ほっと ビール

この前飲んだ時に、　「これはお燗にしてもイケるんじゃないか？」　と思った地ビール。


大瓶一本＄３．５ドル・・・もし失敗しても痛くない金額だし・・・やってみるぞー！！



というワケで、ビール通からしたら邪道かもしれないけど、　
LION　STOUT　（スリランカの地ビール）　を、温めてみた！！

さすがに最初は瓶燗は恐くてできなかったから、グラスに移して湯銭でじっくり。
とはいえ、何度に温めれば良いのかさっぱり分からなかったから、ぬるめで。


意外と、これ、いけるかも。

最初、口に入れたときは、さすがに“温めたホップ”の慣れない味わいが衝撃的だったけど
飲み進めているうちにクセになってきちゃう。

冷や常温で飲むと、香りと味が強くて濃厚で、これはこれで美味しいんだけど
温めても芳醇さは変わらず、むしろ「味がまろやかにまとまる」というか。


もうちょっと温度を上げて味わってみると、今度はこれはこれで、ホットコーヒーを飲んでいるような感じ。
ちびちび・・・っと楽しめる。

それでも、きっと好き嫌いはありそうな味わいだなぁ～～。



そして、もう一本、飲みながら「これも面白いかも？！」と思ったもの。


ガーゴイルラベルが特徴の、大好きな地ビール　STONE　というブリュワリーの
Imperial Russian Stout　という種類。

ロシアらしく、帽子かぶってますね、ガーゴイル（笑）。

濃～～い濃～～いコーヒーのようなカカオのような・・・濃厚でどっしりした味わい。
色も真っ黒で、冷えてても、これはこれで美味しい～！
しかも、アルコール度数が １０．８％ とは！

イメージは
「真冬のロシア、雪の降る中、温かいBARでキュッと飲んで、体を温める。」みたいな・・・。

ってことで、寒い地で飲むイメージなら、やっぱ温めてみよー♪　と。

これも、また冷たい時の濃厚さはそのままで、角がますます丸くなるような味わい。
温めることで深みが出てくるのだ。アルコールの強さも、やんわりと感じられて。



こんな感じで、なんとなく、どんなのが温めても美味しいのか、感覚的に分かってはきたけど、
もっと他にも知らない種類が色々あるんだろうな。
ほんとに、地ビールも奥が深い。


とはいえ、日本酒のお燗のような、
なんとも言えない、豊な味わいと奥深さ・・・「ほわ～ん」と体全身で味わえるのとはやっぱり違う。
まだまだ　「ちょっと違ったことして愉しんでみよう♪」　という感覚。

やっぱ、日本酒お燗には敵わないのかなぁ～～～。