つれづれなるままに

ひぐらしパソコンに向いて・・・・・・・

散歩で見た花 (161)

2024年06月18日 | Weblog
1.ムラサキカタバミ

 和名:ムラサキカタバミ (紫片喰、紫酢漿草)
 別名:キキョウカタバミ
 分類:カタバミ科カタバミ属
 原産地:南米

以下はGKZ植物辞典の引用です。
地下に褐色の鱗茎があり、たくさんの小鱗茎ができるので、繁殖力は強い。葉はみな根性葉で、長い柄の先に3枚のハート形の小葉が着く。花は淡紅色の弁花。
わが国へは18世紀頃渡来しているが、現在では帰化植物状態に野生化している。


2.オトメギキョウ

和名:オトメギキョウ(乙女桔梗)
学名:Campanula portenschlagiana
別名:ベルフラワー
科名 / 属名:キキョウ科 / ホタルブクロ属

以下は「趣味の園芸」の引用です
オトメギキョウは初夏に花を咲かせる、ベルフラワーの名でよく知られた常緑性の小型多年草です。3月ごろから促成栽培されたものが出回り始め、4月から5月に最も多く流通し、花屋の店先を飾ります。
草丈は10~15cmほどで、小さな濃い緑色の葉を多数つけ、茎は根元から密に枝分かれして直径30~40cmほどのクッション状の茂みになります。それぞれの枝先に1~数輪の花をつけます。花は青紫色で直径2cm前後、釣り鐘形で上向き、あるいは斜め上向きに咲きます。


3.ヤマモモソウ

 和名:ヤマモモソウ(山桃草)
 学名:Gaura lindheimeri
 別名:ハクチョウソウ(白蝶草)、ガウラ
 分類:アカバナ科 / ヤマモモソウ属(ガウラ属)

以下は「趣味の園芸」の引用です。
ガウラの穂状に咲く小花が風に揺れる様子は、白い蝶が群れて飛んでいるようで、やさしい風情が感じられます。性質は強健で耐暑性もあり、初夏から晩秋まで次々と花を咲かせながら株が大きく成長していきます。花弁は4枚で、長い雄しべがよく目立ちます。1つの花は短命で3日ほどで散りますが、花つきがよく、ほとんど途切れることなく咲き続けます。日本へは明治時代中ごろに入ったといわれています。以前は、草丈1m以上に伸び、白花だけでしたが、近年、濃いピンクの‘シスキューピンク’の育成に始まり、複色、草丈の低いものなど、多くの園芸品種が育成され、利用されるようになりました。


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散歩で見た花 (160)

2024年06月17日 | Weblog
1.シロタエギク

住宅の壁とフェンスの間に咲いていました。

 学名:Senecio cineraria
 和名:シロタエギク(白妙菊)
 その他の名前:ダスティーミラー、セネシオ・シネラリア
 分類:キク科 / セネシオ属
 原産地:途中海沿岸

”シルバーリーフ” と呼ばれるものの一つで、リーフ(葉)に特徴があり、花自体にはあまり人気はないようです。
他の花の引き立て役として植えられることが多く、その場合は株を弱らせないためにも花を摘みとってしまうそうです。

2.ヒメヒオウギズイセン

道路際の狭い場所で窮屈そうに咲いていました。

 学名:Crocosmia(クロコスミア)
 和名:ヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙)
 その他の名前:モントブレチア、トリトニア
 分類:アヤメ科 / クロコスミア属

ウィキペディアには下のような説明がありますが、非常にややこしいです・
ヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙、学名: Crocosmia x crocosmiiflora)は、アヤメ科ヒオウギズイセン属(クロコスミア属)の雑種。ヒオウギズイセン(英語版) Crocosmia aurea とヒメトウショウブ(スペイン語版) Crocosmia pottsii との交配種である。
園芸ではクロコスミア、または旧学名のモントブレチアの名前でも呼ばれる。
一般的に「ヒオウギズイセン」と呼ばれるワトソニア属(英語版) Watsonia の園芸品種群とは関係はないので、注意が必要である。また「金魚草」と呼ばれることもあるが、キンギョソウとは異なる。

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散歩で見た花 (159)

