УРАЧКА!!

雑文・駄文なお気楽日記です。よろしゅーに。

登呂遺跡に行ってきました

2018-01-06 17:04:09 | 土偶・縄文・考古学

お正月休み終わったばかりなのに、また三連休でまたまた正月ボケしそうですなぁ。
うちの地元は成人式はどうやら1月3日にやってるようで、たまたま会場を通りかかったらものすごい振袖とスーツの大群にぶち当たりましたよ~!!
結構、男子はやんちゃ系の恰好というか服装はスーツなんだけど髪型とかなんかはチャラ系が多かったような~
ニュースでは、改造車で「目立ちたいから」って乗り付けようとした間抜けもいるみたいでして。
まぁ、荒れる成人式よりはマシか、事前に捕獲されたようだからナ。

で、今日は登呂遺跡に行ってきましたよ~。


遺跡というか公園内にこんな復元住居が点在している感じで。


復元住居


部屋の中央には炉の跡が。
この一軒に6,7人で暮らしていたらしいです。


こちらは、高床式倉庫。
中に稲穂をしまっていたらしい。


そしてこれが「テストに出ますよ~」的なねずみ返し。


で、博物館もありまして、ほんと久々に小学生以来くらいに行きました。
中はジオラマや映像で登呂遺跡や稲作文化についてのいろいろを発掘された資料と共に展示しています。
登呂遺跡が発見されたのは、第二次世界大戦中に軍事施設を作るためにそのあたりを掘ってたら出てきたらしい。
で、時代が時代でしたが、なんとか発掘調査優先とされたものの戦時中だからいろいろ苦労しているうちに終戦。
物もなく、大変な時代に発掘調査がいろいろな人の努力と協力のおかげで進められて現在に至る、って感じですな。
ジオラマとそこの人形を活用して4四コマ漫画的イメージの動くマンガ的な映像が面白かったでしね~
トロベーが大活躍してました。

トロベーはこの登呂遺跡のマスコット・ゆるキャラであると同時に、静岡市駿河区の公認ゆるキャラでもあります、が、イマイチ売り込んでない・・・
まぁ、それは静岡市葵区のあおい君も同じくですが、と思ったら、しっかりゆるキャラサミットとか行って各地の有名(?)ゆるキャラとバリバリ・ツーショット写真とかがあって、なかなかやってるじゃん!!って感じでございました。
でもって、今回のメインの目的は特別展。。。


その名は『古代の「ふふふっ」展』

今日から開催なんですよ、初日に行ってしまった(笑)
地元TV局も取材に来て、結構粘って撮影してました。
きっと流れるのは1分もないんだろうけど、撮影は30分以上してたんじゃないかな~?
邪魔しちゃ悪いなぁ、と思って後ろの方でコソコソしてたんですがね。
で、何が「ふふふっ」かって言いますと、「かわいい」と関連が強いかな?
なんか見てて「かわいい~」とか「なんか笑えるねぇ」とか、そういう発掘品を集めている展示というか。
大体、考古学系の展示って「年代」というか「時代別」の展示が王道だけど、日本の古代なら「石器時代」→「縄文時代」→「弥生時代」→「古墳時代」・・・みたいな感じで年代順に並べて行く感じの。
でも、今回のこれは年代とかというよりも、ふふふっと思えるような物を年代の流れに関わらず集めてあるっていうか、年代別以外でも用途別とか外見別に集めてっていう展示はあると思うけど、これは更にそれに「見る側の感情」も付加した面白い視点だと思う~。
でも、年代いろいろでもぱっと見た目で大体わかるし、説明版にはしっかり年代とか出土した場所とかも書かれていますがね。












このあたりは、縄文時代の人の顔を描いた出土品。
なんか、いろいろ思い出しそう・・・
「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」のジャックとか、仏像系にも似てるような・・・

それと、岡本太郎が縄文時代の火炎型土器を博物館で見て、自らの芸術方向に大きな影響を受けたのは有名な話ですが、そういう目で見ると「太陽の塔」とかの顔にも似てるよね~
かと、思えば・・・

なんか、どーも君みたいなのとか


クッキーみたいのとか・・・


ボタンみたいのとか

で、古墳時代の埴輪になると・・・









おぉ、ホントに笑ってるよ~っ!!

縄文の土偶もかわいいはかわいいんだけど、見る人を選ぶっていうか人によっては「怖い」とか「気味悪い」とかいう感情を抱きそうな、どちらかといえば「キモカワ」に近い印象に比べて、埴輪は大体柔らかいっていうかより万人受けするマスコット的キャラ化してきているような印象ですな~。
縄文の土偶が呪術、信仰的、神秘性や土着性を強く必要とされる使われ方目的に比べ、埴輪はお墓の副葬品だからそんなに人目に触れるわけでもないし、わりと自由が効いたという事でしょうかねぇ??
<



ミニチュアサイズの土器や埴輪。
余った粘土で練習用なのか、遊びで作ったのか??


どうやって飲むのか?
あ、カップル用のハートストローの元祖なのか??の双口土器


馬かと思ったらシカだって


馬かと思ったら猪だって


これはみみずく型土偶ってやつかな?


縄文のは、土器にこうやって顔つけてるのが多いとか。
ハート型~


刀の鍔みたいだね~


そして、これ!!
縄文の源氏パイっ!!!
いや、たぶん土器かなんかの周りの飾りだったんだろうけどね~


遮光器土偶じゃないけど、縄文の土偶もありました~
と、ちょうど初心者の私には、なかなかとっつきやすい視点での展示でございました~


屋上からは富士山も見えます
今年は、なんか雪少ないのかなぁ??

で、すぐお隣には芹沢啓介美術館もあるので、寄ってきました。

この方は、今でいうところのフラフィックデザイナー的な染色家といか版画作家というか・・・
で、収集家でもあり、彼自身の作品と同時にその彼のコレクションをいろいろ展示してあるのですが、
この人、ホントなんでも集めてくるっていうかね~
壺とか服とか装身具とか、おもちゃとか、楽譜とか絵とか家具、椅子とかテーブルとか、ほんと個人で民族博物館的な収集しているらしい。
で、その中に縄文土偶もありましたよ~!!
青森で入手したらしいです。
うーむ、守備範囲の広い方ですな、ホント。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする