの頭のぶつかりで片方が脳震とうを起こしたが、少し休んで再試合とし脳震とうとなった力士が勝ったという事件があった。今回は無事で済んだが、生命にかかわ  
  ることなので、次回は脳震とうを起こした方を負けとすると決まったそうだが妥当な結論だろう。


令和2年大相撲11月場所感想

2020-12-05 10:42:51 | スポーツ
                      令和2年大相撲11月場所感想
1) はじめに
  場所前から両横綱休場で又かと思ったが、更に、序盤に優勝候補の朝乃山と新大関正代が怪我で休場となりどうなるかと懸念した。しかし、貴景勝が終始優勝戦線のトップ
 を走り、他各力士の健闘で何とか場所を盛り上げた。協会もホッとしただろう。
 横綱には少し甘えがあるのではなかろうか。
2) 貴景勝天晴れ!!
  5人の横綱・大関の中で1人の大関として頑張り、しかも、ずっと優勝戦線を走り優勝したのだから天晴れだ。若いのに責任の重さに良く耐えた。千秋楽に照の富士に負け
 て並ばれた時は最大の重圧があっただろう。しかもあの負け方が正にブザマな完敗だったから。大方のファンは「本人はショックで決定戦も負ける」と感じたと思う。筆者そ
 の一人だった。しかし決定戦ではその予想を覆し完璧な彼本来の押し相撲で完勝し賜杯を手にした。相当精神力は強いと思った。
 土俵上で感激の涙を見せたのが印象に残る。来場所綱取りとなるが頑張れ。ただ今場所は横綱や他の大関不在の場所での優勝だから条件は通常以上に厳しいと思う。もう少し
 四つ相撲で戦えればいいのだがーーー。
3) 休場の大物たちに喝!
  白鵬・鶴竜  兎に角休場が多い。さすがに横綱審議会が「引退勧告」の次に厳しい「注意」勧告を出した。白鵬はともかく鶴竜は来年の初場所進退を賭けることとなるだ
      ろう。
  朝乃山・正代 怪我では仕方がないが次の初場所はカド番となった。本来の力を出し切って欲しい。
4) 照の富士にもあっぱれ!!
      2日目に朝乃山に勝ってホンモノ振りを出し、14日目まで12勝2敗で千秋楽は、トップを走る貴景勝を破って13勝とし優勝決定戦に持ち込んだのは立派だ。
      膝が更に良くなればもっと強く戻るだろう。本人は常に大関に戻るためにこの3場所頑張ると公言しているが、膝の経過が順調なら問題なく達成するだろう。それ
      だけの強さはある。
      負けた大栄翔、高安戦はいずれも相手に素早く動き回られて追いつけなかったため。この対策を考え、相手を如何に早く捕まえるか策を身につければ、既に老化 
      した白鵬と、そして朝乃山や正代とも同格と見ている。これからが楽しみ。
5) 他の3役
  御嶽海 7勝の負け越し。 メンタルの問題と思う。途中から投げやりになると見え
      る今の状態が治らない限り上には上がれまい。
  隆の勝 予想外の不調でやっと8勝。先場所に比べて脆さが目立った。
  高安 やっと8勝。まだ完全回復ではないと見た。
6) 前頭について (気がついた力士に絞って述べる。)
  若隆景 上位に勝てなく7勝止まり。相撲ップリはいいのでもう一歩。
  霧場山  3勝。 上位の壁にもどされた感じ。
  大栄翔 10勝。先場所の不調は怪我だったのだろうか。本来の姿に戻った。来場所
         又3役に復帰だろう。
   輝  5勝。体力はありそうだが何故かパットしない。
  北海富士 11勝。 近来最高の場所だっただろう。何時もこの動きなら3役定着な
      のだが場所ごとのばらつきが多い。何故か分らない。来場所3役になるかどう
      かは負け越した御嶽海を小結に留めるかどうかで左右される。
  翔猿  6勝。 動きはいいが、この位置ではこの程度か
  妙義龍 4勝。 動きは先ず先ずだが負け越し。歳のためか?