2024年06月15日 | Weblog
1.トケイソウ

トケイソウ(時計草)という名前は聞いたことがありますし、写真を見たこともあったような気がします。
実物を見たのは初めてですが、「これは時計草?」と思いました。
或るお宅の生垣として植えられていたものです。

以下はウィキペディアの引用です。
トケイソウ(時計草)、英名パッションフラワー(Passion flower)はトケイソウ科トケイソウ属 Passiflora に分類される植物の総称であり、狭義には学名: Passiflora caerulea という種の和名である。
つる性常緑多年草の性質を持つ種が通常であり、和名に「草」という名前がついているが、木本のつる性植物である。茎は幹では巻き付かず、葉腋から伸びるつるで他物に巻き付いてよじ登る。

和名トケイソウは、3つに分裂した雌しべが時計の長針、短針、秒針のように見え、花びらが円形に並んで放射状に配置されて文字盤に見立てられる、特徴のある花を咲かせることに由来する。
英名 passion flower は「キリストの受難の花」の意味で、イエズス会の宣教師らによってラテン語で flos passionis と呼ばれていたのを訳したものである。16世紀、原産地である中南米に派遣された彼らは、この花をかつてアッシジの聖フランチェスコが夢に見たという「十字架上の花」と信じ、キリスト教の布教に利用した。彼らによればこの植物はキリストの受難を象徴する形をしており、花の子房柱は十字架、3つに分裂した雌蕊が釘、副冠は茨の冠、5枚の花弁と萼は合わせて10人の使徒、巻きひげはムチ、葉は槍であるなどと言われた。


2.クサハナビ

ご近所の方から鉢植えのクサハナビという花をいただきました。
私は初めて見る花ですし、名前も聞いたことがありませんので、早速ネット図鑑などを調べてみました。以下はその内容です。
 和名:クサハナビ(草花火)
 別名:タリナム、ナツハナビ、など
 英名:Talinum calycinum
 分類:スベリヒユ科 タリヌム属
 花期:5-9月
メキシコ原産の多年草。高さ20cm程度。葉は線形で多肉質。初夏~秋に開花。同属のハゼランと同様、花は午後3時頃に開花。
写真は午後2時頃に撮ったものですが、翌朝見ると確かに花は閉じていました。
多肉の葉の間から細く長い茎が上に伸び、その先に花を咲かせるので「花火」と名付けられたという記事を見ました。
写真の花は倒れている茎が多いですが、これから立ち上がるのか、弱っているのかよく解りません。

3.ロウバイの実

この樹を見たのはご近所の庭ですから、この樹は確かロウバイでは?と思い、花ではありませんが写真を撮ってきました。
帰宅後に図鑑を確認するとやはりロウバイの実であることが分りました。この実の中に数個の種が入っているようです。

”蠟梅” は ”梅”とは書いてもロウバイ科の植物で、食用にもなるバラ科のウメとは科が違う植物だそうです。また、ロウバイの実(果肉)には毒性があるそうです。
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不審な国際電話

2024年06月13日 | Weblog
昨日、携帯電話に見慣れない番号の着信がありました。
表示された発信番号は +1(844)-239-4543 でした。
「+1」がアメリカ・カナダの国際電話番号であることは知っていましたので怪しいと思い、電話に出ないで放置したのですが、20回くらい呼び出し音が続きました。その間に画面のスクリーンショットを撮り、鳴り止んでからネットで検索すると案の定国際電話詐欺であるらしいことが分りました。

下は、その内の一つで、信頼できそうなサイトの画面コピーです。


次はそのサイトの目次です。

これを見ると、+1844の電話でNTTファイナンスなどを騙る詐欺電話らしいことが分ります。ただ、別のサイトによれば、電話を取ったら英語や中国語らしい言葉で自動音声が流れたという話もありますから、その場合は会話することが目的ではないのかも知れません。

上に書かれているように、これは国際電話のフリーダイヤルで、受けた側が問い合わせなどのために発信すると高額の国際電話料金が発生するようです。
所謂「ワン切り」の類かも知れませんが、誰が儲けるのか、私には解りません。

