A ROCKER IN THE BOOTS

生きた化石!!ロックンロールギタリストの独り言。

DEBB速報

2006-02-08 00:56:55 | FAT DEBBLIN

FAT DEBBLINのファンことデッベラーの皆さん、
嬉しいお知らせと悲しいお知らせがあります。

嬉しいお知らせは
我々DEBBが誇る若き天才ベーシストことBooちゃんの就職が決まりました!

皆さんよかったら激励の言葉をDEBBのHPに書き込んでください!

次に悲しいお知らせです。
そのBooちゃんが就職に伴いFAT DEBBLINを脱退することになりました…。

勤務地は名古屋か東京になるそうで、
物理的にDEBBでの活動は不可能という理由からです。

俺も非常に残念です…。

2月4日にあった大分ライブが実質BooちゃんがDEBBメンバーとしての
最後のステージになったわけですが、あの最高のパフォーマンスをした夜を
目撃した人たちは本当に運がよかったと思います。

彼のプレイを見たことのある人は彼がどれだけ彼が優れたベーシストであり、
存在感のあるベースプレイヤーかわかるでしょう。

しかし、Booちゃんのこれからの人生を皆で祝福しようじゃありませんか!

いつか彼はさらに成長した、優れた人間&ベーシストとなって
我々の前に姿を現すことでしょう!

Booちゃんと出会って約1年。DEBBとしての9回のライブと数え切れない
セッションの数々は俺のミュージシャン人生の中でも大きな意味を持っています。

俺の人生の中でここまで上手くいったバンドはありません。

カバーバンドだからというのも一理あるでしょう。

彼のアドバイスにより俺のギタープレイも進歩しました。

本当に彼のミュージシャンシップは素晴らしい。

パソコン買いに行くときついて来てくれてありがとう。

HARD ROCK CAFEで誕生会をしてくれてありがとう。

思い出をありがとう。そしてこれからも元気でやってください。

また福岡に帰ってきたらセッションしましょう。

 

心残りが一つあるとすれば先週の大分ライブ、
いつも通りのアフロを被らせてあげれば良かった…
本気で思うのでした。


FAT DEBBLIN大分へ。ー飲みGRANTZ登場ー

2006-02-06 03:15:47 | FAT DEBBLIN

運命の2月4日がやってきた。

FAT DEBBLINの大分ライブの日だ。
俺にとっては3年半振りの凱旋ライブとなる。

昼12時、俺のマンションまでDEBBメンバーが迎えにやってくる。
この時、今回ボーカルを務める坂本氏と初顔合わせ。
坂本氏は凡蔵さんが鹿児島に住んでいた頃、FAT DEBBLINのボーカルを務めていた人物だ。
昨年末の前任ボーカル脱退事件を聞き、わざわざ朝早くから今日の日のため鹿児島から出てきてくれたのだ。

DEBB一同、本当に感謝している。

そしてDEBBカーはハイウエイを走り続け、途中通りかかった俺の実家を撮影したり、玖珠サービスエリアで尻尾の青い犬を見たりして、約2時間後、大分市は今回の会場となるカンタループ2に到着。

対バンのIMMIGRANTZの皆さんはすでに集合し準備を始めていた。

まだDEBBのリハまでには時間があったので
俺とベースのブーちゃんはその間に大分市街地へ行く。

目的はホッチキスと電池を買うこと。何に使ったかは想像にお任せする。

すぐに目的達成後、凡蔵さんから呼び出しが会ったので会場へ戻る。

そして我々のリハ開始。今回坂本氏と初めて音を合わせるわけだが、
坂本氏はたった1ヶ月で色んな曲を覚えてくれたおかげで
それはもう初めて合わせると思えなかったほどスムーズだった。