  宝富士 9勝。 同位下位には様変わりの強さを示したが、上位には通じず。
  栃の心・9勝。実力どおり。
  玉鷲・8勝。 少し不調。
  遠藤 8勝。 もっと勝つと予想したが脆かった。彼も30歳、この程度で終わるの
        ではもったいない。
  龍電 9勝。 同位下位には強かったが、終盤上位に3連敗と幕尻で優勝戦線で頑張
         っていた志摩ノ海にも負けた。イマ一歩。
  明生 9勝。 怪我が完全に治れば更に上に上がるだろう。
  炎鵬 3勝。 彼の戦法は既に相手に知られてしまった。十両に落ちるが対策を立て
         ないと先が見えない。
  千代大龍 9勝。 何とかなったが、昔の期待からすると残念な結果。既に32歳.
        この程度で上下を繰り返すのだろうか。
  逸ノ城 8勝。なぜか後半6連勝で8勝。怪我のためでこの辺にいるのだろうが。怪
          我の程度はどの程度なのか。既に27歳になってしまった。
  豊昇龍 (朝昇龍の甥)勝。まだ将来性は分らない。
  志摩ノ海  幕尻で11勝4敗。但し終盤の2敗は優勝が絡んで貴景勝と照の富士。
        どちらも負けたが力の差から仕方がない。千秋楽の相手は同格の明生だった
        が負け。優勝がなくなって気が抜けたのだろう。
 十両陥落は炎鵬と全休の琴勇輝だろう。
7) 十両以下
   琴奨菊 1勝6敗で引退。ここまで大関から落ちてまでもよく頑張った。天晴れ。
   翠富士  10勝5敗で優勝。
   宇良  9勝。 まだ本調子ではないが先ず先ずだった。来々場所再入幕を期待する。
       「いぞり」と言う奇抜な白星を出した。
   貴源治  6勝。何とか幕下陥落は免れたが余りパットしない。相撲に特徴がない。
   勢 5勝。怪我が未完治なのだろうか。何とか幕下陥落は避けられるだろう。

   納谷 大鵬の孫。幕下筆頭で6勝1敗。来場所新十両確実だろう。今後数場所で新入
       幕か。楽しみな独り。
8) おわりに
   今場所は、終盤の貴景勝と照の富士の優勝争いで何とか持ちこたえたが、来年は是非両横綱や前大関が
  出て華やかな場所にしてほしいものだ。そして照の富士の大関復帰の頑張りも見もの。
  何度か書いたが、行事木村庄之助は何故作らないのだろう。今のメンバーに人材がいないということだろうか。



大相撲9月場所感想

2020-10-08 10:46:06 | スポーツ
                                                                   令和2年10月8日
                                     大相撲秋場所感想
1) はじめに
   両横綱休場の報道があり、上位数力士の争いとなることは当然の環境で、朝乃山を本命と予想していたが、意外に正代が栄冠を手にした。一人の友人は正代に賭けていた
  がその通りとなった。大関にもなったので横綱昇進争いが面白くなった。
2) 正代天晴れ
   彼は2015年11月場所で十両優勝し行く新入幕の場所で10勝、2016年3月には前頭6枚目に上がって9勝した。超有望で短期間に3役から大関と評価されたが、それから長い
  間低迷した。解説者の北の富士は「どうしたんだ。やる気があるのか」と非難していた。2019年9月には3勝しかしてない。ところがその年の11月に11勝し今年になってもな
  ぜか、相撲に変化と安定がみられ、何度か優勝に絡むようになった。筆者も先々場所ころからこれは本物かと思うようになった。
  14日の朝乃山との相撲は圧勝でどちらが大関かわからないくらいだった。千秋楽は
  勝てば優勝という余裕のある一番。しかも相手は優勝争いといっても新入幕で幕尻だったが、やはり緊張したか危ない相撲だった。土俵際踏みとどまって勝ち優勝した。
  今場所は横綱戦もなく、大関昇進の基準の33勝に一つ届かなかったが、相撲っぷりが評価されて見事大関となった。ラッキーともいえるが当然ともいえる。これから朝乃山
