この日、何度、命の危機を感じたことか。
一つ目は、福岡空港行きのフライト中。
普段はちっとやそっとの落下ではビビらない自分だが、
この時は1kmくらい急降下したんではないか?!というくらいの落下感。
「ぎゃあああーー!」っという客席の騒動と共に、自分も思わず肘掛を掴んで固まってしまった。
二つ目は、そのような乱気流が発生するくらい大荒れで大雪な北九州にて。
ボタボタと大粒雪が降ってきて白くなっていく道路なのに、
プレゼン会場へ向かう我々の車のタイヤは、スタッドレスでも四駆でもないフツーの車。。。
途中スリップを何度もして、生きた心地がしない。。。それが2時間弱・・・(汗)。
はーーープレゼン会場に、無事に到着してよかった~(>_<)!!
もう帰りは 「車で小倉まで送ってくださらなくても、電車の方が早いので・・・・」 と、
営業と別れ、そそくさと1人、博多行きの特急に乗り込む。
“命の危険”から逃れるためでもあったけど、一番の気持は・・・
「早く博多に行って、あの人に会いたい!!」
せっかくの出張、こういうのは有効に使わないと♪
東京へ帰る最終フライト便まで時間が許す限り、
ずーーっと一緒に飲みたいなと思っていた人と、博多でいよいよ会えることに。
数年前に きはる で一緒に飲んだ姉さんのお友達でもあるし、
ちょうど自分の渡米と同じ時期に、アメリカに住んでいた、という共通の話題も。
会うのは初めてだけど、なにやら同じ “酒飲み” な香りもぷんぷん♪で楽しみ~。
早い時間に仕事が終わったので、行きたいお店がOPENする時間まで、カフェでビールしましょう、と。
(当然、"カフェで珈琲" じゃない所が我々らしい)
オーバカナルで初対面~♪なのに、お互い前から知ってるかのように、遠目から手をふって確認!
すんごい明るくて話しやすくて、やっぱり飲兵衛らしい勢いがある~(笑)。
すぐに女同士、お喋りに花が咲いて、
「アメリカではね~」「どこ行きました~?」って盛り上がり、目的地に着く前に、すっかり馴染んじゃった。
本命の目的地は、その きはる の店長が出した姉妹店の 独酌 しずく 。
ホントは、きはるで飲んだ姉さんも含めて3人で飲みたかったけど、
いかんせん、今は8ヶ月の息子くんの授乳時期・・・飲むのはダメですもんね・・・。
と思っていたら。
なーんと!
わざわざ、その息子くんと一緒に、お店に来てくれたのだ~~~!
うひゃーー!ひっさしぶりです~!!またも嬉しい再開♪
しかも、息子くん可愛すぎ(>_<)!!
お父さまお母さまもご一緒で、ここで夕ご飯みたい。
さてさて。
しずく は、道の少し奥まった所にある、隠れ家みたいな感じ。
カウンターはもちろん、いくつか4人テーブルがあるけど、いい感じにこぢんまり。
きはる とも、またちょっと違う、キチっと清潔感のある雰囲気、とはいえ肩肘張らないような和み感。
きはる は他の板さんに任せて、
スタートしたばかりの しずく を仕切っている 店長テツさん は、友達2人とも大の仲良し。
(って表現でいいのかな(笑))
おかげで、しずく 初めての私も"安心安心、リラックス~~"な気分にあやかってしまいました。
お二方、ありがとうございます(>_<)!
目の前の冷蔵庫には、冷たいものから温めて美味しいものまであるから嬉しい。
最初は自分は久々に 貴 を。
飲める友達は「なんか冷たいのでオススメある~?」 とお願いして、墨廼江 。
一緒に飲みながら・・・改めて思う。
不思議。でも現実。
出会いはアメリカ生活中のblog上だったのに・・・
こうして日本で一緒に日本酒を飲めるようになるなんて!
感動ものです。
お通しは、きはる仕込みで自分好みの、小鉢でちょびちょび系。
最初に 「お通しのセンスいい!」って瞬間的に思えるお店は、その後、期待を裏切らないんだよなぁ。
では!!
さっそく。
例のブツを。
それは・・・
五島列島の鯖!!
待ってましたーー!!
この、この、、この・・・・店長テツさんが出してくれる鯖は、まじで、最高に、ウマイ!!のだ!!
しかも、味わい方は4通り。
右から、生サバの“泳ぎサバ” 、香ばしい“炙りさば” 、和えものの“ゴマさば”
そして。
前にきはるに行った時には無かった “炙り生へしこ” の味わいに、またびっくり。
糠の程よい漬け感と、まだ残っている生らしい味わいがサイコー!
このあとのオツマミは、ぎっしり書かれたメニューを見て食べてみたいものを。
菜の花 白和え には、 土筆 が乗っててうれしー♪
個人的に好きで、友達に聞いてもみて 「あーー!それね!まぢでうまいから!!」 という
レバパテ。
いい感じにつぶつぶした食感も残っていて、くりーみぃ。
お父さまお母さまと息子さんと「夕ご飯」を食べていた友達の穴子が、とっても美味しそうで、
我々も頼んでみることにしたら、「時間、ちょっとください。」 という店長。
すると、取り出しましたは、まだまだ生きてる穴子!!