リハが終わる頃になると他の対バンのリコシェのみなさん、
VAN KELLENの皆さんも集まる。

DEBBとIMMIGRANTZメンバーは開場前に打ち上げに行くことになった。

別に書き間違えてはいない。
打ち上げ」だ。

一同は会場近くのスポーツバーへ。
このスポーツバーは前カンタループのオーナーの店だということだ。

本番前にビールでカンパーイ!みんな次第に上機嫌になっていく。

1人だけ様子のおかしい男がいる。Booちゃんである。

普段あまり酒を飲まない彼は1杯目でぶっ飛んでしまい、更にもう1杯ビアーを頼む。

ブーちゃんは非常に上機嫌でそして赤い。

「この状態でステージに立ちたい」と言う彼は
「飲みGRANTZ」という立派な称号を得ることに成功する。

出番まで2時間くらいあるので大丈夫だろうという憶測をしながら打ち上げ終了。

そして「2次会」のステージが我々を待っていた。

続く。


Boogie With ブー

2006-02-03 01:41:44 | FAT DEBBLIN

2月4日の大分ライブのために最後に1人でスタジオに入ってきた…

が、スタジオに入ってすぐBooちゃんから着信。
そして急遽Booちゃんも参加。

2人で意義のある練習を3時間頑張った…。

1番の成果はFine Guitarsから頂いた「松本ドライヴ」を
ようやく使いこなせるようになってきたことだ。

いじり回しすぎてヘトヘト。

でも音はよくなったぞう~。

本番が楽しみじゃわい…。

他の曲の意見出しもして、その後ちょっと服見たり、ブラブラして、
二人で「赤のれん」でラーメンを食べ行って解散。

俺の中ではまだまだ仕上がっていない曲があるのだが。

今回3ヶ月ぶりのライブ、ぜひ楽しみたい。

最近人生で一番ギターに熱を上げている。

俺はテスト期間中。まだゼミのレポートが仕上がらず
ゼミの先生から最終通告の電話がかかってきた…。

まぁいいや。ははは。ギターが大事。

やる暇ないからとりあえず途中まで出来たの送っとこ。

ごめんよ先生!


そういえば 2

2006-02-01 02:48:35 | FAT DEBBLIN

待つこと10数分。

俺がハンバーガーを食べ終わった頃に凡蔵さんが到着。

歳よりも貫禄のあるが社会人といった感じ。

挨拶をし、しばらく音楽の話をする。

すると少ししてレッチリのバッグを抱えた男が登場。

ベーシストとして加入することとなるBooちゃんだ。

このあと少しこれからの話をした後に凡蔵さんの車に移動し
過去のFAT DEBBLINの音源を聴いたりしてモチベーションを高める。

そしてこの日は解散。

それから1年。この時、このバンドで1年もバンド活動をし、
メンバーチェンジをしながらも8回もライブをするとは思ってなかった。

というのも俺は過去に1年以上同じバンドにいた事が無かったからだ。

カバーバンド故の理由かもしれないが。

FAT DEBBLINに出会えた事で、俺のギタープレイ、プレイスタイル、人間関係、
様々なことを広げることができたと思う。

もしDEBBに出会わなければLED ZEPPELINの曲を今でも弾けなかっただろうし、

FINE GUITARSも知らなかっただろう。

この1年で得たことはそれ以前の1年よりケタ違いに多い。

FAT DEBBLINのメンバーのミュージシャンシップは素晴らしい。

俺のオリジナルバンドがボーカルが見つかり、活動できるようになったら
このバンドででの経験は大いに生かされるだろう。

これからもFAT DEBBLINを誇れるように努力をせねば!

とりあえずは2月4日のライブを素晴らしい物にしないとね。

去年と同じように俺は大学の定期試験に追われています。

ではレポートしますんでまたー。

関連記事はこちら↓

http://www4.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=452635&log=20060201


そういえば

2006-02-01 00:42:19 | FAT DEBBLIN

FAT DEBBLINと出会って1月29日で1年が過ぎた。

早いね~時間がたつのは。

去年の1月のアタマ、前のバンドが解散して
俺はずっと自分の活動できる場所を探してた。

ネットでメンバー募集の掲示板を見たことが全ての始まり。

福岡県内の募集ページを開くと
「LED ZEPPELINのコピーバンドのメンバー募集!」
の文字が。

投稿者名は「木工用凡蔵」さん。

怪しい…。

頭の中には土木系の作業員の姿が浮かぶ。

しかしコピーするバンドはLED ZEPPELIN。

俺が中2の時から聴き続けているバンドだ。

敬愛するJimmy Pageのプレイは
その時点ではしっかりコピーしたことが無かった。

このバンドが俺のギタープレイを高めてくれるかも…!