本当のところは分かりませんが、国際電話に心当たりがなければ受信しない方が良さそうです。総務省や警察庁からもこれに関する情報がアップされています。



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散歩で見た花 (158)

2024年06月12日 | Weblog
1.カラミンサ

 学名:Calamintha
 和名:カラミンサ
 別名:カラミント
 科名 / 属名:シソ科 / トウバナ属(カラミンサ属)

カラミンサにもいくつかの種があるようですが、多分「カラミンサ・ネペタ」だろうと思います。別名の「カラミント」からも分かるように、花を愛でるだけでなく、香りを楽しむミントや、ハーブティーとしても利用されるそうです。

2.マトリカリア

 学名:Tanacetum parthenium
 和名:ナツシロギク(夏白菊)、イヌカミツレ
 その他の名前:タナセツム(タナセタム)、フィーバーヒュー
 科名 / 属名:キク科 / ヨモギギク属(タナセツム属)

所謂 ”ポンポン咲き” のキク科植物らしいことは直ぐに分かりましたが、これで”満開” なのか、順に下の花弁が開くのか分りませんでした。
帰宅後にネットを検索すると、下の写真が見付かりました。
もう少し下の花弁が開くようです。

以下は「趣味の園芸」の引用(抜粋)です。
園芸上マトリカリアと呼ばれる植物はタナセツム属のナツシロギクです。
一方、マトリカリアの名を冠する植物には、学名のマトリカリア属の植物があります。有名なものに、一年草のジャーマン・カモミール(Matricaria recutita)があります。一般的に「カモミール」と呼ばれているのはこの種類です。
なお、ナツシロギクも、以前このマトリカリア属に分類されていたことがあった名残で、今も「マトリカリア」と呼ばれています。

ややこしいです。

3.スイセンノウ

 学 名:Lychnis coronaria
 和 名:スイセンノウ(酔仙翁)
 別 名:フランネルソウ
 科属名:ナデシコ科 センノウ属(仙翁属)
 花の色:赤、ピンク、白
 原産地:南ヨーロッパ

花の周囲に見える大きな緑色の葉はこの花の葉ではありません。
スイセンノウは花以外は葉も茎も白っぽいのが特徴だそうですが、確かに写真をよく見ると銀白色をしています。

酔仙翁” とは ”赤い顔の酔った仙人” という意味らしいのですが、ピンクや白のスイセンノウもあるようです。(後から園芸種として作り出されたのかも知れません)

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散歩で見た花 (157)

2024年06月11日 | Weblog
1.クレマチス・プリンセスダイアナ

クレマチスについては過去に散歩で見た花(47)同(51)で取り上げました。
クレマチスの種類は非常に多く、花の印象も全く異なるらしいので、今回も重複を承知で取り上げました。
写真のクレマチスは、画像検索の結果によればプリンセスダイアナという品種のようです。
そう言えば、北公園で以前 ”プリンセス ダイアナ” というバラを見たことがあります。

2.ガザニア

ガザニアも過去に散歩で見た花(109)で取り上げました。クレマチス同様多くの品種がありそうです。

鉢植えされたガザニアの両脇に青い葉と青い蕾または実を付けた花が植えられていました。
それを拡大した写真が下の<おまけ>です。

★おまけ★

色々ネットを漁ってみると「ジョウザンアジサイ(常山アジサイ)」という中国原産の花の蕾や実がよく似ているように思えました。或るネット記事によると常山アジサイは ”6月頃に花が咲く” と書いてありました。近所ですから、後日再度確認に行ってみようと思っています。
この花だとすれば、これはアジサイではなく、ユキノシタ科の低木だそうです。
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散歩で見た花 (156)

2024年06月09日 | Weblog
1.ホシザキキキョウナデシコ

 和名:ホシザキキキョウナデシコ(星咲桔梗撫子)
 別名:スターフロックス、ホシザキフロックス
 英名:Twinkle star
 分類:ハナシノブ科フロックス属
 原産地:北アメリカ
フロックスという名前で流通している花の種類は多く、その中の一つの種に付けられた名前がホシザキキキョウナデシコではないかと思います。但し、所謂ナデシコはナデシコ科ナデシコ属の植物ですから、ホシザキキキョウナデシコはナデシコの仲間ではないことになります。

