MARU にひかれて ~ ある Violin 弾きの雑感

“まる” は、思い出をたくさん残してくれた駄犬の名です。

"踊り明かそう" (2)

2009-02-16 00:00:27 | その他の音楽記事

02/16    "踊り明かそう" (2)

         ハくびがうつるよ





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 やあ、まるだよ。

 きのうはごめんね。 ボク、眠くなっちゃったの。




 前回は、ミュージカルの "My Fair Lady"

最初に歌った、Julie Andrews の音源だったよ。





 今回はまず、他の音源、紹介するね?




 映画 "My Fair Lady" の場面からだよ。 一緒に見てね?



 音源①  音源②

 映っているのはもちろん、名女優の Audrey Hepburn

 ただ、最初の四行は彼女の声だけど、あとは全部
マーニ・ニクソンっていう人が歌ってるんだよ。




 この人はね、吹き替えの分野でとても有名なの。

 『ウェストサイド・ストーリー』のナタリー・ウッド、
『王様と私』などのデボラ・カーとかの役、全部
歌ったって書いてあるよね? そのほかには
『南太平洋』や『ショウほど素敵な商売はない』で、
踊りの上手なミッツィ・ゲイナーの役を歌ってるし、
『サウンド・オブ・ミュージック』では、修道女の
ソフィー役で自分も出演してるんだよ。



 どうしても Audrey の声、聴きたい人、いる?

 音源③  音源④
   ↑     ↑  (内容はまったくおなじだよ。)






 他にもあるよ!? 映画じゃなく、ほかの歌い手さんのだよ。

   Kiri Te Kanawa

   Birgit Nilsson

   Audra McDonald





 音源じゃないけど、こんなのもあるんだって!
宣伝サイトだよ。

   チェロ四重奏





 歌詞は前回と同じものだよ?





 Bed ! Bed ! I couldn't go to bed !
          寝ろですって! 出来るわけ、ないわ! 

 My head's too light to try to set it down !
          すっきりした頭、冷やせなんて!

 Sleep ! Sleep ! I couldn't sleep tonight !
          眠れですって! 今夜は無理よ!

 Not for all the jewels in the crown !
          どんな立派な冠、くれてもいやよ!




 I could have danced all night !
          一晩中だって私、きっと

 I could have danced all night !
          踊り明かせるのよ!

 And still have begged for more.
          それでも足りずに 「もっと」 って…。



 I could have spread my wings
          翼を広げて、ほかにも

 And done a thousand things
          たくさん出来るのに

 I've never done before.
          初めて体験することを。



 I'll never know
          私、どうしても分からないわ

 What made it so exciting;
          なぜこんなにワクワクするの?

 Why all at once
          どうして、いきなり

 My heart took flight.
          心が浮き立ったの?




 I only knew (know) when he
          でもね、先生が

 Began to dance with me,
          一緒に踊りだしたとき、私

 I could have danced, danced, danced all night !
          夜通しだって踊れるの、分かってたのよ!



    (転載を希望される方は、必ず事前にご連絡ください。)





 それで、この "My Fair Lady" のお話だけどね?

 イライザがね、自分の言葉の "訛 (なま) り" を
直していくうちに、色々なことが起こるんだよ?




 最初はね、こんな風にしか言えないの。

 ① 「day → イ」、 「take → イク」

 ② 「speak → スペイク」、 「teach → テイチ」

 ③ 「a cup of tea → アカッパティー」

 ④ 「hurricanes → リケーンズ」、 「ever → ヴァ」

 ⑤ 「go → ウ」、 「show → シャウ」




 だからね、先生の Henry Higgins さんのこと、
ンリ・ギンズ先生!」 なんて呼んじゃうんだよ。

 いくら特訓しても直らないし、先生も困っちゃうんだ。





 そんなんならね、ボクだって言えるよ?

 「ガウー!!」 ほらね? うまいでしょ!





 それが、あるときから突然、ちゃんと言えるように
なっちゃって、イライザは自信、付けちゃうんだよ?




 そのきっかけになったのはね、

"The rain in Spain stays mainly in the plain."

ていう文章なの。 




 これ、最初はイライザがどう読んでいたか、分かるでしょ?

 それはね、ほら、上の、①っていうところ、見るとね…、
ハ、ハ…、ハ、ハハ…、



 「ークション!」



 れ? ちょっと (冷) えてきたな。




 「ファー…。」 三時か。

 くびも出てくるよ…。



 確かに

 "くびがうつる" ってうの、いたこと、あるどね…。



 変だ~。 何だか調子がおかいぞ?



 いぶ疲たようだな…。




 (続く)