これは応募するしかない!と思いメールを送ると

すると次の朝凡蔵さん本人から携帯にメールが届いていた。

「今日会いませんか?」とのこと。

その日、大学のテストが終わり、たまたまバイトが無かったため
凡蔵さんに会うため西新の某ハンバーガー店に向かうことに。

この日、同時に募集していたベーシストも偶然にも候補が見つかり
会合に来るとのことだった。

俺は大宰府から電車を乗り継ぎ西新へ向かった。

西新に着き、みんなより先に例のハンバーガー店に着き
凡蔵さんに電話をする。

「着きましたよ!店の中でで待ってますね!」

「そうですか、僕はまだそっちに向かってるところでまだ天神なんですよ。
近くなったらまた連絡します。
君の特徴はありますか?」

「俺は髪が肩まであって、フードつきのコートを着てます!」

「わかりました~また連絡します~」

そこで電話が切れた。

すると1分もしない内にまたもや凡蔵さんから着信が。

「お疲れ様~、今向かってます~」

「は、はぁ…。(それは今さっき聞いたよな…)」

「ベースの子もすぐ来るそうです~。
特徴は『髪が肩まであってフードつきのコートを着てる』そうです~」

「それは俺のことだよ!」

と心の中でツッコミを入れ、しばし待つ。

何も頼まずに待つのもアレなので、ハンバーガーを頼むことに。

メニュー表に目をやるとハンバーガーのサイズ表示に「R」「S」の見慣れぬ表示が。

「何にしましょうか?」

「あ、じゃあこれを…」

「サイズはどうなさいますか?」

ドキッ!

「『S』はスモールだろ…?『R』…?『R』って何だ…!?
おなか減ってるから『S』は小さいし…」

「どうなさいますか?」

「は、はぁ、じゃあ『アール』を…」

「…あ、 『レギュラー』ですね。かしこまりました。」

「うぉおおお~!『R』は『レギュラー』の略だったのか!
は、恥ずかしい~!!」

と、またもや心の中で叫び、また席に着き、運ばれてきたハンバーガーを
肩身狭そうに食べながら凡蔵さんとベーシストを待つのだった。

続く。

 


アキノブ THE GREAT

2006-01-30 03:06:20 | FAT DEBBLIN

えー、我が弟子Akinobuが素晴らしい仕事をしてくれました。

それがこれ!

どうですかこの完成度。

俺が若干魂抜けた顔してるけどね。

凡蔵さんの威圧感は200%増し。

Booちゃんは地毛かと思うくらい違和感が無い。

うーん素晴らしい。

GREATアキノブ!

大分ライブ本番は期待してくれ!


ライブ告知!(DOWN TO THE 大分)

2006-01-19 15:23:17 | FAT DEBBLIN

久々のライブ告知です!
今回のFAT DEBBLINは新ボーカリストを迎えてのライブです!

開場は我が地元、大分!いやでも力が入るってもんだ!

俺にとって3年半ぶりの大分凱旋ライブ!

そしてDEBBにとっても今年初となるライブ!

豪華ゲストと豪華対バンを向かえ
オーディエンスの心は70年代イギリス、80年代アメリカへまっしぐら!

お見逃し無く!

詳細はこちら↓

 

日時:2月4日(土)

場所:CANTALOOPⅡ(大分市都町3-2-30 中山第5ビル 6階)

TEL:097-548-5363

OPEN:18:30&START:19:30

music charge:未定
(おそらく1300円(1ドリンク付)になるんじゃなかろうかと…)

出演:IMMIGRANTZ、
FAT DEBBLIN、
晩ケイレン
(VAN HALENトリビュート)
リコシェ



お待ちしてます!


Going To 地味ィ!邸

2006-01-16 02:06:03 | FAT DEBBLIN

1月9日。

朝5時に起床し身支度し、FAT DEBBLINメンバーと待ち合わせの天神へ向かう。

今日は福岡と大分の県境にあるY町へ迎う。九州代表のZEPPELINトリビュートバンド「IMMIGRANTZ」のギタリスト「地味ィ!中家」氏の屋敷/スタジオにお邪魔するためだ。

途中朝ごはんを食べたり、その店のドアに引っ掛かってジャケットのボタンを飛ばしたりし、車で約2時間半かけY町に到着。

地味ィ!氏本人の音声ナビを受けながら屋敷があるであろうと思われる周辺をさまよっていると、通り過ぎた横道に地味ィ!氏が歩いているのを発見!

地味ィ!氏が案内をするため背中を向けると着用しているジャージの背中に文字が書かれているのを確認。

「DEBBLIN」…?

まさか地味ィ!さん、既に俺達のファンなのか…!
と思ったがよく見たら「BELLIN」だった。

HAHAHA!!

