まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

京都御所一般公開行ってきました。(2014春)&遅咲き桜開花

2014年04月09日 | 京都市上京区

今日から京都御所の春の一般公開がはじまりました。午前中に行ってきました。今年は、天皇陛下の傘寿(80歳)のお祝いとして、皇居の乾通が一般開放されたように、京都御所では、南面正門の「建礼門」が開放されています。蛤御門から入って大文字山が見える通りを東へまっすぐ行くと・・・

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建礼門がさりげなく開いています!ここは、天皇皇后両陛下、外国の元首級の方のみが通る事が出来る一番格式の高い門で、今までの一般公開では、1997年秋以来の開放です。(@Д@;)この景色は必見!!

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建礼門を見た後(通れません)、いつもの宣秋門から入ります。入る際には、セキュリティのため簡単な持ち物チェックがあります。

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入ってすぐの「御車寄(おくるまよせ)」は、毎回設えが変わります。昨秋は、世界遺産認定を記念して?富士山の屏風でしたが、今年は生け花でした。八重桜こでまり・・・後ろの屏風には桐と鳳凰が描かれてました。

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「諸大夫の間(しょだいぶのま)」は参内した人の控えの間で、身分によって通される部屋が違うそうです。襖絵にちなんで「桜の間」「鶴の間」「虎の間」と呼ばれています。

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一番くらいの高い人が通される「虎の間」の虎さんは、結構おとなしそうな虎さんです。丸まってる・・・。

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「新御車寄(しんみくるまよせ)」は大正天皇の即位礼に際し建てられたもので、今回は馬型障子の衝立が飾られてました。清涼殿西側の渡殿に立てられている2基の衝立で、安政内裏御造営(1855)の際に描かれた跳馬図と乗馬の打毬図です。午年に因んで・・・。

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新御車寄のそばに、特設売店があります。天皇皇后両陛下のお印の鈴、京都御所刻印の鈴(各500円)が売られていました。カラカラと良い音がしますが、なんだか持つのが恐れ多い(^^;)限定のキティちゃんの十二単ストラップや根付もここにあります。参観順路内に2ヶ所の特設売店がありますが、売られている内容が少し異なりますので、欲しいものは見つけたらすぐ買うのが失敗しないコツです。

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↓最初に見た建礼門・・・御所内から見ても間違いなく開いています。(^^;)ただし、出入りはできません。建礼門から承明門を通して紫宸殿がど真ん中に見えます。

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恒例の生け花は、総本山仁和寺の御室流(おむろりゅう)、御寺泉涌寺の月輪未生流(つきのわみしょうりゅう)・・・

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大本山大覚寺の嵯峨御流(さがごりゅう) 生け花展示のあるそば、春興殿前広場で、13日(日)に蹴鞠が行われます。蹴鞠は昨秋の公開時に見ています【前ぶろぐ

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紫宸殿の前にはたくさんの人。でも、まだ10時前なので少な目です。混む時は動かないくらい混みます。

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右近の橘と左近の桜。桜は葉が出て見頃終了です。

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中央の天皇の御座「高御座(たかみくら)」↓で、天皇陛下がご覧になる景色は・・・

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こんな景色です!門が開いているので遠くまで見えます。高倉通りかな?

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「小御所(こごしょ)」には、大宋屏風(たいそうのびょうぶ)が展示されています。平安の頃から重要な宮中行事の際によく使用された調度品で、明治元年(1868)紫宸殿で執り行われた五箇条御誓文の儀式の際や、正月早朝に清涼殿で行われた年中行事の四方拝でも使用されたものです。

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「御常御殿(おつねごてん)」は、天皇が日常の住まいとして使用された御殿で、当時の様子がわかるように、人形が展示されています。

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「御三間(おみま)」には杉戸絵「寿老人」「鶴」が展示されています。杉戸絵の新しいものはこんなにきれいなのですね~。

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「御学問所(おがくもんじょ)」は、手前の植木が変わった気がします。

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御所内のしだれ桜はすでに見頃を終了していますが、八重桜が咲き始めていました。

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見学終了後、俵屋吉富さんの茶店でお抹茶を頂きました。(500円)*誰でも飲みやすいように薄めです。(^^;)

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周辺には、京都のお土産の特設店がたくさん出ています。

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御所周辺の遅咲きの桜が見頃でした。

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「御所御車返し桜」も満開でした。後水尾天皇が外出時にあまりの美しさに御車を返されて鑑賞された事からこの名がついています。

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よく混同されますが「御車返し」は別の品種だそうです。ただの御車ではダメなのね・・・。(^^;)写真クリックで拡大。御車返し桜は、常照皇寺前ぶろぐ】・地主神社前ぶろぐ】のものを紹介しています。説明文が照合しない点がありますが、諸説あるのかな~?いずれにしても、美しさに何度も戻って桜を眺める気持ちはよくわかります。

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京都御所一般公開 http://www.kunaicho.go.jp/event/kyotogosho/kyotogosho.html

公開は4月9日(水)から4月13日(日) 開門9:00 閉門15:30 入場無料 拝観所要時間:御所内は30~40分です。宜秋門(ぎしゅうもん)から参入し、清所門(せいしょもん)から退出です。

駐車場500円:いつもの中立売御門から入る駐車場は一般乗用車は使用できません。烏丸通りを南下し、出水口から入る臨時駐車場があります。寺町通り側の駐車場は使用できますが、時間によって加算されますので、臨時駐車場の方が安く上がると思います。京都御所一般公開は、毎回出かけています。 13秋 13春 12秋 12春 11秋 11春 10秋 10春09秋 09春08秋  07秋  07春

「出水の小川」周辺の八重桜は咲き始めているものもありましたが、見頃は来週になってからのようです。ここは御苑内に「母子で水にふれあう場」として整備された100mほどの人工の小川です。地下からくみ上げた井戸水が、浅い小川となって木陰を流れ、夏には水遊びをする子供達でいっぱいです。

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京都御苑 http://www.env.go.jp/garden/kyotogyoen/index.html

 

 

 





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