まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

第50回記念 京都非公開文化財特別公開「清浄華院」

2014年11月06日 | 京都市上京区

先日、第50回京都非公開文化財特別公開中の「清浄華院(しょうじょうけいん)」へ行ってきました。京都御苑の東側、廬山寺の並びにあります。

清浄華院は、浄土宗八総大本山の1つで、京都四箇本山の一つです。貞観2年(860)、清和天皇の勅願により、天台宗の慈覚大師円仁が宮中に禁裏内道場として建立したのが始まりです。清浄華院という名前は「浄土に咲く蓮の華のように、清らかな修行ができる場所」という願いを込めて名づけられたそうです。

あまり観光寺院という感じがないので、訪ねるのは初めてです。(普段は自由参拝できると思います)受付を済ませてから参拝します。(特別拝観料:大人800円、中高生400円)*清浄華院の公開は11月7日までです。

堂内には様々な寺宝が展示されています。平成24年に国宝に指定された「阿弥陀三尊像」も、ガラス越しですが間近で見ることができます。

中国南宋時代(平安後期)の仏画で、足利将軍家が珍蔵していた名品の一つだったそうです。通常は京都国立博物館に委託保管されているそうです。写真は看板を撮影したものです。

その他にも、泣不動の絵巻や貴重なものがたくさん展示されています。通常は入場できない内陣にも入れます。猫が描かれている珍しい涅槃図もありました。*通常涅槃図には猫が描かれません。理由は、木に引っかかった薬袋をお釈迦様のためにネズミが取りにいこうとしたら、猫が邪魔をしたため、お釈迦様が薬を飲めずに亡くなられたなど諸説あります。

お茶室「清華亭」でお抹茶を頂きました。 (500円)

お菓子は、老松さんの特注のもので、落雁の中に大徳寺納豆が入っています。

お茶室からは、京都庭園室・小埜雅章氏の作庭の「光明徧照の庭」を臨むことができます。右下写真は境内にある石碑です。もみじが色づいていました。

清浄華院 http://jozan.jp/index.php

京都古文化保存協会 http://www.kobunka.com/index.html

第50回記念京都非公開文化財特別公開について【こちら



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