そしてDEBB一行は地味ィ!邸のある部屋へ招待された。

この部屋にはところ狭しとビンテージギターが並んでいる。

俺の欲しいアイテムがズラリ。
俺はよだれジュルリだ。

ここに来て一番最初に口にしたものはアサヒスーパードライ。まだ正午にもなってなかったが「正月だから大丈夫!」という地味ィ!氏の催促で俺は2本ほど頂いた。

その後地味ィ!邸の近くにある地味ィ!'Sスタジオへ。

スタジオに着くと関係者らしき人物と遭遇。

もしや…。そうK石君だ!
なぜか急に俺のブログに遊びに来たネットの住民兼IMMIGRANTZのドラマーK石君が
遂に姿を現したのだ!イメージ通りの風貌に思わずニヤリ。

時間が無くなってきたのでここからはダイジェストで行きます。

スタジオ入り→何曲かジャムって→から揚げとビールで休憩して→クリーム演奏したり

→俺がなぜかドラム叩いたり→K石君のお父さんが飛び入りして絶叫したり

→ビールのせいで何回も立ちションしにいったり→またジャムったり

とまあまあこんな感じ。

地味ィさんはラフだが味のあるギターを弾く!

なんというかテトリスのブロックがどんどん狙ったとこに落ちてきては消えるような…。

説明が難しいがそんな感じ。

そしてこの日俺は「59年製のレスポールでスタジオに入る」
というめったにない体験をした!

もちろんギターは地味ィ!さんの所有物だが。

音は何というか正拳付きドーン!といった感じ。分厚い…。

というか、いくらしたんだろう…といういやらしい考えが頭をよぎる。

そんなこんなで夕方になり帰宅。

2月4日目指して燃えてきた。

そして俺は59年製のレスポールを思い出して今でも萌えるのだった。

↑地味ィ!犬×2


DEBBボーカル決定

2005-12-26 12:45:22 | FAT DEBBLIN

2月4日のDEBBの大分ライブを勤めるシンガーが決まりました!

ドラムの凡蔵さんが鹿児島にいた頃にやってた
初代FAT DEBBLINのシンガー「サカモト」氏です。

この2月4日限りの参加になりますが
1度のステージのためにわざわざ鹿児島から大分まで出てきてくれるということです。

ありがたや…。

俺はまだ会った事がないですが、鹿児島ではオジーイングヴェイのカバーをやってたそうなので期待大です。

ちなみに2月4日以降の活動では西澤氏の参加が決まっているので、とりあえずは墜落を免れたみたいです。

2月4日、DEBBLIN号は大分に着陸します!

集え!ゼッペラーよ!

 

ちなみに俺のオリジナルバンドのシンガーは引き続き募集中です。

どうか皆様の声を…。


ボーカル募集

2005-12-25 23:35:22 | FAT DEBBLIN

FAT DEBBLINは2月4日にライブが決定しています。

しかし昨日のボーカル脱退劇により、さまざまな問題を生じています。

当初、初代DEBBボーカリストの西澤氏に依頼をしました。
が、西澤氏は社会人、そして約1ヶ月という練習期間の短さのため
今回は仕方なく西澤氏の参加を断念する形になりました。

このままではライブ事態キャンセルになってしまいます。

それだけは絶対に避けなければ…。

今回のライブ限りの参加でもいいんです!
このバンドでLED ZEPPELINを歌ってみませんか?

どうか皆さんの協力をお願いします!


拉致事件

2005-11-24 05:17:55 | FAT DEBBLIN

前回からの続きです。

 Ⅰ部さんと目を合わせた瞬間から何かがおかしいと思っていた。ZEPPの「天国への階段」を弾き終えた辺りから「君気に入ったよ~」というセリフを連発し始めたのだ。

俺は「はぁ、ありがとうございます」とか言いながらなんとなくアイヅチを打っていると彼は言った。

「2人で…に行こう!」

 どこへ行くのかは聞き取れなかったが、彼はいきなり俺の腕を掴み、立ち上がらせ、腕を組んできたのだ。俺は直感で「ホテルか!?」と思い身の危険を感じたが、どうするべきか考える暇もなく店の外へ引きずられていく。後ろを見ると凡蔵さん、Booちゃん、地味ィさんもお会計を済まし、ついて来る。

Ⅰ部さんが「みんなついて来なくていいのに…」とつぶやく。その瞬間から更に彼は加速。後続の3人との距離はどんどん離れていくと同時に俺の恐怖も増幅。

俺はみんながついて来るとまずいところに連れて行かれるのか!?

俺は腕を組まれぐいぐいと引っ張られていく。ついて行きたくないが、抵抗すると腕が痛いので、俺も早足になる。

通りすがりのOLや女子大生風の人たちが男二人で腕を組んで歩くの見て笑っている。非常に恥ずかしい!
この時、俺が「はたから見たら普通の男女のカップルに見えるように、少し女らしい顔になっていた事」は、きっとDEBBメンバーさえ知らなかっただろう。

そのささやかな抵抗に効果があったかどうかはわからないが、Ⅰ部さんが俺を拉致した先はラブホテルではなかった。

House Of Guitar「GEN×2(源弦)」

 それが着いたBARの名前だ。そうかⅠ部さんはここにつれて来たかったのか!と納得する。
 このバー、入り口の看板に壊れたレスポールが貼り付けられ、ドアノブはビグズビー。いかにもだ。そしてドアを開けると、壁に埋め込まれたマーシャルJCM900の3段スタックアンプが現れ、その横からは飾られた多数のギターとテーブルが見える。

そして巨大なストラトのネックをかたどったカウンターにはジャックが2個ついており、そこにギターをプラグインすれば、スピーカーから音が出せるのだ!

