私自身の被害は無いに等しいものでした。深夜に歩かずに帰宅できたのは、郊外から都心に通う者としては望外の幸運というほかないし、自宅も通常と変わったところはなかった。あらためて、家の中に胸から上の高さのものはキッチンの食器棚と冷蔵庫以外には存在せず、極力ロータイプのものに揃えられていることに気づかされます。妻が阪神大震災経験者なので、意識的にそうしてきたのだといいます。
私の両親が仙台在住だということを知る友人から、9日(火)の午前中に発生した地震の直後にメールを貰い、その返信に「三陸沖は久しぶりでしたが、先日のNZといい、東日本で何かが起こる前兆かもしれない」と書いたのですが、こんなに早くその日がやってくるとは・・・。
仙台市内に住む両親と弟家族および親戚は無事だったようです。たまたま非番だった弟が大活躍で、携帯やメールが通じない中、ツイッターで逐一状況を知らせてくれたので心強かった。当日の夜は、余震に怯える子供たちのために、家には入らず、車の中で一夜を過ごしたようです。車は暖房も電気もあるしTVも見ることが出来るシェルターなのです。キャンピングカーを持っている人などは、こういう時は尚更強いでしょうね。翌日以降は実家がベースの避難所となり、近くに一人暮らしと叔母と3家族で力を合わせて、何とか乗り切っている様子です。電気・ガス・水道というライフラインの復旧の目途が立たない中、石油ストーブで暖をとると同時に煮炊きしているとのこと。実家に行くたびに、内心なんだかなあと思っていたコレが非常に役立っているというから、何が幸いするかわからない。
実家は内陸の高台ですから津波の心配はありませんが、ニュースで見る被害の映像はすさまじいものがあります。あんなに簡単に家屋が流されていくなんて・・・。木造住宅は耐力壁に水流をまともに受けてしまうからだといいますが、自重が軽いというのもあるでしょうね。木造は鉄骨やRCに比べて地盤に土圧をかけないという点で、これは耐震面のメリットなのですが、津波には弱いことがわかります。海辺の港町は塩害を考えると、耐久性では鉄骨よりも錆びにくい木造を選ぶ人も少なくなかったでしょうが。
地下鉄は駅間でネットがオフラインになってしまうので、日頃はJR通勤者を羨ましく思ったりしていたのですが、いざ事が起これば地下交通網は速攻で開通したのに、JRは完全復旧に2日もかかっています。世の中のあらゆることが、実はトレードオフの関係になっていて、どれも完全なものがないのだという当たり前のことを、こうした大きなアクシデントによって、再認識できます。
阪神・淡路の時も、時間の経過とともに死者の数がどんどん増えていき、最終的に6千人を超えたことを嫌でも思い出してしまう。現在発表されている数字に、岩手県南三陸町の避難できなかった約1万人は含まれていませんし、福島の原発も大いに心配。余震も間断なく続き、東北はまだまだ寒い季節ですから、年配の方や子供が体調を崩しがちです。2次災害の規模も未曽有のものとなりそうです。
それから、働き盛りの世代もハードワークが心配です。私の弟は、前に少し書いたように、恒常的に「死」と向き合う仕事をしていますが、今回はその量が半端ではないので、これから猛烈に忙しくなるでしょう。これほどの被災となれば、自分の身の回りだけ片づければ済む人は少ないでしょうが、特にライフライン復旧にかかわる仕事をされる第一線の方々、どうか無理をせず負荷を極大化させぬよう。家族のためにも、自身の健康を損なわないことを祈っています。
私の両親が仙台在住だということを知る友人から、9日(火)の午前中に発生した地震の直後にメールを貰い、その返信に「三陸沖は久しぶりでしたが、先日のNZといい、東日本で何かが起こる前兆かもしれない」と書いたのですが、こんなに早くその日がやってくるとは・・・。
仙台市内に住む両親と弟家族および親戚は無事だったようです。たまたま非番だった弟が大活躍で、携帯やメールが通じない中、ツイッターで逐一状況を知らせてくれたので心強かった。当日の夜は、余震に怯える子供たちのために、家には入らず、車の中で一夜を過ごしたようです。車は暖房も電気もあるしTVも見ることが出来るシェルターなのです。キャンピングカーを持っている人などは、こういう時は尚更強いでしょうね。翌日以降は実家がベースの避難所となり、近くに一人暮らしと叔母と3家族で力を合わせて、何とか乗り切っている様子です。電気・ガス・水道というライフラインの復旧の目途が立たない中、石油ストーブで暖をとると同時に煮炊きしているとのこと。実家に行くたびに、内心なんだかなあと思っていたコレが非常に役立っているというから、何が幸いするかわからない。
実家は内陸の高台ですから津波の心配はありませんが、ニュースで見る被害の映像はすさまじいものがあります。あんなに簡単に家屋が流されていくなんて・・・。木造住宅は耐力壁に水流をまともに受けてしまうからだといいますが、自重が軽いというのもあるでしょうね。木造は鉄骨やRCに比べて地盤に土圧をかけないという点で、これは耐震面のメリットなのですが、津波には弱いことがわかります。海辺の港町は塩害を考えると、耐久性では鉄骨よりも錆びにくい木造を選ぶ人も少なくなかったでしょうが。
地下鉄は駅間でネットがオフラインになってしまうので、日頃はJR通勤者を羨ましく思ったりしていたのですが、いざ事が起これば地下交通網は速攻で開通したのに、JRは完全復旧に2日もかかっています。世の中のあらゆることが、実はトレードオフの関係になっていて、どれも完全なものがないのだという当たり前のことを、こうした大きなアクシデントによって、再認識できます。
阪神・淡路の時も、時間の経過とともに死者の数がどんどん増えていき、最終的に6千人を超えたことを嫌でも思い出してしまう。現在発表されている数字に、岩手県南三陸町の避難できなかった約1万人は含まれていませんし、福島の原発も大いに心配。余震も間断なく続き、東北はまだまだ寒い季節ですから、年配の方や子供が体調を崩しがちです。2次災害の規模も未曽有のものとなりそうです。
それから、働き盛りの世代もハードワークが心配です。私の弟は、前に少し書いたように、恒常的に「死」と向き合う仕事をしていますが、今回はその量が半端ではないので、これから猛烈に忙しくなるでしょう。これほどの被災となれば、自分の身の回りだけ片づければ済む人は少ないでしょうが、特にライフライン復旧にかかわる仕事をされる第一線の方々、どうか無理をせず負荷を極大化させぬよう。家族のためにも、自身の健康を損なわないことを祈っています。
同じ日本人として涙が
出てきます。
私にできる事があれば
やりたいと強く思います。
http://rn.potora.jp/ac/description/view/_/iri/3030861