2.ペラペラヨメナ

 和名:ペラペラヨメナ(ぺらぺら嫁菜)
 学名:Erigeron karvinskianus)
 分類:キク科・ムカシヨモギ属の植物の一種
 別名:ペラペラヒメジオン、メキシコヒナギク、ゲンペイコギク(源平小菊)など

葉が薄く、ヨメナのような花を付けることから命名されたのだそうです。
以前にも書きましたが、本当に植物の命名法はいい加減なものだと思います。(そのお陰で花の印象は強まるかも知れませんが)

画像検索では何れもペラペラヨメナと出るのですが、4月27日にアップした散歩で見た花 (142)で取り上げたハルジオンによく似ていると思いました。しかし,両方の画像を比較してみると花弁の細さ(幅)が違っていました。葉の形も明らかに違います。
花弁の形と葉の形から、写真はペラペラヨメナと判断しました。

植木鉢に植えられた花のようですが、殆ど放置されている感じです。
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詐欺電話が来た

2024年06月07日 | Weblog
昨日の夕方、6時少し前に自宅の固定電話が鳴りました。
電話に出たところ、『相模原北警察署生活安全課のミヤジマと言います。今、窃盗の疑いで2名を勾留しています。名前は〇〇(フルネーム)と××(同)です。この二人の名前に心当たりはありますか?』と聞いてきました。(発言の細部は記憶が曖昧です)
相手の話し方は穏やかで、口調も丁寧でしたので一瞬迷ったのですが、『あなたが本当に警察かどうか私には分らない。警察がそんな重要なことをいきなり電話で問い合わせてくるとも思えない』と伝えました。すると『いや、警察です』と言うので、『それなら、こちらから警察に電話して確かめます』と言って電話を切りました。
もし私が『その名前に心当たりはない』と伝えたら、その後どのように展開したのか興味はあったのですが、深入りするのは止めました。

直後に「相模原北警察署生活安全課」をネット検索すると直ぐに直通電話の番号が分かりました。
電話に出た方にかかってきた電話の概要を伝えると、『この課にミヤジマという者はいません』という答えでした。更に私の名前や電話番号などの個人情報が漏れていると思われるので、留守電設定にして、相手を確認してから電話に出ることなどを勧められました。
確かに、最近は在宅中も留守電に設定している方がいます。
私も数年前に自宅の電話に同じ設定をすることを考えたことがあったのですが、つい面倒でそのままにしていました。この機会にもう一度見直してみようと思います。

10日ほど前には、私が会員登録している或るサイトから会員の個人情報が漏洩したというニュースが流れ、先方から私の情報も含まれているという連絡があったばかりです。
本当に怖い、そして嫌な時代になったものです。
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散歩で見た花 (155)

2024年06月06日 | Weblog
<相模原北公園の花菖蒲>
北公園の花菖蒲を見てきました。
前にも書きましたが、この公園の菖蒲田はコロナ禍が始まったころから荒れていました。
恐らく公園関係の予算が削減されてここまで手が回らなかったのだと思います。

昨年は多少復活の傾向も窺えたのですが、とてもまだ見るに堪えない様子でした。
今年こそと期待して見に行きましたが、ようやく以前の半分程度に回復したか? という程度です。
先日見てきたバラ園は7~8割回復という感じでしたが、こちらはまだまだです。


場所によっては花菖蒲の間に雑草がかなり生えていますし、株の数も以前よりかなり少ないようです。

以前は紫色の花が多かったのですが、今年は白や薄紫の花が目立ちました。



アジサイはこの公園のウリですから、流石に奇麗に手入れされているようでしたが、私はあまり好きな花ではないので、写真は多く撮りませんでした。
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散歩で見た花 (154)