店内はアメリカン。俺は一発で気に入ってしまった。

さっきの「腕組み事件」もあって、我が腕を心配した俺はⅠ部さんの隣を避け、席を一つ空けてカウンターに座った。少し遅れて後続の3人が到着。しかしその3人が席を詰めて座ったため結局Ⅰ部さんは俺の隣に移動してきたのだった…。

 それからボディタッチが容赦なく続く。といっても肩をバンバン叩かれる事が主だったが。俺はその叩かれ具合から、青アザが出来るのを終始心配していた。

 ところで店の中の雰囲気的にBLACK CROWSが聴きたいなと思っていたら、見事にかけてくれたのは店員の「ケンさん」。聞けば俺と同じく泥臭い音楽が好きなようでますますお店に対する好感が高まる。

 そしてギターの腕が素晴らしいと噂のマスターを待ちながら俺は顔を洗いにトイレへ。するとその間にマスターは来たらしく。店の中が騒がしい。Ⅰ部さんの声がする。
「僕の連れてきた若いギタリストはウンコに行ってますよ」。それは違う。 トイレから出ると白髪交じりのロマンスグレーな男性がいた。マスターの「ゲンさん」だ。さっそく挨拶を交わしウンコ疑惑を否定する。

 話を聞くと毎晩ケンさんとゲンさんは店の中でライブをしているようで、この日もその時間が訪れた。

 俺がリクエストしたのは大好きなDERK & THE DOMINOSの「ベルボトム・ブルース」だ 。期待に胸を躍らせ俺は演奏開始を待つ。

 そして曲が始まった瞬間思わず息を呑んだ。ヴォーカル担当のケンさん、歌がメチャクチャうまいのだ!
俺は普段、こういった歌物ではよっぽどのことがない限り引き込まれることはないのだが、この時ばかりは最初から最後までさらりと聞くことができた。いいヴォーカルだ。ギターのゲンさんも味のあるギターソロを弾いてくれる。素晴らしい。思わず拍手を贈ってしまった。

 そして成り行きでゲンさんと俺がブルースセッションをすることに。なんてことないセッションだったのをケンさんが即興で歌詞をつけたのはロバート・ジョンソンの「SWEET HOME CHICAGO」だ。これが3コードのいいところだ。そして少し盛り上がったところで終電の都合でセッション終了。

 そしてこの店にまた来ることを約束し、みんな解散した。しかし俺は終電の時間を勘違いしていたため、結局は凡蔵さんに家のある大宰府まで送ってもらうことに…本当に感謝してます!

 

 この日凡蔵さんの指摘により「もう少しメロディアスなソロを弾く引き出しを作ること」をアタマに叩き込み、

「電車で痴漢にあって電車に乗るのがトラウマになった女子高生の気持ち」を学習し、眠りに着いたのだった。


地味ィ~さんとの再会

2005-11-20 23:36:29 | FAT DEBBLIN

11月19日のスタジオ後、わがDEBBのドラマー凡蔵さんの携帯に着信が残っていた。

その着信を残していたのは九州のLED ZEPPELINトリビュートバンドのパイオニア「IMMIGRANTS」のギタリスト、 「地味ィ~中家」さんだった。

 実はこの日、彼が偶然にも福岡市内にに遊びに来ていたため、DEBBのスタジオに遊びに来るかもしれない、ということになっていた。
 だが、練習中で電話をとれなかったためそれは出来なかったが、あるバーで再会しようということになったのだ。

 

 しかし約束の時間までは暇があったため、用事があるボーカルのロベルトを除く3人で「タコスを食いに行こう!」ということに。
 目指すは「ボニータ」だ。
このバーはタコスがうまいことで有名な老舗で、俺の行きつけであり、DEBBメンバーもお気に入りなのだ。