  と貴景勝との上へ上がる競争となるが新大関ではあるが全く同格とみる。やや腰高で顎が上がるという癖があるが今の馬力はその癖を目立たなくさせるくらいの厳しさがあ
  る。
   朝乃山に勝って気をよくした照ノ富士に4日目に負けたことは不本意だろうが、ここは照ノ富士に関東を称えたい。終盤両大関を下して優勝街道を驀進した勢いは素晴らし
  かった。隠岐の海に取りこぼしたが、今場所は取りこぼしがこの1番だったことが優勝につながったともいえる。これからも取りこぼしに要注意だ。
3) 大関
  ・朝乃山 横綱不在でN0.1力士という責任感で緊張したのか初日に負け、更に緊張して3連敗スタートとなったが、さらに言えば、3日目は久しぶりに上位に上がって緊張し
      2連敗していた照ノ富士に負けたのはいただけない。照ノ富士は気をよくしてそれから7連勝している。朝乃山もようやく4日目から勝ち始めその後10連勝し、かす
      かに優勝の可能性を取り付けた時もあったが、3日目の照ノ富士戦で3連敗となったことが命取りとなった。たらればになるが、2敗のまま同星で正代と対戦していた
      らどう転んだかわからなかった。完敗で2差となり終わった。千秋楽は気力がなかった負けで5敗となったとみる。
      4つ相撲は3大関の中でベストと思うが立ち合いの厳しさでやや落ちるとみる。これからの3大関の争いが面白い。
  ・貴景勝 立ち合いの厳しさは絶好調時代ほどではなかったが、無難にこなしていた。13日目に正代に負けたがまだ1差で千秋楽まで優勝に絡んでいた。千秋楽は気落ちした
      朝乃山に勝ち12勝は一応大関の責任を果たしたといえる。初日に照ノ富士にあたったのはラッキーで中盤の絶好調時の照ノ富士とならどうだったか。兎に角怪我を
      完治させて横綱昇進の競争を頑張ってほしい。
4) 他の関脇
  ・御嶽海 ファンも本人も大不満。正代に先を越されたし、やっと8勝では振出しに戻った。気分屋なのだろうか。終盤は完全に優勝争いから外れ通常の上位同士の取り組み
     (貴景勝戦と正代戦)も2番外された屈辱的な場所だった。しかしその対戦があったら負け越しもあっただろう。2度も優勝している実力者だ。出直して頑張れ。
  ・大栄翔 5勝。予想外の大きな負け越し。序盤の負けで気落ちしたとしか思えない。
5) 小結
  ・隠岐の海 4勝。ここ2場所調子が良すぎたように思える。普通の彼に戻るとこの程度?
  ・遠藤  3勝。 怪我があったのだろう。またも出直し。ただ彼も有望と言われてからすでに何年にもなる。正攻法にこだわり技も多彩。ただマスクもそうだが相撲に甘さ
       が欠点。何か殻を破らけかればこの程度の力士で終わる可能性もある。正代のように激変を期待したい。
6) 照ノ富士
      初日、2日目は貴景勝と御嶽海に簡単に負けた。久しぶりの上位との相撲に緊張したか感覚がずれていたかはわからない。しかし3日目には同じく連敗していた朝乃
     山に完勝し気持ちが変わったのか、その後は調子が出始めた3日目から5日目までに朝の山、正代、大栄翔に勝ち7連勝し、復活の本物さを示した。が、10日目に隆の
     勝に完敗したころから古傷に影響が出たのか下位力士に負け14日目から大事をとって休場した。ただ8勝しているので来場所3役に戻るだろう。来場所怪我の状態が良
     ければまた大暴れしそうだ。
7) 前頭
 ・隆の勝
      10勝の大活躍。貴景勝とは同部屋で当たらないが、上位で負けたのは正代と隠岐の海の2敗で朝乃山・御嶽海・大栄翔・遠藤には勝っている。13日目に翔猿に負け
     たのは何か立ち合いに異常があったため。来場所堂々と3役入りするだろう。そしてあるいは御嶽海よりはやく大関になるかもしれないような相撲っぷりだ。
 ・翔猿 新入幕14枚目で11勝。ただし優勝に絡んだので終盤3役と組まされた黒星が2つ。すばしこいが、正攻法が多い。足腰がしっかりしている。来場所上位での相撲が楽し
      み。
以下は簡単な一口コメントとする。

  ・霧馬山 途中休場して9勝。 特に、休場明けの終盤に大栄翔、隠岐の海、御嶽海を 破ったのは立派。
  ・和隆景 11勝。 来場所上で通用するかどうか?