2024年06月04日 | Weblog
1.アッツザクラ

 学名:Rhodohypoxis baurii
 その他の名前:ロードヒポキシス
 科名 / 属名:キンバイザサ科 / ロードヒポキシス属

他にも似た花がありそうな気もしましたが、「葉の全面に軟毛がある」という特徴が写真の花と一致しましたので、アッツザクラと判断しました。

アッツザクラは鉢物の園芸種として多く出回っているようですが、いくつかの花図鑑や花辞典を当たってみると、植物学的には日本軍が玉砕したアリューシャン列島のアッツ島とは無関係だそうです。
但し、その当時の或る販売店が、日本軍が玉砕したことを悼んで ”アッツザクラ” と名付けて売り出したのが始まり、という説はあるそうです。
サクラやサクラソウは5弁ですが、この花は6弁ですから、サクラの仲間ではありません。
かなりいい加減な名前がそのまま定着してしまったのでしょうか。

2.タチアオイ

 学名:Alcea rosea(Althaea rosea)
 和名:タチアオイ(立葵)
 英名:hollyhock(ホリホック)
 科名 / 属名:アオイ科 / タチアオイ属
同じお宅の玄関付近に向かいあって咲いていました。

以下は或る花辞典の一部引用です。
日本には、古くから薬用として渡来したといわれている。
花がきれいなので、園芸用に様々な品種改良がなされた。草丈は1~3mで茎は直立する。花期は6~8月で、花は垂直に伸びた花茎の下から上に咲き上っていく。ちょうど梅雨入りの頃に咲き始め、梅雨明けと共に花期が終わる(花茎の頭頂部まで開花が進む)ことになぞらえて、「ツユアオイ(梅雨葵)」という別名も冠されている。
花は一重や八重のもあり、色は赤、ピンク、白、紫、黄色など多彩である。花の直径は品種によるが大きなものでは10cmくらいである。
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絵本半分字本

2024年06月02日 | Weblog
判じ物のようなタイトルですが、故郷の幼馴染の方から2021年末と先月末に「絵本半分字本」という本が送られてきました。

下図左は「老人と海と女の子」(2022年1月発行)、下図右は「越後の山姥と黄色い石」(2024年4月発行)です。

A4サイズの大型版で、定価は共に税込み1,650円、かなりの豪華本です。
作者(絵と文)は新潟市在住の志賀恒夫氏。

下は「老人と海と女の子」の文章と絵の一枚です。


下はその文章の一部です。


下は「越後の山姥と黄色い石」の文章と絵の一枚です。
全国的にある「山姥(やまんば)伝説」をベースにした彼の創作です。


下はその文章の一部です。


「半分絵本」とはいうものの、絵は「老人と海と女の子」が3枚、「越後の山姥と黄色い石」が8枚しかなく、大部分は文字(漢字はルビ付き)ですから、「絵本」というより「物語本」という感じです。

彼の手紙などによれば、2016年に脳梗塞を発症し、リハビリ後も左手は麻痺したままだそうで、子供の頃から得意だった絵を描くことにも不自由している様子です。文章はパソコンで入力していると思いますが、絵は苦労して手で描いているようです。本当はもっと多くの絵を描きたかった筈です。
初回作の絵は3枚がやっと、2作目は更に頑張って8枚描けるようになったということなのでしょう。

なお、2作目のあとがきによれば後編を準備中のようです。
これらの本が対象とする読者は、子供よりむしろ大人がメインではないかと思いました。どちらも現代文明や現代人の価値観、自然との接し方などに対するアンチテーゼではないかと思います。

以下は、「老人と海と女の子」についてのAmazonの紹介文です。
「自然・宇宙・死など、この世の不思議から、障害・地球環境問題まで、孫娘と老人との対話を通して、今を考える。 著者は、上記の内容をユニークな絵画で描き、絵本の出版を予定していたが、脳梗塞により描くことができなくなり、以前描いた3枚の絵と、孫娘との対話を不自由な手でパソコンを叩いて完成した、文字で描いた絵本である。」

次は「越後の山姥と黄色い石」に対する或る方の紹介文です。
「山姥は、牛方から塩サバや牛を奪って食べたり、迷い込んできた小僧さんを食べたりして、何千年も生きていくらしいから、わたしは、山姥にあこがれる。ところが、志賀恒夫さんの描く山姥は、つれあいの山爺とともに年老いてきていて、なあんだ永遠の命ではなかったのかと思わせる。そうか、山姥も年をとるんだ・・足腰弱って、人間ふう。もう本当に子どもは食べなくていいの?」

どちらもAmazonなどのネット書店で入手可能です。






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