まき子の酒

日本酒が好き。純米酒が好き。そんな飲兵衛が「母親」になってしまいました。今はムスコを飲兵衛へと英才教育中?!

うさぎ (新橋) で 庭の鶯

2009-03-19 09:16:19 | 日本酒を飲む @ 関東

新橋ってたくさん「町の顔」があると思うのだけど、ここも、一つの「顔」だと思う。
スナックとかパブのような小さなお店が入っている雑居ビルが立ち並ぶ、怪しげな界隈。

そんな一角に良いお店があったりするから、こういう場所を探索するのも楽しかったりする。

入口はHPでも自ら謳っているように(笑)、怪しげだったりするのだけど、
こんな階段を上がった先にあるのが うさぎ 

小さな入口のドアをあけると、もう既にたくさんのお客さんが居る。
でも・・・なんだか、いつもよりバタバタと動きが?!

・・・と思ったら、なにやらダンボールを “えっこらせっ” と運んでいる店主が。
店主といっても、女性で若くて美人若女将って感じのリエさん。

何やってるのかな?と思ったら、
週末に鹿児島の焼酎酒蔵を巡り、そこで仕入れてきた焼酎たちが、ちょうど届いたところだったとか。

ところ狭し!と並ぶ大きなダンボールがいっぱい!
リエさん、どんなけ仕入れてきたんですか~(笑)。


そして、カウンターを見上げると、
待っていてくれた友達のほかにも、偶然見知った顔があったりして嬉しい♪お久しぶりです~。

うさぎでは、お通しとして何品かから2つ選べる仕組みになっているのだけど、
その種類がたくさん、しかもどれも美味しそうで迷ってしまう。

この日選んだのは 〆さんまのうの花巻き と 冷奴とごま高菜 。
 
って・・・なんやかんやと、いつも頼むのは同じになっちゃったりして。

最初は ハートランド のビールを頂いたのだけど(グラスのみブラウマイスター)
隣に写っているのは友達が飲んでいた鹿児島の焼酎 薩摩萬世 。
焼酎は一時期「芋」にハマったけど、最近は銘柄は全然わからない(汗)。


お料理は、自分より先に来ていた友達が、
「オススメの焼き物をテキトーに」頼んでくれてたみたいで、最初に出されたのは 空豆 。

ほっくほくだぁ!内の皮まるごと食べても美味しい。

はーそれにしても、もう空豆が出てきたんだなぁ・・・温かくなって来たんだなぁ。。。
って、季節を感じてしまう。


いわし明太 は、うさぎの目玉メニュー。

友達曰く 「毎回頼んでも飽きない、毎回食べたくなってしまう一品。」 
そういうの、あるよなぁ・・・「このお店ならコレ!」みたいなモノ。


お酒は、まずは目の前においてあった二つの銘柄を、冷たいので飲み比べ。
庭の鶯 無ろ過生原酒 で、写真右の 特別純米 と 写真中央の 純米吟醸 。 

春のこの時期に出てくるので 春のうぐいす と言われてて、ラベルの鶯もちっちゃい。
これがひと夏越すと、デカい鶯のラベルになって出てくるのは、みなさまご存知?!

初めて見たときは、その鶯の大きさにビックリして、これって「ホトトギスみたい」って思ったり(笑)。
(鶯より大きいホトトギスって、確か鶯の巣に自分の卵を産み捨てて、
 何も知らない親の鶯に赤ちゃんホトトギスを育てさせる・・・んだった覚えが。)

冷たい状態で飲んでも良いのだけど、どちらもやっぱり奥に潜んだふか~い味わいがありそうな。
なので、もちろんお燗でも♪

やっぱり、温めるとお米の旨みがより一層味わえて美味しい。
個人的には精米歩合50%の真ん中のよりも、右の60%の方が好みかなぁ。

ちなみに、左のラベルは初めて見る。
鶯を「文字」で書いてある、その意図は!? と聞いたら、
“自分の旧姓(ワカル人にしか分からなくてゴメンナサイ)”酒店が造らせた、ぬる肌燗用のもの・・・
って・・・そうなの???

と首をかしげつつ、オススメ通り、ぬる燗で頂きました~。


さてさて。
そんな日本酒を飲んでると、店主リエさんが 「これを用意してました!」 と出してくれた、
必殺!特製焼物!

朴葉に乗っけた野菜の豚味噌焼 (って、テケトーに命名)。

朴葉を使った料理は、実家のある岐阜の郷土料理でもあるので、ちょっと思い入れもあったりする。
朴葉味噌だけじゃなくて朴葉寿司なんかも昔から大好き。

でも、もう今じゃ、東京のアチコチに見られるので「郷土料理」じゃなくなってきちゃってるけど(汗)。

リエさんは、鹿児島に行って仕入れた面白い味噌、 黒豚味噌 使って出してくれたのだ。

ベースの黒豚味噌の上に、葱とプチトマトを乗せて。
(プチトマトがなかなか焼けなくて、一度厨房へGO。即席で作ってくれたので改良の余地アリ?!)