今から裁くんだ~!と、カウンターみんなでワイワイ♪♪
“びちびちっ!!” と、あまりにも元気の良い穴子で、写真とっても何が何だか分からない~。
手早く、穴子を苦しめないように首元をザクっ!と〆て、目にクイを打ち、パパパっと開いていく。
見事な手つきに、自分はうっとり。
一方、友達は「ううーエグイー!!」と、、、、看護婦さんなのに~(笑)。
でも、「あぁ、ここまで↑来たら、食材に見えるワ♪」と(笑)。
こうして〆たてホヤホヤの穴子は・・・・
ぷりっぷりのぷっくぷく~~~!!
対馬 活〆炙り穴子刺し (ん?メニューの中では白焼き?”) なんて、デカいんだーー!!
大きさ比較のMarlboroが小さく見えるよ~~。
炙りとはいえ、表面だけ少し炙ったくらいで、半生。
塩や山葵もいいけど、何もつけないで、そのまま食べても濃縮されてるような穴子の味わい。
またも“半生の美味しさ”を実感するワケだけれど、それにしたってコレも感動の美味しさ・・・
天草 の 梅肉ポーク のしゃぶしゃぶも、少しおすそ分けでいただいてしまった♪
とっても品のある豚肉で、うまみギッシリ!
しゃきしゃき感の残ってる水菜を巻いて食べると、口の中がサッパリする。
その 梅肉ポーク軟骨の床煮
床煮とは「じんだ」とも呼ばれる、北九州の郷土料理で、糠を使って煮込む料理なんだとか。
軟骨回りのコラーゲンが、んもうトロっとろ。
こんな美味しい料理と一緒に飲める美味しい日本酒もいっぱい!
綾花 や ひとはだ という繁枡のイチ銘柄などのお燗を飲みつつ、他のメニューを見てると、
“お燗ができる 東一 ”・・・?!
東一といったら、冷たくして飲む印象だけど、どんな味わいなんだろう~?と興味深々。
あの冷たい味わいの基本そのままに、キレが加わり香りもかなり控えめ。
冷蔵庫の中にあった 悦凱陣 純米酒 を頼むと、こんなのもありますよ、と。
無濾過KU16純米酒 も。
熊本酵母で、お米は“さぬきよいまい”。
これもおいしー!
ずーっとここで、まったり飲んでいたいけど、最終フライトまでは、たったの2時間。
時間制限があると思うと、ついついピッチが上がって次から次へとお燗を頼む自分に、
店員さんが苦笑だ~(笑)。
ちなみに、お店には店長テツさんの奥さん手作りのものがアチコチ。
たとえば、この酒器コースター。
紺の素材は、店長が使ってる前掛け・・・てことは、店長の前掛けも奥さん手作り?!
そんな、家族愛もチラリと見える良いお店デス。
ほんとに、時間があったら、もっとお喋りして、もっとお酒やアメリカの話して、
まった~りできたのに・・・。
とはいえ、お2人と店長にはホント、よくしてもらって、ありがたい限り。
また会いたいな~♪
そして、またココの鯖がたべたーい(>_<)!!!
[独酌 しずく]
福岡市中央区春吉3-22-7-1 プロスペリタ天神Ⅰ1F-B
TEL:092-771-3002
営業:18:00-3:00(OS2:00)
休み:日曜日
ここに2時間しかいられなかったいうのも
とーっても切ない!!
また行かなくちゃね。(私も行くのだ!)
店長と奥様の幸せそうな雰囲気が伝わってきて、泣けちゃうくらい嬉しい記事でした♪
ウルウル・・
息子くんも、ほんっとーに可愛くて!
ほっぺを何度もぷにぷにしてしまった。
鯖と穴子は、こりゃもーーーほんっとにスゴイ!
さらにパワーアップしたしずくだよん♪
店長と奥様も、昔のあの時のまんま・・・
って感じで、初めてきはるに行った時を思い出しちゃった。
とっても美味しいお店です♪
春吉は、ちょっと裏に入った小路に、
良いお店がこっそりある気がします。
一応お魚がメインの居酒屋に連れていってくれて、
鯖の刺身も頼んだんですが、
いやーーー、ぜんっぜん違います!
ココのお店の鯖を食べると、
博多界隈は他のお店に行きたくなくなっちゃいます。
出張の帰りで、ちょっと時間が足りなかったようですが、
羨ましいです。
こちらのお店いいお店ですね、鯖も美味しそうですが、
穴子好きの自分としては、白焼き、食べてみたいです。
江戸前の穴子も、そろそろ、いい時期かもしれませんね、
最近、いやぁ~ここ数年行ってませんが、銀座「小笹寿し」の
「きじ焼き」(白焼き)というのがあって、旨いんですょ、
食べたくなっちゃいます。
そして、福岡だったら「寺田屋」と言う居酒屋さんにも
行ってみたいんです、いつ、行けるのかなぁ~
なかなか時間がなくて夜に飲みに行けないんです・・・
もしくは接待につき合わされちゃったり(涙)。
なので、フライト時間まで2時間だけとはいえ、
その時間が取れたのは貴重です!
福岡は食べ物が美味しいから、
何度でも行きたいです~。
食べ物の美味しさ、
酒の豊富さは喜んでいただけると思いますが^^
そのマッキーが人生最高の鯖なんて言うぐらいの鯖・・・食べてみたいなぁ!!
わたくし、「鯖Love]でございます! 笑
それにしても豚はいろんな名前付けてるね