 ボニータに到着しまず俺が偵察に行くことに。するとお店の中は物が散乱している上、マスターの
「スティーヴン・セガール・久恒さん」の姿も見当たらず。
 
 俺は「どうしよう、ブログに書くネタが減る。ボニータの事を紹介するつもりだったのに」と心配した。

そこでマスターに電話をかけると、あの温かい声が聞こえてきた。
そして、お店は改装中で、今休憩して隣のそば屋で晩ご飯を食べている。と言うことを教えてもらった。

 いくら隣の店にいるとはいえ、自分の店に鍵も掛けずに出かけるマスターの度胸はすごい。
そして最後に「電話してくれればよかったのに~」とマスターは言葉を付け加えたが、前もって連絡しておいたとしても片付けて営業できるような散乱のしかたではなかった。

 ところでお金に余裕のない俺はまだこの時点でまだ地味ィ~さんとの飲みに参加するはずではなかった。
が、自分が知らないところで何か楽しいことが起きるんじゃ…という不安に駆られ、ベースのBooちゃんに借金をしてまで、行くことを決意した…。 (Booちゃんありがとう!来月返します!)

 結局ラーメンを食べた後、少し早いが待ち合わせのバーへ行くことに。

 そのバーとは中央区は春吉にある「パパリンゴ」だ。店に入ると、マスター「サムさん」が開店準備に追われていた。

 このサムさん、30年近く前LED ZEPPELINのライブ(広島公演)を体験した人なのだ。

 前回このバーに来た時、サムさんはひどく酔っ払っており、その広島ライブの1曲目の「移民の歌」が始まると「ガッツポーズでクネクネしながらゆっくりとステージに現れたロバート・プラント」を自分の店のトイレを楽屋に見立て、そこから出てくることで見事再現してくれたのだ。

 しかもその広島公演の次の日、たまたまJR広島駅で向かいのホームに「LED ZEPPELIN一向」を発見した若き日のサム少年は急いでそのホームへ走り、ロバートプラントと会話し、オヤツとして持っていたミカンをムリヤリ贈呈する偉業を成し遂げたことはある筋には有名な話である。
 他のファンも広島駅でのZEPP一向の写真を撮りまくっていたためそれらの写真のロバートプラントの側にほぼサム少年が写っているらしい。

まぁ、その後ボディガードに思いっきり蹴られたらしいが…。

サムさんに「俺のこと覚えてますか?」と聞くと、案の定覚えてはいなかった…。

 

 店に入って20分程経ち、前回の自分たちのライブのビデオを見ながらバンド会議をしているところに少し酒の入った陽気な男性が現れ、我々に話しかける。地味ィ~さんの友達のようだ。

 その直後にハイテンションな男性登場。地味ィさんだ。久々の再会とあってみんなで盛り上がる。

 ジョン・レノンのスコアを購入した地味ィ~さんはギターを持ちビートルズメドレーを開始。
 俺もそれに合わせてなんとなくギターソロをつけ、Booちゃんか凡蔵さんがベースラインを弾き、みんなで歌う。
 その後ZEPPメドレーが始まり、最後には俺の弾く「天国への階段」で地味ィさんがボーカルをとるという不思議な光景も。

 ところでこの日来た地味ィさんのお友達「Ⅰ部さん」。話してみると、なんと以前「○○○○○」という、ある日本のバンドのローディーをしてたという。
 終始ご機嫌な彼はどんな話にも食いついて目を輝かす。
 
 そして「目を合わすなよ」という地味ィ~さんの忠告を冗談だと思い甘く見ていた俺はうっかり何度か目を合わせて会話をしてしまう。

が、それがいけなかった。

続く。


DEBB At 久々のスタジオ

2005-11-20 00:46:12 | FAT DEBBLIN

今日(11月19日)はDEBBにとって3週間ぶりのスタジオ!
…の前にエピソードが色々あったわけだ!

スタジオ出発前の午後1時前(スタジオは午後4時から)
ドラムの凡蔵さんから電話が鳴った。

「ドラムを改造したいんだけど手伝ってくれないでしょうか?」

返事はイエスだ。しかも凡蔵さんは貧乏な俺のためにご飯(肉類)を食べさせてくれると言うのだから
手伝わないわけがない。俺はヨダレを垂らしながら凡蔵さんを待つ。

午後2時前、凡蔵さんは現れた。
そして俺は「期待を含んだ」挨拶をし、俺の住むマンションの1階にある食堂へ直行!