でも、これが、おいしーーい!!
黒豚味噌を使った、というのが決め手なんだろうな。
野菜も美味しいけど、味噌だけちびちび舐めながら日本酒がススム。


そして、最後に用意してくれたコロッケも、特製?!試作品?!

じゃこコロッケ ・・・これもテケトーに命名(笑)。

ほくほくコロッケの中じゃなくて、衣と一緒に外側でジャコが揚げられてるんです!!
じゃこ天・・・じゃなく、じゃこ素上げ状態。

頑張ってアップで撮ってみたけど、ぼけぼけ~(汗)

でも、これが、香ばしくって美味しくって。

いろいろ、リエさんの新作が楽しめた夜でした~。


さて。
この日は、リエさんが鹿児島から帰ってきた翌日営業日。
で、私はその次の日に、偶然、鹿児島へ出張が決まっておりまして。

買っちゃいました。

黒豚味噌 。

ちゃんと探す余裕がなかったから、空港でしか買えなかったのだけど、
なんか「はなまるマーケット」かなんかで紹介されてた商品みたい。



[日本酒 焼酎 BAR うさぎ]
港区新橋4-11-5 池野2号ビル2階
03-3433-1055
17:30~24:00(LO 23:30)
定休日:土・日・祝


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20 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
一ヶ月くらい (たく@酒遊倶楽部)
2009-03-19 10:00:35
逗留したら、いったいいくらお金がいるんだろう・・・。宿は知人宅を泊まりあるけば・・通勤費だけに(通勤かよ)。
返信する
■たく@酒遊倶楽部さん (まき子)
2009-03-19 10:49:43
東京に1ヶ月なら、
マンスリーマンションとか借りたら安く済むんじゃないですかね~。
10万円とか?!
ホテルは問題外として。
友人宅を泊まり歩くのも手でしょうか(笑)
というか、そんなご予定が!?
返信する
 (Ben)
2009-03-19 12:39:12
蚕豆に鶯(この鶯は1年中だけど 笑)、春だねぇ!

焼酎も好きだよ。
やっぱり鹿児島行ったらポンシュじゃなくて焼酎でしょう!!

何?黒豚味噌・・・動物性の「ギトッ」としたこってりさが名前からは感じられるが・・
何ゆえ黒豚なの??
返信する
Unknown (sumiyosi)
2009-03-19 12:56:59
ほ~あれは、トマトでしたか・・・。
最初ちょうちんかと思いましたわ・・・。
(もしくは卵黄)

ハッ!!\(゜ロ\)
黒豚味噌卵黄漬け_朴葉焼き。
これいけると思います!!
返信する
■sumiyosiさん (まき子)
2009-03-19 13:39:21
黒豚味噌卵黄漬け_朴葉焼き!
いいカモいいカモ!!
何日くらい漬けられるかなぁ~。

ちなみに、朴葉で焼いたトマトは、
食べるとき要注意です。
プチっと中からアツアツのトマト汁が飛び出してきますので(笑)。
返信する
■Benさん (まき子)
2009-03-19 13:41:38
鹿児島といえば黒豚ですよ~。
黒豚味噌が“ぎとっ”としているですと?!
いえいえいえいえいえ!
そんなこと言ったら鹿児島の人に怒られちゃいます(笑)。
味わい的には、うーん、肉そぼろのもうちょっと大きい塊が入ってて、
ちょびっちょびっとお箸でつまむのにいい感じです。

ちなみに、鹿児島の晩は、黒豚しゃぶしゃぶでした。
でも、美味しい焼酎を飲んで発見したかったんですが、
忙しくてそれどころじゃなかったです(涙)。
返信する
ラベル (てつ)
2009-03-19 17:39:13
「庭の鶯」のラベルは
実際「うさぎ」で見ましたけど、
ぜったいにデザイン的にプロの技だと
思いました!
それもかなりハイクオリティです。
自分的には
いろんな日本酒のラベルの中でも
ベストかもしれません。
返信する
■てつさん (まき子)
2009-03-19 17:56:57
確かに、このラベルのセンスの良さは抜群ですね。
他には無いような。
でも、昔ながらのコテコテな感じのラベルも好きだったりします。
「日本らしい」というかなんというか。
返信する
決め技!裏技!!チョコレートは小枝!!! (葛飾のオヤジ)
2009-03-19 20:42:05
う~~ん、この黒豚味噌、
なんだか「味噌樽」級の大きさに見えルン♪
・・飛行機で持って帰ってくるには大きすぎるし・・・写真のせい??

「朴葉に乗っけた野菜の豚味噌焼」の
決めては「黒豚味噌」であって、
隠し味は「トマト」なのだと思うっチャ。

(今夜は珍しく残業~~)


返信する
じゃこコロッケ (狼亭)
2009-03-19 21:13:29
「じゃこコロッケ」って、画像的にも発想的にも意外性のあるレシピですなー!
返信する

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