一番最初のワイナリー V. SATUUI WINERY で、
気持ちの良いピクニックランチでお腹を満たした続きです。
2軒目に向かったのは、そこから車で10分ほどの
Joseph Phelps (ジョセフ・フェルプス http://www.jpvwines.com/contact.html)
このワイナリーは、口コミでも 「とにかく美味しい、質が良い」 と言う評判が多くて、
飲んでみたかったんだぁ。
HPには 「テイスティング&セミナーは予約制」 としか書いていなかったのだけど、
セミナー。。そんな本格的なのはちょっとな・・・買うだけなら・・・と、飛び込みで行ってみることに。
ワイナリーの入口は、大きな木製の門が。
その先には、ずーーっと丘に伸びる道。車でずいぶん登ります。
たどり着いた先には、これまた木造の大きな建物が。
「アポイントのあるお客様は左へ。右はオフィスです。」という看板があるのだけど、
その右の方には気持ちの良さそうな高台テラスが広がっているのだ。
車で登ってきた斜面の葡萄畑一面が一望できる、すごい良い眺め。
しかも、テラスにカウンターが出てて、テイスティングも行われている。
このテラス・テイスティングは 6種類 が試せて 20ドル 。
しかも、飛び込みだったのだけどOKという。やったー!!
(時期によってテイスティング内容や、お値段も変わるみたい?!)
この日のテイスティングは
2006 Sauvignon Blanc
2005 "Fogdog" Chardonnay
2006 "Fogdog" Pinot Noir
2005 Syrah
2005 Cabernet Sauvignon
2004 Insignia
テラスに座って、きれいな田園風景を眺めながら飲む美味しいワイン・・・なんて気持ち良いんだろう~。
この中でも特に 2005 Cabernet Sauvignon がおいしい!!
お値段もそれなり、アメリカに来て今まで欲しいと思った中の最高額の54ドルだけど、
相方も 「これは買うべし!」 ということで、今回はへそくりではなく(笑)、ちゃんと購入。
でも、買ってから思ったけど・・・
こんな美味しいワイン買っても、自分の料理じゃ負けそ(汗)。良い肉で素材直球しかない・・・
さて。3軒目は、セントヘレナ市の北の方にある
Beringer Vineyards
(ベリンジャー http://www.beringer.com/beringer/page/tours2.jsp)
ここは歴史深いワイナリーらしく、立派な大きな門も、由緒ある佇まい。
ご存知、アメリカでは1919年に
「お酒を造って売っちゃダメ、運んじゃダメ」「でも、自分ちで飲む用に造るのは別にいいよ」
という、へんてこりんな禁酒法ができました。
でも、その間もずーっと、政府の許可のもと、教会の儀式で必要な聖餐用のワインと、
自分たちが飲む分だけのワインを造り続けてきた、最古のワイナリーなんだとか。
色んなツアーをやっているのだけど、一番初心者向けのツアーは 一人15ドル 。
10:00 / 14:15 / 15:00 の一日3回開催で、
HPを見る限り、予約は必要ないみたいなので14:15に参加すべく、ランチの後の13:30頃に向かう。
が 「今日はもう15:00しか空きが無い」 と。
そうか!早いもの順なのか!アブナーイ(汗)。知らずに夕方なんかに来ちゃったらアウトだったかも。
(というワケで、15:00までの空いた時間に、上記のJoseph Phelpsに飛び込み訪問してたのです~)
中はずいぶん敷地が広くて、小道には花やいろんな果物の木が綺麗に植えられてる。
そんな庭を散策しながら階段を登って、ツアーをやっている建物へ。
ここでもツアーとは別に、飛び込み客用に3種類のテイスティングをやってるみたい。
おつまみにチーズセットみたいなのもあって、テラスでみんな気持ち良さそうに飲んでる~。
さて。
我々が申し込んだ Introducing Beringer Tour は、こんな古い石のセラー入口からスタート。
Old Stone Cellers と呼ばれている建物に入ると、
暑い外とは対照に、ひんやりと気持ちの良い空間が広がり、大~~きな木の樽がずらり。
なんだか建物の造りも、日本の日本酒蔵みたいで、懐かしく心がほころんでしまう~。
今回、セラーを案内してくれるお姉さんから、
まず最初のテイスティング白ワイン Leaning Oak Chaedonnay 2005 を渡される。
こうして、順番にワインを入れてもらい、飲みながら中を案内してもらう、という感じ。
お姉さんも、ワインを飲みながらとっても気さくに話してくれる。
この醸造場の奥には、ワイン貯蔵庫になっている洞窟が繋がっていて、
さらに、ひんや~~~りした空気が漂ってくる。
その洞窟の向こうへ行くと。
ずら~~っと並んだ貯蔵ワインが圧巻。 あまりに涼しくて半袖では寒いくらい。
ここで洞窟や樽の説明を聞きながら Blackrock Petite Sirah 2004 という赤ワインを。
ん・・・むむむ?!
ラベルを見て気付いたのだけど・・・。
ここのワイン、この前、ウチの近くのワインショップで買ってたじゃ~ん!!