  ・阿武咲 10勝。先場所大負けしたので元に戻るが、その上になるかどうかまだ??
  ・明生  13枚目で9勝。怪我が完治すれば上位でもやれるはず。
  ・照強  3枚目で5勝。 上位の壁は厚かった。
  ・石浦 休場を入れて4勝。十両陥落だろう。再起を願う。
  ・炎鵬 9枚目で6勝。前半1勝で後半5勝。相手に彼の戦法が研究されてきたので
       今のままでは希望が出ない。秘策が要る。
  ・琴奨菊 松鳳山 
        両老友も大負けで十両に落ちるだろう。勝負の世界だから仕方がない。ご苦労様。さすがに馬力はなくなった。
  ・高安 6枚目で10勝。これでは上位ではまだ無理。怪我がさらに回復すればーーー
  ・栃ノ心 4枚目で6勝。今の実力。往年の力は期待できそうもない。
  ・逸ノ城  まだ怪我は完治してないか。幕尻で8勝。時間がかかりそう。
  ・豊昇竜 新入幕。幕尻で8勝。伸びしろはありそうだが時間がかかるだろう。
  ・北勝富士 2枚目で6勝。馬力はありそうだが、甘さでもろい。性格もあるが何か相撲を変える必要があろう。
  ・妙義龍 3枚目で6勝。実力か。
  ・千代大龍 11枚目で5勝。6日目まで5勝1敗。以降連敗と休場。何かあったのか?
      往年の大関候補もその姿なし。
  ・龍電 苦労人。7枚目で6勝。実力通りということか。
  ・碧山 魁聖  両巨体外人。共に実力相応の星。
  ・阿炎 コロナに関する規律違反で3場所休場となるその1場所目だったが、部屋のコロナ感染で他の部屋力士も休場となった。他の力士は番付位置は変わらないらしい 
      が、彼の転落は変わらないだろう再出発は幕下からだろう。
8)10両以下
 ・勢  筆頭で3勝の大負け。一頃の姿がない。怪我なのか。
 ・千代の国 14勝で優勝。再入幕確実。怪我が完治したのだろう。
 ・貴源治  幕下筆頭で4勝。栃木出身ただ一人の関取。頑張れ。今の感じではどんどん上がるように見えない。
 ・宇良  大けがで序2段まで落ちたが復活してきた。幕下で来場所十両が決まった。数場所でまた幕内に戻るとみている。序2段まで落ちて関取に復活したので照ノ富士と2人
      だけという。
参考までに彼の転落と復活の歴史を記しておく。
 2017年9月に前頭4枚目で  怪我して1勝14敗。(休みを含む)
 2018年7月まで      5場所 全休。
 2018年9月3段目91枚で   6勝1敗、
 2018年11月3段目33枚で  7勝0敗で優勝
 2019年1月幕下23枚でまた また怪我
 2019年9月まで      4場所全休
 2019年11月序2段106枚で  6勝1敗
 2020年1月年序2段28枚で  7勝0敗で優勝
 2020年3月3段目30枚で   7勝0敗で優勝
 2020年7月幕下19枚で   6勝1敗
 2020年9月幕下5枚で    6勝1敗   来場所十両と決定。
   照ノ富士や栃ノ心の歴史も示すように幕内上位力士が怪我で転落しても怪我さえな治ればそこそこの成績を出せるということを示している。現在、怪我の休場を黒星と全
  く同等に取り扱っていることに違和感がある。照ノ富士、宇良など幕内力士の場合幕下に留めるような取り決めにすべきではなかろうか。
8) おわりに
   両横綱がいなくても3役の頑張りで優勝争いが演じられ面白い場所となった。ただ横綱はいかにも休場が多すぎる。何とかならないか。この状態が続くと白鵬はともかく鶴
  竜は引退も話が出ると思う。
   勝負で土俵を割るのと体(たい)がなくなるのとどちらを負けとみるかが時々話題となる。「体(たい)なし」にはいろいろな例がある。「裏返しになっている・足首が
  返っている・土俵外に飛んでいる」など。今場所も何度かあったが、大体取り直しになっていた。それがいいと思う。