この食堂、量が多くてうまいことで定評があるのだ。
まあ貧乏な俺にとっては定食を頼むのも高いと感じるので普段は行かないのだが…。

オーダーストップ直前の午後2時前に入店しそれぞれ定食を頼む。凡蔵さんはどちらも大盛で、と追加。
しかしここの大盛は半端じゃないのだ。普段よく食べる凡蔵さんはこのくらい平らげてしまうだろうと思っていたが、注文したものが届いた瞬間、凡蔵さんの口から言葉が漏れた。

「これはもう、『エサ』ですね…」

そういってしまう程、ここの大盛は凄まじいのだ。

「そうか、やっぱりこの量は多いんだ」と思ったのはヤセの大食いの俺。

身近にRYU氏という大食いチャンピオンがいるため、自分が大食いではないと最近思っていたが、
この大盛を平らげたことで 自分もやっぱり大食いであることと、
さらに上を行くRYU氏の大食いレヴェルを思い知ることになる。
すると「あなたは異常です」と凡蔵さんにコメントを受ける事態に。

そしてなんとあの凡蔵さんが完食ならず。
「もったいない事をしてしまった…」
と残念そうな様子の凡蔵さん。

店を出て、ドラム改造用のドリルの電池を買いに近所のスーパー内の100均へ。

100均が大好きだと言う凡蔵氏の個人情報を入手し、
電池購入ご通りがかったパン屋さんで俺が「パンうまそ~」と言ったことで、凡蔵氏から気味悪がられたのは言うまでもない。
(しかし目に入ったのはプリンパン。甘いものは別腹なのだ。)

再び俺のマンションへ移動しドラムの改造開始。
1階のエントランス付近、というか道端で改造を開始したため、通行人から変な目で見られる。
が、俺たちゃロッカー。そんなことは関係ない。

この改造、バスドラムの側面に穴を開け、直接そこに短いシンバルスタンドをマウントする改造なのだが、
2個開けるべき穴の距離が微妙にずれたりして、正確な穴を開けるまでに凡蔵さん一苦労。

ようやく穴を開け終わったとこでボーカルのロベルト登場。
3人で協力しシンバルスタンドをマウントし試しにシンバルをマウントしてみる。
多少スタンド自体がグラつくものの、まあいっか、というとこで改造終了。

改造に以外に時間を費やしたため、時計を見ると何とスタジオ30分前。
こりゃやばい!ということで都市高速を利用し福岡市内へ出発。 

スタジオに着く前に4時になりすでに遅刻。Booちゃんに遅れるという旨を報告。すると、

「俺たちが入るスタジオ、他のバンドが入ってるんだけど…」
と、Boo氏。

あってはならない事態だ。スタジオブッキングしそこなったのか?と不安に狩られつつ、スタジオへ到着。

すると予約したスタジオの中では新曲のベースラインを奏でるBooちゃんがいた。

さっき何があったのかと聞くと、どうも部屋を勘違いした別のバンドが練習を始めていたという。

それもなかなかありえない話だと思いつつ、取り合えず練習開始。

今回新曲を3曲増やしたのだが、
俺を含め、みんなまだ曲を完全には覚えておらず(俺が一番ひどかった)、
まだまだぎこちない感じでスタジオを終えた。

俺、もっと曲を聞きこまにゃ!

 

そしてこのスタジオ中に鳴った凡蔵さんの携帯が、この夜、俺に未開拓の地を踏ませることになる。

明日に続く。


FISHING WITH RYU & TASSY

2005-11-12 04:03:10 | FAT DEBBLIN

 11月10日の夜から11日未明にかけて、タッシーさんとRYUサンと志賀島へ釣りに出かけた。
RYUさんを含んだラインナップは今回初だ。
 俺とタッシーさんは2人で釣具屋へ出かけ、バイトが忙しいRYUさんの道具一式と、その日使うエサを買うことに。

 当初、予算が5千円だったRYUさんの道具を、タイプの違う激安の道具で揃え(本来買うのはルアー用の1.8m位の竿)、合流してから水増し請求しようという計画があったが、優しい俺とタッシーさんがそんな事出来るはずもなく普通に道具を揃え、バイトが終わったRYUさんと合流。

 途中、晩ご飯を食べに「すき屋」に寄る。注文から10分後、先に先輩方に牛丼が届き、すぐ後に俺の注文した豚丼が到着。と、同時になぜかネギトロ丼が到着。

「?これ店員さん間違ってないですか?」と聞くと

「俺のだよヤッシー」とRYUさん。

 そう、店員は間違っていなかった。俺が注文後トイレに行ったわずかな間にRYUさんが追加注文をしていたのだ。
 前回3人で遊んだ時に知ったのだが、RYUさんは食べる量が尋常じゃないのだ。その時もジョイフルでご飯物を2つ頼ん食べていたのを思い出した。
 丼を2杯たいらげたRYUさんを見ながら、今月ある事情により貧乏な俺は切実にうらやましいと思っていた。