とってもお手頃価格($8.99とかだったかな) だったし、ショップお勧めだったので手に取ったんだっけ。
アハハ、我ながら今頃気付くとは。
赤、白、と来て、さほど感動的な味ではなかったのだけど (この頃になると、飲み疲れもあり・・・)
最後の泡あわ系が、さっぱりして美味しく感じてしまう。
Sparkling White Zunfandel という、セミドライな味わいで、しかも$12とな。
スパークリングワインって高いイメージだったけど、
「これ!これも良いんじゃない?!」 と相方と意気投合で、購入~。
他にも Rhine House というステンドグラスが綺麗な建物があるのだけど、
今現在は工事中で、入れなかったのが残念(涙)。
さて。
ランチを兼ねてワイナリー3軒回っていると、時間はもう既に16時を回っている。
NAPA VALLEYのワイナリーは、16時か17時くらいに閉まるところが多いし、
我々も宿泊ホテルに向かうことに。
その途中。
車の中で発した相方の言葉にビックリ。
「ねぇねぇ。あのスパークリング、何と食べたら美味しいかな。」
・・・こんなの当たり前の言葉に聞こえますが。
一年前までは、
キムチ鍋を作ってるのに 「ドンペリ・ロゼを飲もう」 と言いだしたり、
マグロの刺身と一緒に、キウイサワーを「ウマイウマイ」と飲んでたり、
食とお酒の相性には無頓着・無関心だった頃から比べると・・・
おぬし、成長したな。
(NAPA旅行記、さらに続きます・・・長くてすみません(汗))
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勿論、純米燗酒はOK牧場!
でも、ここアメリカで・・・今住んでいる場所で、
生牡蠣が・・・イヤ、「生」という状態の魚介類を買える術を知りません。。。
もちろんレストランで食べることはできますが(オイシクナイデス)
魚のお刺身、貝のお刺身を、日本にいる頃はこよなく愛していた自分には、
本当に砂漠のような環境です。
・・・まるで こち亀の中川巡査の家みたいに広いんだねぇ!!
これだけ素敵なワインがたっくさんあるところに来ているんだから、
『アメリカにいた記念』として日本に持って帰られる記念の1本(まぁ、2本でも3本でも構いませんがね(笑)を、選ばれたらいかがですかね。
きっと、何年後かに相方さんとお二人で(いや3人・4人になっているかもしれない)、記念日に思い出話の時間を作ってくれるような気がする。。
『アメリカにいた記念』の1本だから、「2005 Cabernet Sauvignon」みたいな(すまんが、小生、ワインの味はどれも同じに感じちゃうのでよく判らんが・・)しっかりとした1本なのでしょうね~。
一本は地元、ヴァージニアで何か
(もちょっとワイナリーを巡ってお気に入りを見つけたい)と、
もう一本は、前記事のランチを食べたところのかなぁと。
というのもレストランにも酒屋にも卸してなくて、
アメリカ国内のみメールオーダーで送ってもらえるというワイン、
しかも何気に一番好みの味わいでした。
何年後かに・・・いつになるか分からないですが、
そんな楽しみのワインを買って持っているのもいいかもしれませんね♪
ちなみに、東北で買った日本酒で
「5年たったら空けてみよう。」と楽しみに待ち続けているのがあります。
帰国したらようやく5年目!!
それを飲むのが、今から楽しみです~~♪
それは一人でほくほく楽しむ用です(笑)。
米国に比べると日本は雨量が多く厳しいです。今日は岡崎市全域に避難勧告。東京では京王線が脱線ですもん。農家は大変です。
クラモチコーポレーションという米国産自然派ワインに特化したインポーターがあります。そこで扱っているワインは良いです。
http://www.ht-wine.com/
ワタシ的にはCAならRochioli、Navarro。ORならJohnThomas、Beaux Freresかな。
参考まで。
雰囲気にのまれて買っちゃいましたが、
普段20ドルもいかないのばかり飲んでいたので、これを開けるときは勇気が要りそうです。
それにしても、イイ情報をありがとうございます!
Rochioli、Navarro と JohnThomas、Beaux Freres
さっそく最寄のワインショップで探してみます~♪
昔はアメリカワインって美味しくないってイメージ強かったけど(相当前だけどね・・(汗))、今は味わいもしっかりした良いワインがたくさんあるみたい。
こういう建物なんかも見てしまうと、やっぱり歴史あったんだなぁーって再発見。
ちょびーーーっとは分かり合えたかもしれないけど、この後の会話がね・・・
「あのスパークリングワインだったら、生牡蠣とか貝なんかが良いだろうなぁ♪」
「はぁ?冷たい食べ物に冷たい飲み物?オレだめ。ピザとかハンバーガーなんて良さそうじゃん?」
「そんなジャンクフードと一緒にするのやめて!!」
(中略にて、温かい食べ物と冷たい食べ物について論議)
「美味しい刺身に美味しい日本酒の燗酒が一番だわよ。」
「日本酒はやだ。くさい。嫌い。」
(ムカ=怒)・・・会話終了。その後延々と沈黙~~~。
それはさておき、アメリカのワイナリーも、
こうして由緒あるところをみて回ると、歴史とか地理もまた興味が持てて、面白いよ~。
特に地形、ナパって複雑っていう理由をつきつめてくと面白い♪
日本酒がある日々からタイトル変えましたね~
新しいタイトルのほうが、しっくりきますね(笑)
1990年頃に1982年もののカベルネ・ソーヴィニヨンが5,000円前後で日本でも買えたと思います。
オ-パス・ワンは12,000円はしていたと思います。
ジョセフ・フエルプスは白がその頃はよく出ていて
お値打ちで美味しいと勧められたことがあります。
最近はワイン自体をあまり飲んでいませんので
事情はわかりません。
2社とも今でも良いワイナリ-の様ですね。