高天原への扉

水瓶座の時代を生きるヒント

大自然の禊払い

2013-02-28 11:58:27 | 水瓶座の時代を生きるヒント

私たちは、常に大きな愛に包まれています。太陽は、常に私たちの頭上にあり、熱と光を供給し続けています。そこには何の見返りも求められることはありません。もし、この世に光がなくなれば、この世は闇と極寒の世界となりましょう。

月は、私たちに優しい光を投げかけ、強い太陽の光を和らげて夜の世界を照らして下さっています。月は、世界の奥深い美しさというものを教えて下さっています。月の満ち欠けによって、潮の満ち欠けがあり、月の光に照らされることによって、人は優しさというものに気づくのではないでしょうか。

地球は、多くの生命を育んでいます。海や山、空をあらしめ、木々や草花を育み、昆虫や魚や鳥、獣達といった活発に生を営むものたちを生かしておられます。

私たちは、太陽、月、地球によって常に生かされているのです。何も見返りを求められることはないのです。電気代やガス代、水道代といったように請求されることはないのです。ただ、受け入れられているのです。

大自然を見てください。その中に自らの心を溶け込ませてみて下さい。都会の喧噪(けんそう)を離れ、川の流れに耳をすませて見てください。ゆっくりと流れる雲に心を泳がせて見てください。風を感じ、鳥達の声に耳を傾けて見てください。寄せては返す波音の安らぎを感じてください。

そういった私たちを包み込んでいる世界に思いを向けたとき、日々、あまりにも自分のことばかり考えていた自分と言うものを知ることでしょう。人は、気が付けば自分のことばかり考えているのです。自然という豊かさを目の当たりにしたとき、自分の小ささというものを知るのです。

そういった大自然というものに自らの心を溶け込ませ、日々の生活というものに目を向けて見てください。そのとき、今まで見えなかったことが見えてくることでしょう。

人の評価ばかり気にしていた自分、人の評価ばかり求めていた自分、人を恨み、世界を恨んでいた自分、人を憎み、世界を憎んでいた自分、お金を求めて汲々(きゅうきゅう)としていた自分、思い通りに自分の人生が運ばないことに対する焦りや苦しみ、欲望に振り回されていた自分、そのような自分に気づくことでしょう。

太陽、月、地球、そして地球の大自然の中に、私たちは小さな小さな人間社会というものをつくっています。事細かにルールを決め、お互いの魂を縛り合い、人よりも高い評価を求め、人よりも裕福な生活を求めて生きているのです。大自然を見てください。大自然に自らの心を溶け込ませて、人間社会を見てみて下さい。人間達の愚かしさ、日々の己の心の醜さというものが見えてくるのではないでしょうか。

本当は、難しいことを知る必要はないのです。大自然に己の心を溶け込ますということ、たったそれだけでも日々、穢してしまった己の心というものを洗い清めることができるのです。

反省や精神統一をすることは大切です。しかし、大自然に己を溶け込ませるというたったそれだけで、心が清らかになることもあるということは知っておいて頂きたいと思います。



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