 その後、釣り場でのおやつを求め近くのスーパーへ。ここでもRYU節が炸裂。店をうろつき、アイス売り場を通過…したのが間違いだった。雪見大福が大好きなRYUさんに何かスイッチが入り、その口から「RYU流アイス論」が流れ出し、しばらく冷たいアイスについて熱く語った。ここで得た知識は「RYUさんの2番目に好きなアイスはアイス饅頭」だということ。
アイスの好みシブいっすね…。

 ところでそのスーパーの中に「ポテチの家」なる建造物発見。物珍しさで3人で何分か撮影タイム。俺は実際にその家の中に入ってみて、先輩方にサムがられる。

「いや~しかし夢ないな~この家」

 そんなこんなで志賀島に到着。まずはみんなでタンクトップになる…じゃなくてルアーを投げる。水面ではいたるとこで魚影とライズが。俺は単独行動で少し離れた、前回ヒラメを釣ったスロープまでラン&ガンしながらゆっくり移動。足元を探ってたら思った通り何かがヒット。しかしフッキングが甘かったのか、吊り上げる寸前でバレる。見た感じからすると20cmくらいのカサゴかな?俺はそのバラシのせいもあって興奮し始めた。

 そしてスロープに到着。小魚がウジャウジャ見える。それを“何か”が追い回してるのが見える。    「メバルか何かかな」
と思いキャストすると、アタリをコツコツと感じる。そしてヒット!したが、また足元でハズれて逃げられる。その魚体は恐らくヒラメだったが非常に小さかった。

 「狙い方は間違っていない!」という自信が出てきたところで2人のとこへ戻ると、ワームを投げていたTASSYさんにヒット!そして釣れたのは見たことのないナマズそっくりな魚…。3人ともアタマの上に「?マーク」が浮かぶ。
 魚に詳しいと思われる3人がわからないんだから。わからない。
 なので取りあえずここでは「N」と呼ぶことにする。まぁ見るからに怪しかったし、 「触ったら刺されて腫れそう」などと、何もしてないのに悪者扱いされたN。とりあえず「知らない魚は触るべからず!」の精神でタオルに包んでリリース。初めてルアーで魚を釣ったタッシーさんは嬉しそう。

 しかし、それから釣れるのは「N」ばかり。俺もエサ釣りに替えてから1匹「N」を釣った。ここには「N」しかいないと見切りをつけ、俺は数10m横の船だまりへ移動。

 そして足元を釣っていると念願のカサゴがヒット。おなかパンパンで何食ったんだって感じの丸々したカサゴ。勿論この子はキープ、そしてその場で背骨を切り離し、生きたままシメる。我ながら残酷だと思ったが、鮮度を維持するにはしょうがないのだ。カサゴは美味しいから仕方ないのだ。

 その後、立て続けにヒラメと真鯛を釣ったがどちらも小さすぎたのでリリース。今考えると竜宮城みたいな組み合わせ…。
 そして2人のとこに戻ってみると、RYUさんが「N」を釣り上げてしまったらしく、どうにか海に戻そうと木の枝で戦っていた。

 この「N」、触りたくないが為に板に乗せてぶん投げられたり、枝に引っ掛けてぶん投げられたり、他にも数種類の到底普通ではない海への帰還を果たしている。生命力が強く、5分以上陸に揚げていても元気に海に帰っていくのだ。謎の魚「N」。この魚についてはさっき調べてみたところ、驚くべきことがわかったので後ほど書くとしよう。

 そんなこんなで深夜3時に釣り終了。家まで送ってもらい、さっき釣ったカサゴをさばくことに。鱗を取り、パンパンのお腹を開けてみる。すると出てきたのは
「鰯7匹、カニ2匹、エビ1匹」
「こんなに食ったのか」と感心しつつ、そのどう猛さに驚く。俺が釣ったカサゴはこれ↓

 

サイズは2m…に見えるけど実際は20cm

 

この子は11月11日の夕食でムニエルにして美味しく頂きました。シメたおかげで臭みもなく、身がホクホクで旨かった!また釣りたいなカサゴ。

 

「N」の詳細

 名前は「ゴンズイ」。海に住むナマズの仲間で背びれのトゲに毒がある。刺されると血が止まらず激しく痛み大人でも泣きそうになる。「ゴンズイダマ」と呼ばれる群れで生活するため一匹釣れると立て続けに釣れる事が多い…。

…最初見たときもしかして…と思ったらやっぱそうでした。絵でしか見たこと無かったからわからなかったけど、タッシーさんRYUさん、予感的中でしたね!触らなくて正解でしたよ!もし触ってたら今頃…。