まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

第35回京の夏の旅「相国寺」へ行ってきました!

2010年08月02日 | 京都市上京区

今日は「第35回 京の夏の旅 文化財特別公開」相国寺へ、まじくんと行ってきました。京の夏の旅は、普段は見学できない文化財が特別公開されます。相国寺(しょうこくじ)は、足利三代将軍義満が夢窓疎石を開山として創建した臨済宗相国寺派の大本山です。

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受付で拝観料(大人:600円 小学生:300円)を支払い、最初に法堂(はっとう)から見学します。法堂は、慶長10年に豊臣秀秀頼が再建した現存する最古のものです。天井には狩野光信筆の天井画「蟠龍図(ばんりゅうず)」が描かれています。堂内で手をたたくと、反響音が龍の鳴き声のように聞こえる「鳴き龍」として有名です。まじくんは、ガイドさんに教えられた位置で何度も手を叩いては、龍の声を楽しんでいました。

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その後、方丈へ移動しました。なお、方丈の庭から見える大きな堂が法堂です。(写真左下)とても大きな建物ですが、実際の天井画が描かれているのは1層めの屋根の高さで、その上には、建物をより大きく見せるように大きな屋根がそびえています。この高さが鳴き龍を生むのかもしれませんね。方丈前の庭は白砂が敷かれているだけの平庭です。シンプルゆえに美しさを感じます。また、方丈室内には江戸時代、法華経の経文によって描かれた観音菩薩の軸が掛けられています。輪郭やお顔などすべて経文で描かれていて、その細かさに驚きです。*室内は写真撮影はできません。

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方丈の裏庭は、深山幽谷を表した枯山水があります。方丈をぐるーっとまわると、庭がまったくちがいます。方丈内には、素晴らしい襖絵がたくさんありますが・・・残念ながら本日は行事のため開け放たれていて襖絵を見ることができませんでした。しかし、座禅の設えが珍しかったです。

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象の描かれた板戸があります。これは写真撮影OKとの事でした。象を見たことのない絵師の白い象の絵・・・私がお庭を見ている間、まじくんはスケッチしていました。完成した絵は【お絵かきぶろぐ】にて。

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相国寺 http://www.shokoku-ji.or.jp/shokokuji/index.html

「第35回 京の夏の旅 文化財特別公開」相国寺の公開は8月10日までです。

拝観料:大人600円 小学生300円 所要時間:30~40分 一般駐車場なし

この後は、同じく特別公開中の「瑞春院」へ行きました。次のぶろぐにて。「第35回 京の夏の旅 文化財特別公開」は以前祇園閣をご紹介しています。【前ぶろぐ】にて。